株式会社家族葬
tel:0120-321-010
tel:0120-676-001

意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決

知っておきたい家族葬

命日にやってはいけないことと正しい過ごし方|お供え物や服装のマナーを解説


命日にやってはいけないことと正しい過ごし方|お供え物や服装のマナーを解説

故人様が亡くなった日のことを「命日」といい、この日は故人様を偲ぶ日とされています。命日の過ごし方に明確な決まりはありませんが、やってはいけないことはいくつかあるため、注意が必要です。

本記事では、命日にやってはいけないことや一般的な過ごし方について解説します。命日にふさわしいお供え物や服装もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツ

命日とは?その意味と種類

命日は年に一度の「祥月命日(しょうつきめいにち)」と、毎月訪れる「月命日(つきめいにち)」の2種類があります。まずは2つの命日について解説します。

年に一度の「祥月命日」

祥月命日とは、故人様が亡くなった月日のことを指します。この日には一周忌や三回忌といった「年忌法要」を行うのが一般的です。

毎月訪れる「月命日」

月命日とは、故人様が亡くなった日のことです。祥月命日を除いた毎月、つまり年に11回訪れます。月命日は「月忌(がっき)」とも呼ばれており、この日にはお線香をあげるなど、簡単な供養を行うことが多いです。

命日にやってはいけないことは?

命日に関しては、それほど厳しい決まりはありませんが、避けたほうが良いとされていることがあるのもまた事実です。ここでは、命日にやってはいけないことを3つの項目に分けてご紹介します。

お供え物に関するやってはいけないこと

命日に、肉や魚をお供えするのは避けましょう。肉や魚の類は「四つ足生臭もの」と呼ばれており、古くから殺生を連想させるものと考えられているため、お供え物にはふさわしくありません。

また、賞味期限が短い生菓子や食べきれないほどの食品、場所を取る大きなものなどもお供え物には不向きです。定番のお供え物として花がありますが、トゲのある花は殺生を連想させるほか、香りの強い花はご遺族や参列者に迷惑をかける場合があるため、これらも避けたほうが良いとされています。

服装・身だしなみに関するやってはいけないこと

命日は故人様を偲ぶ日であるため、華やかな服装はふさわしくありません。一般的に、命日の行事では地味で控えめな服装にするのが望ましいとされています。

また、匂いが強い香水はご遺族や参列者に不快感を与える恐れがあるため、使用を控えるのが無難です。ご葬儀や法要のときと同じように、周囲に配慮した服装・身だしなみを心掛けましょう。

法要に関するやってはいけないこと

命日の直前に法要の案内状を送るのも、やってはいけないことです。送るタイミングが遅いと、相手のスケジュール調整が難しくなるため、法要当日の1か月前には案内状が届くように手配しましょう。

また、案内状を受け取った場合、期日ギリギリに返信するのは避けるようにします。ご遺族は参列者の人数を把握した上で、法要の準備を進めなくてはならないため、できるだけ早く返信しましょう。

命日にやるべきことは?

前述のとおり、命日の過ごし方に明確な決まりはありませんが、一般的には故人様の供養を行うことが多いです。ここからは、命日にやることを4つご紹介していきます。

法要を実施する

祥月命日では法要を実施することが多いです。例えば、故人様が亡くなってから一年目には一周忌、二年目には三回忌を行います。年忌法要をいつまで行うかは宗派や地域によって異なりますが、一般的には三十三回忌で終えることが多いです。

お墓参りをする

祥月命日にはお墓参りを行うことも多いです。必ず行わなければならないという決まりはありませんが、故人様を偲ぶ日である命日にお墓参りをするのは、日本の風習として根付いています。

仏壇のお手入れを行う

毎月訪れる月命日には、仏壇のお手入れをするのが通例となっています。加えて、故人様にお供えをしたり、お線香をあげたりなど、簡単な供養を行うことが多いようです。

卒塔婆供養を行う

命日(年忌法要)では、卒塔婆供養を行うケースも多く見られます。卒塔婆供養とは、細長い木の板に戒名や経文などを記し、お墓の周りに立てるという追善供養です。なお、浄土真宗では「人は亡くなるとすぐに成仏する」と考えられているため、卒塔婆供養(追善供養)は行いません。

こちらもよく合せて読まれています。

命日ってどのように過ごせばいいの?持参するお供え物の注意点について

故人様のことを思い出して、故人様を弔う日である「命日」。皆さんは、どのように命日を過ご...

詳しく見る

その他命日に関するマナー

最後に、事前に知っておきたい命日に関するマナーを3つご紹介します。ご自身を含めたすべての方が穏やかな気持ちで過ごせるよう、最低限のマナーを押さえておきましょう。

追悼の言葉をかけるときのマナー

命日にかける追悼の言葉は、手短に済ませるのがマナーです。一般的には「謹んでお悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」といったフレーズがよく使われています。

しかし、故人様が亡くなってから数年が経過している場合、上記のようなお悔やみの言葉を使うのはふさわしくありません。このようなケースでは、ご遺族の健康を気遣う言葉などを伝えるのが望ましいです。

また、追悼の言葉をかけるときは、不吉なことを連想させる「忌み言葉」や「重ね言葉」を使わないように注意しましょう。これらの言葉は縁起が悪いとされており、弔事の場で使用するのはタブーとされています。

法要に参列できない場合のマナー

法要に参列できない場合は、できるだけ早く先方に伝えるようにしましょう。なぜなら、法要後には会食を行うことが多く、人数分の食事を用意する必要があるからです。

また、欠席の旨を伝える際は、参列できないことに対するお詫びを述べることも大切なマナーとされています。簡潔に欠席する理由とお詫びの言葉を伝えれば、相手を不快にさせることもありません。

お供え物の金額相場について

命日にお供えする品物の金額は、故人様が遠縁や友人の場合は3,000〜5,000円、近縁の場合は10,000〜30,000円が相場です。ただし、お供え物の金額相場は故人様との関係性や地域の慣習によって異なるため、信頼できる方に一度相談してみると良いでしょう。

まとめ

命日ではお供え物や服装などでやってはいけないことがあるため、事前に把握しておくことが大切です。本記事でご紹介したマナーは、命日に関するマナーであり、弔事共通のマナーでもあります。いざというときに落ち着いて対応できるよう、この機会にマナーを覚えておくと良いでしょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

初めての方へ

プラン

家族葬が可能なエリア

葬儀の知識

トピックス