お墓がない人が知っておきたい！おすすめの供養方法と注意点を解説

お墓がない人でも供養はできる

はじめにお伝えしたいのは、お墓がない方でも供養はできるということです。詳細は後述しますが、日本には散骨や手元供養など、さまざまな供養方法が存在します。

そもそもお墓を建てることは、法律で義務付けられているわけではありませ ん。お墓はあくまでも供養方法の一つであり、近年では故人様の意思やご家庭の事情などを考慮し、別の供養方法を選択する方が増えてきています。

お墓がない場合の供養方法5選

お墓がない場合の主な供養方法としては、以下の5つが挙げられます。

それでは、上記5つの供養方法について詳しく見ていきましょう。

永代供養墓

永代供養墓とは、霊園や寺院などの墓地管理者がご遺族に代わり、遺骨の管理・供養をしてくれるお墓のこと です。墓石や墓地の購入費用がかからず、お墓の管理・供養を管理者に一任できるため、ご遺族の負担を軽減できます。

なお、「永代」という言葉が使われていますが、遺骨の安置には期限が設けられていることがほとんど です。安置期間は契約する施設やプランによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

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納骨堂

納骨堂とは、遺骨を安置するためのスペースを備えた施設のこと です。屋内には骨壷のまま安置できるスペースが用意されており、個人・夫婦・ご家族などさまざまな単位で利用できます。

永代供養墓と同様に、お墓を建てる費用がかからず、遺骨の管理・供養を施設に一任できるのが大きな特徴 です。納骨堂も安置期間が決まっており、最終的には合祀されます。

散骨

散骨とは、粉末状にした遺骨を海や山などの自然に撒く供養方法 です。いわゆる自然葬の一種とされており、日本に古くから伝わる「自然に還る」という思想を体現できます。

新しい供養方法として注目されている散骨ですが、特定の場所で行わなければならないなど、さまざまな制約があるのもまた事実 です。そのため、散骨は専門業者に依頼するのが一般的となっています。

株式会社家族葬では、専属のスタッフと最新設備を搭載したクルーザーで行う「おまかせ海洋散骨プラン」をご用意しております。お電話1本で安心・安全な海洋散骨をご提供いたします ので、海への散骨をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

手元供養

手元供養とは、遺骨を自宅や身近なところで管理・供養するという方法 です。故人様の遺骨を手元に残せるため、「いつまでも大切な人を身近に感じていたい」「お墓に通うのが難しい」といった方におすすめ できます。

手元供養にはさまざまな方法があり、骨壷をそのまま安置する方もいれば、遺骨をアクセサリーに加工する方もいらっしゃいます。特別な手続きが必要なく、費用面での負担が少ないのも特徴です。

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樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を用いる供養方法です。代表的な自然葬の一つであり、遺骨を木の根元や森林の中に埋めることで、自然への回帰を実現しています。

また、墓石や墓地を必要とせず、自然をそのまま活用するため、環境にやさしい供養方法 としても注目されています。自然との一体感を求める方や、ご家族にお墓の継承・管理などの負担をかけたくない方は、樹木葬を検討してみると良いでしょう。

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お墓を持たない供養を選ぶ際の注意点

ここからは、お墓を持たない供養を選ぶ際の注意点について解説していきます。以下の内容も参考に、適切な供養方法を選択しましょう。

どの方法も一定の費用がかかる

前述のとおり、日本にはさまざまな供養方法がありますが、いずれも一定の費用がかかります。例えば、霊園や寺院に永代供養をしてもらう場合、100,000〜1,500,000円程度の費用がかかることが一般的です。

なお、お墓を建てる費用は1,000,000〜3,500,000円が相場とされています。どの方法も一定の費用がかかりますが、お墓を持つ場合と持たない場合を比べると、お墓を持たないほうが費用負担は少ないです。

家族と話し合い同意を得る

お墓がないことで、家族間で供養方法について意見が割れることもあります。無用なトラブルを回避するためには、ご家族としっかり話し合い、同意を得ることが大切 です。

また、お墓を持たない供養の中には遺骨が残らないものもあります。加えて、一度合祀をしてしまうと、故人様の遺骨を取り出すことができなくなってしまうため、将来を見据えて供養を選択することも重要です。

遺骨を埋葬できる場所は決められている

日本の法律では、遺骨を埋葬できる場所が決められています。遺骨を埋葬できるのは「都道府県知事の許可を受けた墓地・区域」のみです。庭や私有地に埋葬したり、遺骨を捨てたりするのは法律で禁止されているため、適切な方法で埋葬・供養するようにしましょう。

お墓がないことのメリット・デメリット

最後に、お墓がないことのメリット・デメリットを簡単にご紹介いたします。以下の表に、特筆すべきメリット・デメリットをまとめましたので、供養方法を選ぶときの判断材料としてお役立てください。

まとめ

本記事では、お墓がない方におすすめの供養方法を5つご紹介しました。いずれもお墓と比べると、経済的な負担が少なく、管理の手間がかからないという魅力があります。

一方で、お墓以外の供養方法に抵抗感を覚える方も少なくありません。供養に対する考え方は人によって異なるため、ご家族や親族と相談しながら、最適な供養方法を選択しましょう。