バケットリストとは?意味や作るメリット、目標や夢の書き方を解説
この世から旅立つときに、「幸せな人生だった」と思えるような時間を過ごしたいと、誰もが望んでいることでしょう。自分を見つめ直し、より良い人生を実現したいという方は、バケットリストを活用するのがおすすめです。
本記事では、バケットリストの意味をはじめ、作成するメリットや書き方のポイントについて解説します。効果的な活用方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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バケットリストとは?
バケットリストとは、生きているうちにやっておきたいことをリスト化したものです。ここでは、バケットリストの意味や由来など、基本的な知識をご紹介します。
バケットリストの意味・由来
バケットリストは生きているうちにやりたいことをまとめたものです。このリストには、今すぐできることから将来実現したいことまで、自分が思うままに記述します。
バケットリストの由来は、英語のスラングである「kick the bucket(日本語で「死ぬ」という意味を持つスラング)」だといわれています。2007年にアメリカで映画「最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)」が公開されたこともあり、多くの方がバケットリストの作成に取り組むようになりました。
遺言書やエンディングノートとの違い
遺言書とは、所有する財産を誰にどれだけ譲りたいかを指定する書面のことです。バケットリストと比べると、その用途はまったく異なります。
もう一つのエンディングノートとは、万が一のことを想定し、病気の際の治療方針やご家族への感謝の気持ちなどを書き留めておくノートです。バケットリストは自分の目標や夢をまとめるためのものであり、エンディングノートは自分の情報や思いを残すためのものという違いがあります。
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詳しく見るバケットリストを作るメリット
近年、バケットリストを作成する方が増えてきていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、バケットリストを作るメリットについてご説明します。
前向きな気持ちになれる
バケットリストを作成し、改めて目標や夢を確認することで、「自分の思いを大切にしよう」という前向きな気持ちになれます。人は本当にやりたいことを考えたとき、心がワクワクするものです。同時にやりたくないこともはっきりするため、気持ちが下がるような行動を減らせるというメリットもあります。
自分自身と向き合える
バケットリストを作成するときは、自分の希望や願望、これからの人生について真摯に向き合うことになります。率直な気持ちを書き起こすことで、本当の自分と向き合える点もメリットです。
具体的な将来像をイメージできる
自分の目標や夢をリスト化することで、具体的な将来像をイメージできるようになります。理想とする自分の姿が明確になれば、これから何をすべきかがはっきりして、より充実した日々を送れるようになるかもしれません。
バケットリストを書く際のポイント
バケットリストは自分の目標や夢を書いていくだけなので、誰でも簡単に作ることができます。書き方のポイントを押さえておけば、作業がスムーズに進み、見返しやすいリストを作成できるでしょう。ここでは、バケットリストを書く際のポイントを7つご紹介します。
素直に希望を書く
バケットリストを作るときは、率直に希望を書くのがポイントです。このリストはご自身の人生を充実させるためのものであり、本当の自分と向き合うためのものでもあります。
「好きなアニメのフィギュアをそろえたい」「巨万の富を築きたい」など、どのようなことでも構いません。やるべきことではなく、やりたいことにフォーカスして、自分の思いを書き記しましょう。
実現するかどうかは度外視する
前述のとおり、バケットリストは自分がやりたいと思うことをまとめるものです。そのため、実現するかどうかについてはあまり深く考えず、思いつくままにチャレンジしたいことを書いていきましょう。
小さなことでも書き出してみる
一口に「やりたいこと」といっても、すぐに叶えられるものから、ハードルが高い大きな夢までさまざまです。バケットリストを作る際は、どんなに小さなことでもまず書き出してみましょう。小さな願いは叶えやすいため、チャレンジ行動の習慣化や成功体験の積み重ねにつながります。
テーマやカテゴリー、優先順に分けて書く
いざやりたいことを書くとなると、なかなか思いつかないこともあるでしょう。そのような場合は、具体的なテーマやカテゴリーに分けることで、自分の考えが整理しやすくなるかもしれません。
●行ってみたい場所
●チャレンジしたいこと
●欲しいもの
●会ってみたい人物
●学んでみたいこと
●やってみたい仕事
●家庭に関すること
●健康に関すること
●暮らしに関すること(住居やライフスタイルなど)
また、優先順位に分けて書くのもおすすめです。この方法であれば、本当にやりたいことが見つかりやすくなり、さらに実現に向けての計画も立てやすくなります。優先順位を設定する場合も、現実的なベースではなく、やりたいことベースで順位づけすることが大切です。
「〜する」と言い切る
自分の希望や願望を書くとき、「ハワイに行きたい」「お金持ちになりたい」というように、「〜したい」と書いてしまいがちです。この書き方も間違いではありませんが、バケットリストではあえて「〜する」と言い切る形で書くのがおすすめです。断言することで、自分の希望や願望に対する本気度が増し、結果として実現しやすくなるでしょう。
期限を決める
バケットリストを作成したものの、何も達成できていないという声もよく聞かれます。あらかじめやりたいことに期限を設けておけば、その制限による刺激から行動に移しやすくなるのでおすすめです。
写真なども貼って視覚的に表現する
バケットリストに写真を貼ったり、イラストを描いたりすることで、自分の目標や夢がよりイメージしやすくなります。例えば、行きたい国の写真や地図、パンフレットなどを貼りつければ、その国にいる自分の姿がイメージしやすくなるでしょう。バケットリストの作成方法に明確なルールはないため、写真やイラストなどの活用もぜひ検討してみてください。
バケットリストの書き方・記入例
バケットリストの書き方に、決まった順序は存在しません。まずは思いついたことから書き始めましょう。とはいえ、なかなかやりたいことが思いつかない場合もあるかもしれません。以下の表に、具体的な記入例をまとめましたので、そちらも参考にしてみてください。
項目 | 記入例 |
---|---|
行ってみたい場所 |
・アメリカでスポーツ観戦を楽しむ ・フィンランドでオーロラを見る ・豪華客船で世界一周の旅に出る ・両親と一緒に北海道旅行を満喫する |
チャレンジしたいこと |
・フリーランスのWebデザイナーとして独立する ・自宅を改装してカフェを開業する ・ホノルルマラソンを完走する ・来年までに英検1級に合格する |
欲しいもの |
・新築一戸建て ・燃費の良い車 ・高級ブランドのバッグ ・好きなキャラクターのフィギュア |
自分の将来像 |
・海外で仕事をする ・結婚して家庭を築く ・聞き上手な人間になる |
家庭に関すること |
・週末に子どもや配偶者と過ごす時間を増やす ・家事・育児を分担して夫婦の時間を確保する ・両親との同居を見据えてバリアフリー化する |
健康に関すること |
・晴れた日は毎朝20分歩く ・ダイエットをして5キロ痩せる ・野菜を中心とした食事に切り替える |
書き終わったバケットリストの活用方法
バケットリストを作成したら、あとは実行するのみです。最後に、書き終わったバケットリストの活用方法について解説します。
実現しやすいものから取り組む
バケットリストは行動に移したとき、初めて意味を持つものです。そのため、まずは実現しやすいものから取り組んでみましょう。一つでも目標を達成できれば、充実感や自信を得ることができるはずです。
達成したものにはチェックをつける
達成したものにはチェックをつけるなどして、リストから消していきましょう。チェックした項目が増えるごとに達成感を得られ、モチベーションの向上にもつながります。
また、チェックをつける際に、達成した日にちを書き込んでおくのもおすすめです。そうすることで、目標の達成までに要した期間が分かるため、前向きな気持ちになれます。加えて、次の目標を立てるときにも役立ちます。
定期的に読み返し、内容を見直す
バケットリストを作成したあとは、定期的に読み返し、どの程度やりたいことを成し遂げているか、目標達成に近づいているかを確認しましょう。定期的に達成度を確認することで、モチベーションがさらに高まります。
まとめ
バケットリストの作成は、自分の人生を見つめ直す良いきっかけとなります。大人になってから、他人の目や評価ばかりを気にしてしまい、本当の自分を見失いかけている方も多くいらっしゃることでしょう。この機会にやりたいことをリスト化し、自分らしい生き方を実現してみてはいかがでしょうか。
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