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天台宗のお葬式の特徴とは?他の宗派との違いや流れ、マナーを解説


天台宗のお葬式の特徴とは?他の宗派との違いや流れ、マナーを解説

仏教宗派の一つに「天台宗」がありますが、この宗派のお葬式にどのような特徴があるのかご存知でしょうか。天台宗は他の宗派と共通する部分が多いものの、独自の儀式やマナーが存在するため、事前に確認しておくと安心です。

本記事では、天台宗のお葬式の特徴や他の宗派との違い、ご葬儀のマナーについて分かりやすく解説します。

コンテンツ

天台宗とは?

天台宗とは、中国に起源を持つ大乗仏教の宗派です。日本の天台宗の開祖は最澄(さいちょう)であり、総本山は比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)とされています。ここでは、天台宗の概念や特徴について解説します。

天台宗の概念

日本の天台宗は平安時代(806年)に開かれたとされています。平安初の遣唐使として中国に渡った最澄は、仏教の名山である天台山に登って修行を積み、天台教学を学びます。

同年、日本に帰国した最澄は、この天台教学を広めていきました。そして翌年1月に天台法華宗(てんだいほっけしゅう)として認められたのが日本における天台宗のはじまりといわれています。

天台宗は法華経を根本経典とする宗派です。「すべての人々は仏になることができる」という法華一乗の教えを説いており、お葬式では故人様を仏の道へと導くため、天台宗独自の儀式(顕教法要・例時作法・密教法要)が執り行われます。

他の宗派との違い

天台宗では特定の本尊が設けられていません。そのため、本尊は寺院によって異なりますが、一般的には阿弥陀如来を祀ることが多いです。この点は他の宗派との大きな違いといえるでしょう。

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天台宗のお葬式の流れ

ここからは、天台宗のお葬式の流れについて解説していきます。お葬式は突然参列する予定になることが多いため、この機会に基本的な流れを押さえておきましょう。

お通夜

天台宗のお通夜は臨終誦経(りんじゅうじゅきょう)、いわゆる枕経から始まるのが一般的です。そして通夜誦経(つやじゅきょう)へと続き、朝に法華経を、夕方に阿弥陀経を唱えます。

天台宗のお通夜は現世の煩悩を断ち切るための儀式であり、通夜誦経を終えた後、剃度式(ていどしき)を行うのが特徴です。本来は頭髪を剃る儀式ですが、現代では頭部に剃刀をあてることで、剃髪を表現するのが通例となっています。この儀式の際に水やお香を使って故人様の身を清め、その後に戒名を授かるのが基本的な流れです。

ご葬儀・告別式

天台宗のご葬儀は故人様を仏の世界へと送り出すための儀式です。以下の表に、天台宗でよく見られるご葬儀の式次第をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

<天台宗のご葬儀の流れ>

1.導師・式衆入場…僧侶が入場する

2.列讃(れっさん)…起立して声明を唱える(天台宗独自の楽曲に合わせて法具を打ち鳴らす場合もある)

3.光明供修法(こうみょうくしゅほう)…阿弥陀如来を迎え入れる

4.九条錫杖(くじょうしゃくじょう)…杖をふって声明を唱える

5.随法回向(ずいほうえこう)…声明で供養をする

6.鎖龕・起龕(さがん・きがん)…棺の扉を閉じる・起こす儀式を行う

7.奠湯・奠茶(てんとう・てんさ)…故人様にお茶 を供える

8.引導(いんどう)…故人様を送り出す

9.下炬(あこ)…僧侶が松明や線香を持ち、空中に梵字を描いて下炬文を唱える

10.法施(ほうせ・ほっせ)…読経と念仏を唱える(ここで焼香をする)

11.総回向(そうえこう)…回向文を唱えて式を終了する

12.導師・式衆退場…僧侶が退場する

13.出棺…棺を火葬場へと送り出す

また、告別式では喪主が挨拶を行い、その後にご遺族や参列者が順番に焼香を行うのが通例です。焼香のマナーについては、後ほど詳しく解説します。

火葬・納骨

ご葬儀の後は、火葬や納骨を行います。ここまでが天台宗のお葬式の一連の流れになります。

天台宗のご葬儀におけるマナー

ご葬儀のマナーは宗派によって異なります。ここでは、天台宗のご葬儀におけるマナーについて解説します。

服装のマナー

仏式のご葬儀における服装は「喪服」が基本であり、この点は天台宗も同じです。ご遺族は最も格式が高い「正喪服」を、参列者は正喪服の次に格式が高い「準喪服」を着用します。

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香典のマナー

香典のマナーも、他の宗派と特に変わりありません。包む金額に見合った香典袋を用意し、表書きは薄墨で「御霊前」や「御香典」と記載します。香典の金額相場は故人様との関係性やご自身の年齢によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

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焼香のマナー

天台宗の焼香の回数には厳密な決まりはありませんが、一般的には3回行うことが多いです。これはあくまで目安であり、1回で良いとするケースもあるため、臨機応変に対応しましょう。焼香の作法は以下のとおりです。

<焼香のやり方>

1.霊前で合掌礼拝する

2.右手の親指・人差し指・中指を使って抹香をつまむ

3.右手に左手を添えて押しいただき、香炉にくべる

4.焼香後に再び合掌礼拝する

また、お線香を使う場合、本数は3本または1本です。1本の場合は真ん中に、3本の場合は手前に1本、奥に2本立てましょう。

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数珠のマナー

天台宗のご葬儀では「平玉(ひらだま)」と呼ばれる平らな玉を連ねて数珠を使うのが特徴です。合掌時の数珠の持ち方は、両手の親指と人差し指の間にかけ、房を下に垂らした状態で手を合わせます。

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お悔やみの言葉のマナー

天台宗に限らず、お悔やみの言葉を伝える際に「忌み言葉」や「重ね言葉」を使うのはマナー違反です。いずれも不吉なことを連想させる言葉で、弔事の場で使うのは縁起が悪いとされています。

弔事の場で避けるべき言葉 具体例
忌み言葉(不吉な意味を連想させる表現) 終わる、追って、生きていたころなど
重ね言葉(不幸が重なることを連想させる表現) 重ね重ね、ますます、次々など

上記以外にも、縁起が悪いとされる言葉が多くありますので、お悔やみの気持ちを伝える際は言葉選びに注意しましょう。

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天台宗の法事・法要について

他の宗派と同様に、天台宗でも法事・法要が行われます。四十九日の日に納骨を行い、この日をもって忌明けとするのが一般的です。

また、一周忌を区切りとして喪明けとすることが多いようです。三十三回忌以降は身内だけで行うのが通例となっています。

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まとめ

天台宗は顕教(けんぎょう)と密教(みっきょう)の両面をあわせ持つ仏教宗派であり、「誰もが仏になれる」という教えを説いています。他の宗派と共通する部分が多いですが、お葬式の内容やマナーに異なる部分があるので注意が必要です。ご葬儀の風習は地域や寺院によって異なる場合もあるため、その点にも配慮して準備を進めていただければと思います。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
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