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【2025年版】大文字焼きとは?いつ開催されるか、京都・奈良・箱根の最新情報を紹介


【2025年版】大文字焼きとは?いつ開催されるか、京都・奈良・箱根の最新情報を紹介 NEW

日本の夏の風物詩として知られる「大文字焼き」は、京都をはじめとするさまざま地域で行われています。長い歴史を持つ伝統行事であることから、「一度は見てみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、大文字焼きの内容から開催情報まで幅広くご紹介いたします。

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大文字焼きとは?

大文字焼きとは、お盆の時期に行われる宗教行事の一つです。指定された山の中腹に、松明の炎で巨大な大の字を描くのが特徴として挙げられます。

大文字焼きはさまざまな地域で行われていますが、その中でも特に有名なのが京都で行われる「京都五山送り火」です。以下では、大文字焼きに込められた意味やその歴史について解説します。

大文字焼きの意味とは?

大文字焼きには「送り火」の意味があります。大文字焼きは仏教行事の一つであり、山腹に送り火(巨大な大の字)を灯すことで、お盆に帰ってきたご先祖様の霊をあの世へ送り出しているのです。

「なぜ大の字なのか」と気になっている方も多いと思いますが、その由来は明らかになっていません。一説によると、大の字は星(五芒星)に見立てたものであり、魔除けの意味があると考えられています。

大文字焼きの由来・歴史

大文字焼きの始まりについては、正確な記録が残っていません。そのため、大文字焼きの由来や歴史にはさまざまな説が存在しています。古い説では平安時代から行われてきたとされていますが、その一方で江戸時代の盂蘭盆会の一環として行われたとも語り継がれているようです。

【2025年版】全国各地で行われる大文字焼き・送り火

ここからは、全国各地で行われる大文字焼き・送り火の開催情報をご紹介していきます。各行事の概要もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、大文字焼き・送り火の日程は、気象条件などによっては変更になる場合があります。加えて、開催予定が未定となっている 行事もあるため、必ず最新情報もご確認ください。下記の内容は、2025年3月7日時点の情報をもとに執筆しております。

京都五山送り火

京都五山送り火は、葵祭・祇園祭・時代祭と並ぶ京都四大行事の一つです。五つの山に「大文字」や「妙法」などの送り火を点火するのが特徴で、これら5つの送り火は京都市登録無形民俗文化財に指定されています。2025年の開催情報は、以下のとおりです。

開催日 8月16日
会場 ・大文字山(大文字)
・松ヶ崎西山・東山(妙法)
・西賀茂船山(船形万灯篭)
・大北山の大文字山(左大文字)
・嵯峨の曼荼羅山(鳥居形)
点火時間 ・大文字山…20:00
・松ヶ崎西山・東山…20:05
・西賀茂船山…20:10
・大北山の大文字山…20:15
・嵯峨の曼荼羅山…20:20

奈良大文字送り火

奈良大文字送り火は、1960年に戦没者慰霊を目的として開始され、今では世界平和を祈る行事としても親しまれています。毎年8月15日に開催されており、高円山(たかまどやま)に灯される大の字の送り火は、奈良公園や平城宮跡など奈良市内各所から見ることが可能です。

現時点では2025年の開催情報が公開されていないため、自治体の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

箱根強羅温泉大文字焼

箱根強羅温泉大文字焼は、箱根三大祭りの一つであり、開催100回を超える歴史あるお祭りです。避暑で箱根に訪れる観光客を楽しませるために始まった祭典で、雄大な大文字焼きの他、打ち上げ花火や盆踊りなどさまざまなイベントが行われます。

現時点では2025年の開催情報が公開されていないため、自治体の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

その他の地域での大文字焼き・送り火

その他の地域で行われる大文字焼き・送り火の開催情報は、以下のとおりです。

雲谷大文字焼き(青森) ・開催日…8月16日
・会場…雲谷(モヤヒルズ)
・主な内容…大文字焼き、花火
平泉大文字送り火(岩手) ・開催日…8月16日
・会場…平泉町内(束稲山)
・主な内容…大文字焼き
大館大文字まつり(秋田) 未定
大島の火まつり(群馬) ・開催日…8月16日
・会場…大島地区
・主な内容…送り火
甲斐いちのみや大文字焼き(山梨) ・開催日…8月16日
・会場…大久保山中腹(東新居地区)
・主な内容…大文字焼き、花火
がんがら火祭り(大阪) ・開催日…8月24日
・会場…池田市
・主な内容…送り火
四万十の大文字の送り火(高知) 未定

大文字焼き(京都五山送り火)の見どころと観賞スポット

数ある大文字焼き・送り火の中で、最も有名なのが京都五山送り火です。ここでは、京都五山送り火の見どころと観賞スポットをご紹介します。

大文字(大文字山)

京都五山送り火で最初に点火されるのが、大文字です。点火場所は京都の東側にある大文字山(如意ヶ嶽)で、他の送り火よりも規模が大きいため、遠い場所からでも優美さを感じられるでしょう。大文字の起源には諸説あり、一説では平安時代に弘法大師が始めたといわれています。

<大文字の観賞スポット>

●鴨川堤・鴨川堤西岸

●京都御苑

●白川通今出川周辺

●鴨川デルタ周辺

妙法(松ヶ崎西山・東山)

大文字に続いて点火されるのが、妙法です。妙の字は松ヶ崎の西山(万灯籠山)、法の字は松ヶ崎の東山(大黒天山)に灯されます。京都ならではの送り火であり、山の麓にある涌泉寺では日本最古の盆踊りとして知られる「松ヶ崎題目踊り」が行われます。

<妙法の観賞スポット>

●妙…北山通、宝ヶ池自動車教習所付近

●法…高野川堤東岸

船形万灯篭(西賀茂船山)

京都の北西部にある西賀茂船山では、船形の送り火が点火されます。この独特の形は、西方寺の開祖である慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)の故事に由来するそうです。

慈覚大師円仁は唐から日本に帰国する際、暴風雨に見舞われました。そのときに「南無阿弥陀仏」を唱えたことで無事に帰国できたという故事から、船形が採用されたといわれています。

<船形万灯篭の観賞スポット>

●鴨川堤東側

●船岡山公園

●北山通

左大文字(大北山の大文字山)

船形万灯篭の5分後には、左大文字が点火されます。点火場所は大北山の大文字山で、以前は篝火(かがり火)を燃やしていましたが、現在はコンクリートの火床が使われています。一斉点火の大文字とは異なり、左大文字は実際の書き順に沿って点火されるのが特徴です。

<左大文字の観賞スポット>

●金閣寺付近

●西大路通

鳥居形(嵯峨の曼荼羅山)

京都五山送り火で最後に点火されるのが、鳥居形の送り火です。五山の中で最も西側にある嵯峨(さが)の曼荼羅山(まんだらやま)に灯されます。

曼荼羅山は高度が低いため、見えにくいのが難点ですが、実はこの鳥居形が最も火床数が多く、その美しさは五山随一ともいわれています。大覚寺の東側にある広沢池(ひろさわのいけ)では灯籠流しが行われ、数多くの灯篭が創り出す幻想的な風景も見どころです。

<鳥居形の観賞スポット>

●渡月橋・松尾橋付近

●広沢池付近

●嵐山公園中之島地区

大文字焼きを観賞する際の注意点

大文字焼きを観賞する際は、以下の3つの点に注意しましょう。

<大文字焼きを観賞する際の注意点>

●歩きスマホをしない(重大な事故につながる恐れがあるため)

●送り火当日に各山に登らない(点火当日の登山は禁止されています)

●河川敷の立ち入りに制限がある場合、警備担当者の指示に従う(安全確保のため)

また、大文字焼きは非常に有名な行事であり、毎年多くの方が訪れます。そのため、混雑を避けたいのであれば、前泊・後泊や駐車場の事前予約なども検討したほうがよいでしょう。

まとめ

大文字焼きはお盆の時期に行われる宗教行事であり、日本の夏の風物詩として広く知られています。その内容は地域によって異なりますが、ご先祖様の霊を送り出すという行事の本質は変わりません。ご先祖様や故人様のご冥福を祈りながら、幻想的な風景や花火などのイベントをお楽しみいただければと思います。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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