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七回忌の服装は平服でOK?男性・女性・子どもの着用マナーを解説


七回忌の服装は平服でOK?男性・女性・子どもの着用マナーを解説 NEW

七回忌とは、故人様の命日から6年後に行われる法要です。年忌法要の服装は回を重ねるごとに簡略化されていきますが、七回忌にはどのような服装で参列するのが望ましいのでしょうか。

本記事では、七回忌における服装や、身だしなみの注意点について解説します。服装以外のマナーにも触れていますので、法要に参列する際の予備知識としてお役立てください。

また、別の記事では七回忌について詳しく解説しています。法要に必要な準備や当日の流れなどが知りたいという方は、こちらもあわせてご覧ください。

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七回忌の服装は略喪服(平服)が基本

七回忌の服装は、ご遺族・参列者のどちらも「略喪服(平服)」が基本です。これは喪中の期間が大きく関係しています。

仏教では一周忌をもって喪明けとするのが一般的であり、喪が明けるまでの法要では喪服を着用するのが通例です。その点、七回忌は喪が明けてからかなりの時間が経っているため、少し格式を落とした略喪服を着用するのが望ましいとされています。

正喪服、準喪服との違い

喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があります。以下の表に、それぞれの着用シーンや該当する服装などをまとめましたので、どのような違いがあるのか確認してみましょう。

項目 着用者 着用シーン 服装
正喪服 ・喪主(施主)
・三親等までのご遺族
・ご葬儀
・三回忌までの法要
【男性】
モーニング、紋付羽織袴

【女性】
ブラックフォーマル、黒紋付の着物

【子ども】
学校指定の制服(制服がない場合は落ち着いた色の服装)
準喪服 ・喪主(施主)
・ご遺族
・参列者
・通夜
・ご葬儀
・三回忌までの法要
【男性】
ブラックスーツ

【女性】
ブラックフォーマル

【子ども】
学校指定の制服(制服がない場合は無地で落ち着いた色の服装)
略喪服 ・喪主(施主)
・ご遺族・参列者
・三回忌以降の法要 【男性】
ダークスーツ

【女性】
暗い色のワンピースやアンサンブルなど

【子ども】
学校指定の制服(制服がない場合は無地で落ち着いた色の服装)

七回忌は三回忌以降の法要にあたるため、略喪服(平服)で参列しましょう。

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七回忌だからといってカジュアルな服装はNG

年忌法要の服装は回を重ねるごとに簡略化されていきますが、七回忌だからといってカジュアルな服装はNGです。七回忌も追善供養の一つであり、故人様やご遺族にとって大切な儀式であるため、カジュアルすぎる服装は好ましくないとされています。

また、七回忌は身内のみで行うことが多いですが、その場合も略喪服を着用するのが基本です。しかしながら、近年では「和やかな雰囲気で法要を行いたい」などの理由から、あえてカジュアルな服装を指定するケースも珍しくありません。

七回忌での服装

七回忌では略喪服を着用するのが基本ですが、具体的にどのような服を着れば良いのでしょうか。ここからは、男性・女性・子どもに分けて、七回忌に適した服装をご紹介していきます。

男性の服装

男性の場合、七回忌ではダークスーツを着用するのが一般的です。下記のとおり、スーツ以外のアイテムも落ち着いた色やデザインのものを選ぶようにしてください。

項目 七回忌にふさわしい服装
ダークスーツ(黒、紺、グレーなど落ち着いた色のスーツ)
シャツ 白無地のレギュラーカラー
ネクタイ 黒系統でデザインが控えめなもの
ベルト 黒系統でデザインが控えめなもの
靴下 黒系統でデザインが控えめなもの
黒色でシンプルな革靴(ストレートチップ・内羽根式のものがおすすめ)

また、七回忌は弔事であるため、華美なアクセサリーを身につけるのは好ましくありません。男性の場合、結婚指輪やフォーマルな腕時計以外のものは外しておくのが無難です。

女性の服装

女性の場合、七回忌では暗い色のワンピースやアンサンブル、スーツを着用するのが一般的です。男性の服装と同じく、女性の服装もシンプルにまとめるのが基本となります。

項目 七回忌にふさわしい服装
ダークカラーのワンピース・アンサンブル・スーツ
ストッキング 黒色のもの(30デニール以下の薄手のものがおすすめ)
ダークカラーで装飾がついていないもの(ヒールの高さは3〜5cmがおすすめ ※歩行時に音が響かないため)
バッグ 黒色で光沢がないもの(服の色に合わせて統一感を出すのもOK)
アクセサリー 白色または黒色の真珠がついたネックレス(ネックレスは一連が適切 ※二連は不幸が重なることを連想させるため)

なお、七回忌で着用するボトムスは、スカートとパンツのどちらでも問題ありません。スカートを着用する場合は、肌が露出しすぎないように注意しましょう。

妊婦さんの服装は?

妊婦さんの場合、一般的な略喪服を着用するのが難しいかもしれません。仮に着用できたとしても、身体に負担がかかる可能性があるため、マタニティ用の喪服やゆったりとしたワンピースなどを選ぶと良いでしょう。

また、ヒールが低めで歩きやすい靴を選べば、下半身への負担を軽減できるのでおすすめです。これらのアイテムを着用するときも、黒系統でデザインが控えめなものを選ぶようにします。

子どもの服装

子どもに関しては、学校指定の制服があれば、そちらを着用します。制服がない場合は、大人と同じように、黒・紺・グレーを基調としたシンプルな服装を心掛けましょう。

項目 制服がある場合 制服がない場合
学校指定の制服 【男の子】
ダークカラーのジャケットに白シャツなど(なければ普段着でもOK)

【女の子】
ダークカラーのワンピースなど(なければ普段着でもOK)
学校指定の靴 黒色や紺色の革靴(なければスニーカーでもOK)

制服やジャケット・ワンピースなどがない場合は、普段着でも問題ありません。ただし、カジュアルすぎる服装は弔事の場にふさわしくないため、ダークカラーかつデザインが控えめなものを着用するようにしてください。

また、学校指定の靴や黒・濃紺の革靴がない場合は、スニーカーでも問題ないとされています。スニーカーに関しても、弔事の場にふさわしいシンプルなものを選びましょう。

七回忌における服装・身だしなみの注意点

ここでは、七回忌における服装・身だしなみの注意点を4つご紹介します。他の参列者に不快な思いをさせないよう、注意点もしっかり確認しておきましょう。

夏でもジャケットの着用は必要になる

夏は気温が高いため、上着を脱ぎたくなるものですが、法要の最中はジャケットを着用するのがマナーです。半袖で参列するのはマナー違反にあたるため、夏場でも男性はジャケットを、女性はジャケットまたはカーディガンを持参しましょう。

冬はコートの色や素材にも配慮する

冬に行われる七回忌に参列するときは、コートの色や素材にも配慮しましょう。色に関しては、黒や濃紺などのダークカラーであれば、周りの方に失礼な印象を与えることはありません。

また、ファーや毛皮がついているものは殺生を連想させることから、弔事の場にふさわしくないとされています。加えて、裏地がこすれてカサカサといった音がするものも避けたほうが良いとされているため、コートを着用する際はご注意ください。

メイクは片化粧にする

七回忌におけるメイクは「片化粧」が基本です。片化粧とは、必要最低限のメイク、いわゆる薄化粧のことを指します。七回忌は故人様を供養する厳粛な場であるため、服装だけでなく、メイクも失礼のないように心掛けたいものです。

髪は暗い色にする

一般的に、ご葬儀や法要に参列するときは、黒髪であることが望ましいとされています。そのため、髪を染めている方(派手な髪色の方)は、七回忌の当日までに髪色を暗くしておきましょう。

なお、近年では髪を染めている方が多いことから、派手な髪色でなければ黒髪に戻す必要はないとされています。一時的に髪色を変えたい場合は、スプレーを使用すると良いでしょう。

七回忌における服装以外のマナー

七回忌では服装以外にも注意したいポイントがいくつかあります。最後に、七回忌における服装以外のマナーを4つご紹介します。

香典のマナー

七回忌に参列する場合は、香典を持参するのがマナーです。他の法要のときと同じように、香典は袱紗(ふくさ)に包んで持ち運び、渡す直前に袱紗から取り出すようにしてください。

香典の表書きは「御仏前」と書くことが多いですが、これは故人様の宗派によって異なります。加えて、香典の金額は故人様との関係性によって変わってくるため、事前に確認しておきましょう。

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数珠のマナー

仏教のご葬儀や法要に参列するときは、数珠を持参するのがマナーです。しかし、仏教以外の宗教を信仰しているなどの理由で数珠をお持ちでない方は、無理に用意する必要はありません。それでも数珠がないことが気になるという場合は、宗派に関係なく使える「略式数珠」を用意しておくと良いでしょう。

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七回忌におけるお供え物は、お菓子やジュースなど日持ちするものを選ぶのが一般的です。そしてお供え物には「御供」や「粗供養」と記した掛け紙をつけるのがマナーとされています。

お布施のマナー

他の法要のときと同じように、七回忌でもお布施を包んで僧侶にお渡しします。七回忌のお布施の金額は10,000〜50,000円が相場ですが、寺院との関係性や今までの法要で納めてきた金額などにより、相場が変わる点にはご留意ください。

なお、お布施に使用するお札は旧札・新札のどちらでも問題ありません。お札の向きに関しても、特に決まりはありませんが、向きをそろえて包むのが最低限のマナーです。その他、表書きは濃い墨で書いたり、僧侶に渡すときは切手盆や袱紗にのせたりといったマナーがあります。

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まとめ

七回忌の服装は略喪服(平服)が基本ですが、近年ではカジュアルな服装を指定するケースも増えてきています。いずれにせよ、七回忌がお悔やみの場であることに変わりはないため、その場に適した服装や身だしなみで参列することが重要です。本記事でご紹介したポイントも参考に、七回忌の服装を整えてみてください。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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