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お通夜式で行う喪主の挨拶の内容はどうすればいい?気を付けるポイントとは?


お通夜式で行う喪主の挨拶の内容はどうすればいい?気を付けるポイントとは?

喪主の大切な役割の1つに、「お通夜式での挨拶」があります。ご遺族の代表としてご会葬くださった方々に失礼がないように挨拶をするにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。やるべきことが多く、責任と悲しみで混乱されている中ではありますが、ご会葬くださった方々に失礼のないようにしたいものです。

この記事では、ご遺族代表として困らないためにも、お通夜式での喪主の挨拶のポイントについてご説明します。

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喪主の挨拶時におけるマナー

ご葬儀における挨拶には様々なマナーが存在しています。特にご遺族の代表として喪主を務める場合、挨拶の内容だけでなく、言葉選びに気を配り、挨拶の長さを調整した方がよいでしょう。 以下で、ご会葬者の方々へ喪主として挨拶をする時に気をつけたい内容について見ていきましょう。

「忌み言葉」の使用は避ける

喪主の挨拶において特に気を付けなければならないのは、「忌み言葉」になります。なお、忌み言葉については喪主の挨拶だけでなく、ご葬儀だけでなく弔事全般において使用してしまうと大変失礼にあたってしまう言葉になります。

<忌み言葉の例>

重ね言葉
重ね重ね(かさねがさね)/益々(ますます)/度々(たびたび)/重々(じゅうじゅう)/次々(つぎつぎ)/再三(さいさん)/いよいよ/くれぐれも/かえすがえす など
繰り返しが連想されることば
続く/引き続き/再び/再々/次に/なお/また/追って/追いかける など
直接的な表現
死亡/逝去/死ぬ/生きる/存命中/自殺 など
不吉な表現
浮かばれない/大変なことになる/消える など
宗教・宗派で使っていけない言葉は避ける
  • 神式やキリスト教式の場合・・・成仏/供養/往生などの仏式の表現
  • 浄土真宗の場合・・・霊前/冥福など

挨拶は簡潔にまとめる

喪主の挨拶は、1~3分を目安に簡潔にまとめるようにします。ただし、短すぎるのも失礼になってしまいますので注意しましょう。

紙を見ながらでも問題ない

「挨拶は事前に全て覚えておかないといけない」と考えていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、用紙を見て話しても問題ありません。

お通夜式における挨拶のタイミングと文例

喪主がお通夜式で挨拶をするタイミングは、一般的に司式者による読経やご会葬者の焼香が全て終わった時と通夜振る舞いの前に行います。ただし、通夜振る舞いは地域によって行われないこともあるので、その場合はお通夜式の会場受付で挨拶をすることもあります。

以下で、喪主が挨拶を行うタイミングごとの文例をまとめましたのでご参照ください。

お通夜式が終わった場合のタイミング

お通夜式が終わった後に行う挨拶では、「弔問に対するお礼」「生前の厚誼に対するお礼」「通夜振る舞いの席のご案内」「ご葬儀・告別式のご案内」の順で話しましょう。

<例文>

皆様、本日は大変お忙しい中、亡き父のためにお越しくださいまして、誠にありがとうございました。

父は長く持病であった肺炎の悪化があり、3週間前より入院をいたしておりましたが、昨日午後●時●分に息を引き取りました。享年●歳でございました。

「まだまだ長生きして孫と過ごして欲しかったな」という気持ちは強くありますが、亡くなる直前まで趣味であるカメラと山歩きを楽しんだ仲間も多く、とても幸せな一生であったと感じております。

皆様におかれましては生前いただいたご厚意に、深く感謝を申し上げます。

父の存命であった頃の話などぜひお聞かせ願えればと思いまして、別室にささやかではありますがお食事をご用意しております。

お時間がお許しでしたら、ぜひお召し上がりいただけたらと存じます。

なお、葬儀・告別式は明日午前10時より、こちらの斎場で執り行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は誠にありがとうございました。

通夜振る舞いが始まる前

通夜振る舞いが始まる時に喪主の挨拶をする場合もあります。なお、「乾杯」や「お開き」などは祝いの席で用いられる言葉になりますので喪主の挨拶には適しませんので注意しましょう。

<例文>

皆様、本日はお忙しいところ父のためにお時間を頂戴しまして、誠にありがとうございました。

父もあの世でさぞや喜んでいることと思います。

人が好きで、いつも周りに冗談を言って笑顔にしていた父ですので、どうぞしめっぽくせずに皆様ごゆっくりお過ごしいただければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

通夜振る舞いを終わった後

通夜振る舞いが終わった時に喪主の挨拶をする場合もあります。ここでも先述したように「乾杯」や「お開き」などの言葉は用いないようにしましょう。

<例文>

皆様、本日は突然のことにも関わらず弔問してくださりまして、本当にありがとうございました。

5年前に逝きました父と再会した母も、皆様のお気持ちにさぞかし喜んでいることと思います。なによりの供養になったことと感じております。

まだまだごゆっくりお過ごしいただきたいところではございますが、何分ご遠方の方もいらっしゃいまして、この辺で本日は終了させていただきます。

葬儀・告別式は明日の午前●時から、このセレモニー浦和ホールで執り行います。

ご都合がよろしいようでしたら是非お見送りください。

夜も更けてまいりましたので、皆様どうぞお足元にお気をつけてお帰りください。

本日は誠にありがとうございました。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

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