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【例文つき】喪中見舞いとは?送るタイミングやハガキの選び方、書き方を解説


【例文つき】喪中見舞いとは?送るタイミングやハガキの選び方、書き方を解説

例年年賀はがきをやり取りされている方にご不幸があった場合、年末近くに「喪中はがき」が届きます。その場合、年賀はがきの代わりとして「喪中見舞い」をお送りするのが一般的なマナーです。

この記事では、喪中見舞いをお送りするタイミングやはがきの選び方など、基本的なマナーをご紹介します。また、お悔やみの品の選び方についてもご説明しますので、ぜひご一読ください。

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喪中見舞いとは?

喪中見舞いとは、喪中の方へお悔やみの気持ちを伝えるはがきやお悔やみ状のほかに、お悔やみの品や香典をお送りすることを指します。もちろん、はがきだけをお送りしても問題ありません。以下では、喪中見舞いでお送りできる品物について解説します。

・はがき

喪中見舞いとしてお送りするものとして、一般的になっているのがはがきです。

喪中見舞いはがきと似ているものとして、喪中を迎えられた方から送られる「喪中はがき」がありますが、双方の違いはどちらがはがきをお送りするのかという点になります。喪中はがきが喪中を迎えられた家の方が送られるのに対し、喪中見舞いはがきは故人様と親交があった方が喪中を迎えられた家に送ります。

・お悔やみの品

喪中見舞いでは、はがき以外にもお悔やみの品をお送りすることもあります。お送りする品物は、基本的にご葬儀などの際に持参する品物とあまり変わりはなく、お仏壇に飾れる花・線香やギフト券・花券などが一般的です。なお、喪中見舞いにお悔やみの品をお送りする場合は、必ず手紙を添えるようにしましょう。

喪中見舞いとして品物を送る場合は、送られた相手が負担にならない金額の品を選ぶようにするのがよいですが、地域や宗教宗派によって喪中見舞いの品物が決まっていることもありますので、お送りする前に念のためにご近所の方やご親族の方に確認をしておくとよいでしょう。

・香典

喪中見舞いでは、香典をお送りすることもできます。香典をお送りする際は、現金が入った不祝儀袋のほかに喪中見舞いの手紙を添え、「現金書留用の封筒」を使用してお送りしましょう。住所と氏名に関しては、不祝儀袋と現金書留用の封筒の両方に記載しましょう。

喪中見舞いと寒中見舞いの違い

喪中見舞いと似ている言葉に「寒中見舞い」があります。それでは、「喪中見舞い」と「寒中見舞い」の違いはどのようになっているのでしょうか。

双方の違いとして挙げられるのが、「お悔やみの品や香典を送るかどうか」と「喪中見舞いを送るタイミング」の2点です。

寒中見舞いがお悔やみの品や香典を必要とせず、「松の内(1月7日)から立春(2月4日)まで」にお送りするのに対し、喪中見舞いはお悔やみの品や香典を送ることができ、喪中はがきが届いたら遅くとも年内にはお送りすることになります。

喪中見舞いを送るタイミング

前提として、喪中見舞いを送るタイミングに明確なルールはありません。しかし、お悔やみの気持ちをお伝えするものであることから、できるだけ早く送るのが好ましいとされています。

一般的に、喪中はがきは12月中旬までに届きますので、可能であれば年内には届くように送るのが好ましいです。もし年内に送れなかった場合には、寒中見舞いとしてお悔やみの言葉を伝えるのが通例です。

喪中見舞いで品物を送る場合の選び方・金額相場

喪中見舞いでは、はがき以外にお悔やみの品をお送りする場合もあります。特に決まりはありませんが、一般的によく選ばれているのは花や線香など、お仏壇に飾れるものです。

そのほかにも、昔からの定番であるお菓子やお茶をはじめ、故人様が好きだった品物をお送りする場合もあります。喪中見舞いの金額相場はまちまちですが、受け取る側が負担を感じない3,000〜5,000円程度が一つの目安とされています。

喪中見舞いで送る「はがき」について

喪中見舞いではがきをお送りする場合、はがきの内容や仕様はどうすればよいのでしょうか。一般的には、以下のような内容を記載します。

●挨拶:「喪中見舞い申し上げます」の文言

●喪中はがきをお送りいただいたことへのお礼

●故人様に対するお悔やみの言葉

●ご遺族への慰めや励ましの言葉

●年賀状を控える文言

必要に応じて

●ご不幸を知らなかったことへのお詫び

●誤って年賀状をお送りしてしまったことへのお詫び

喪中見舞いではがきをお送りする場合には、はじめに題字もしくは喪中はがきをいただいたことへのお礼の言葉を記します。その後にご遺族の気持ちに寄り添いつつ、お悔やみの言葉や励ましの言葉を添えるのが基本です。

後ほど喪中見舞いでのはがきや手紙の書き方について解説しますので、そちらも参考にしていただければと思います。

はがきの選び方

喪中見舞いではがきをお送りする場合には、記載する内容だけでなく、はがきの絵柄や使用する切手にも気を配る必要があります。喪中は悲しみを癒やす期間ですので、ご遺族の気持ちに配慮し、デザインは控えめなものを選ぶのが好ましいです。

はがきの絵柄は、胡蝶蘭や山桜、ヤマユリなど白を基調とした控えめなものを選びましょう。使用する切手については、62円の普通切手(ソメイヨシノ)がおすすめです。なお、弔事用の花文様切手の使用は避けるようにしてください。

手紙で代用する場合の選び方

はがきと同様に、手紙をお送りする場合にも、デザインが控えめなものを選ぶのが基本です。一般的に、喪中見舞いのはがきには白い便箋を使用します。

【ケース別】喪中見舞いでのはがき・手紙の書き方と文例

喪中はがきと同様に、喪中見舞いにも「時候の挨拶や頭語は不要」「忌み言葉の使用を避ける」「句読点を使用しない」などのマナーがあります。これらのマナーをふまえた上で、ご遺族の気持ちに寄り添った言葉を添えることが大切です。

以下では、喪中見舞いのはがきや手紙の文例を、3つのケースに分けてご紹介します。

ご不幸を喪中はがきで知った場合

ご不幸を喪中はがきで知った場合は、以下の例文を参考に文章を作成してみましょう。

【ご不幸を喪中はがきで知った場合の例文】

このたびはご丁寧なご挨拶状をありがとうございました

ご逝去を存じ上げず お悔やみも申し上げず失礼いたしました

〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます

心ばかりですが〇〇を贈らせていただきますのでお供えいただければ幸いです

服喪中と存じ 新年の挨拶は控えさせていただきます

皆様 どうぞお体を大切に新しい年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます

ご葬儀に参列して、喪中はがきもいただいた場合

ご葬儀に参列して、喪中はがきもいただいた場合の例文は以下の通りです。

【ご葬儀に参列して、喪中はがきもいただいた場合の例文】

このたびは ご丁寧なご挨拶をいただき ありがとうございました

〇〇様がお亡くなりになられてから〇ヵ月 お寂しい年の瀬をお過ごしのこととお察し申し上げます

ご家族が一人かけたこの冬は寒さもひとしおとお察しいたしますがお体大切に新年をお迎えいただきますようお祈り申し上げます

なお服喪中と存じ 年頭の挨拶は控えさせていただきます

喪中見舞いにお悔やみの品を添えて手紙も送る場合

喪中見舞いにお悔やみの品を添えて、手紙と一緒に送る場合は、以下のように記載するのが通例です。

【喪中見舞いにお悔やみの品を添えて手紙も送る場合の例文】

喪中お見舞い申し上げます

○○様が亡くなられて半年になりますね

○○様のご冥福をお祈り申し上げます

ささやかながら心ばかりの品をお送りさせていただきますので

ぜひとも御仏前にお供えいただければ幸いです

何卒健やかに新しい年をお迎えいただければと存じます

令和〇年〇月〇日

○○ ○○

【人間関係別】喪中見舞いでのはがき・手紙の書き方と文例

喪中見舞いのはがきや手紙は、受け取る方との関係性によって書き方が異なります。記載する内容は大きく変わりませんが、先方に失礼な印象を与えないよう、言葉の選び方に注意しなければなりません。

以下では、喪中見舞いのはがきや手紙の文例を、友人とビジネス関係の方に送る場合に分けてご紹介します。

友人に送る場合

友人から喪中はがきを受け取った場合は、以下のような内容をはがきや手紙にしたためます。

【友人に送る場合の例文】

喪中お見舞い申し上げます

○○様が亡くなられてから間もなく△ヵ月を迎えますね

徐々にではありますが 寂しさが和らげばと心よりお祈り申し上げます

服喪中と存じ 新年の挨拶は控えさせていただきます

ビジネス関係の人(上司・同僚)に送る場合

上司や同僚から喪中の連絡があった場合は、以下のように丁寧な言葉を選ぶように心掛けましょう。

【ビジネス関係の方(上司・同僚)に送る場合の例文】

このたびはご丁寧な挨拶状をありがとうございました

ご挨拶状を拝見して初めて◯◯様のご逝去を知り 大変驚いております

存じ上げず失礼いたしましたことをお許しくださいませ

遅ればせながら謹んでご冥福をお祈り申し上げます

○○様にはご生前大変お世話になり、心から感謝しております

お気を落とされていることかと存じますが、どうぞお体を大切に新しい年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます

お疲れが出る頃かと存じます

どうぞお体を大切にお過ごしくださいませ

本年もご指導いただけますよう 宜しくお願い申し上げます

喪中見舞いで弔問をしても良い?

ここまで喪中見舞いについて解説してきましたが、故人様やご遺族のことを思い、「直接お悔やみを伝えたい」と考える方もいらっしゃいます。喪中見舞いで弔問をしても問題はありませんが、いくつか注意点がありますので、この機会に確認しておきましょう。

お伺いをたててから弔問する

ご葬儀が済んでから間もない場合、ご遺族は心身ともに疲れている可能性があります。そのため、余計な負担を与えることがないよう、お伺いをたててから弔問するのが望ましいです。

また、ご葬儀から時間が経過していても、気持ちが整理できていなかったり、遺品の片付けに追われていたりすることも考えられます。すぐにお悔やみをお伝えしたい気持ちも分かりますが、何よりもご遺族の気持ちが大切ですので、先方の都合に合わせて伺うようにしましょう。

弔問に伺う際のマナー

喪中見舞いで弔問に伺う際は、時間帯や服装などにも注意が必要です。弔問する時間帯に決まりはありませんが、ご遺族の負担にならないよう、朝方や深夜に訪れるのは控えましょう。

服装については平服で問題ありませんが、お悔やみを伝えに行くことが目的ですので、派手な服装は避けるようにします。男性はダークカラーのスーツに白シャツを、女性は黒などの落ち着いた色のワンピースやスーツを着用すれば、失礼な印象を与えることはありません。

また、弔問時には手土産または香典を持参するのがマナーです。よく選ばれている手土産として、線香やお菓子などが挙げられます。香典は弔問する時期によって表書きが変わりますので、日程をよく確認し、書き間違えないよう注意しましょう。

喪中見舞いへのお返し・お礼状は必要?

喪中見舞いとして花や線香をいただいた場合、基本的にお返しは不要とされています。少額のお供え物には、お返しをせずに電話や手紙でお礼の言葉を伝えるケースが多いようです。

一方で、高価な品物や香典をいただいたときには、お返しをした方が良いとされています。お返しの金額相場は、いただいたお悔やみの品や香典の3分の1から半額ほどが一般的です。

明確な決まりはありませんが、喪中見舞いをいただいた際は、言葉や形にして感謝の意を伝えるようにしましょう。

まとめ

喪中見舞いでは、喪中の方へお悔やみの気持ちを伝えるために、はがきやお供え物などを送ります。絶対的なルールはありませんが、一般的に良いとされているマナーは存在しますので、事前に把握しておくことが大切です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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