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祖父母のご葬儀には弔電を送るべき?送り方やマナー、文例を解説


祖父母のご葬儀には弔電を送るべき?送り方やマナー、文例を解説

祖父母の訃報を受けたとき、状況によってはすぐに駆けつけられないこともあります。このようなケースでは、身内であっても弔電を送るのが基本です。

本記事では、祖父母のご葬儀に送る弔電について詳しく解説します。事前に知っておくべき送り方やマナーの他、文例も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツ

祖父母が亡くなったら弔電を送るべき?

祖父母が亡くなったとき、どのような場合に弔電を送るのが良いのでしょうか。ここでは、弔電を送るべき状況やタイミングなど、基本的な内容について解説します。

ご葬儀に参列できない場合は必ず弔電を送る

祖父母が亡くなったとき、本来であれば一刻も早く駆けつけるのが理想です。しかし、仕事の予定がある場合や遠方に住んでいる場合など、すぐに駆けつけられないこともあるでしょう。

どうしても都合がつかず、ご葬儀に参列できない場合は、身内かどうかに関係なく弔電を送るようにします。後日時間ができた際には、祖父母のご自宅に伺い、直接お悔やみの言葉を伝えるとより丁寧です。

弔電を送るタイミング・送り先

弔電は、告別式で読み上げられることが一般的です。そのため、できればお通夜までに、遅くともご葬儀が始まる前までには届くように送りましょう。ご遺族の負担にならないよう、早期に発送することをおすすめします。

弔電の送り先は、ご葬儀や告別式が執り行われる会場です。スムーズに弔電を手配するためには、訃報の連絡が届いた際、儀式の日程や会場の住所を早い段階で確認することが求められます。

また、弔電の宛名は故人様ではなく、喪主である点にも注意しましょう。そもそも弔電は喪主に対して弔意を示すものであり、故人様宛に送るのはマナー違反になるため、間違えないように気をつけなくてはなりません。

祖父母のご葬儀に弔電を送る際のマナー

弔電にはさまざまなマナーがあるため、事前に確認しておくことが大切です。ここでは、祖父母のご葬儀に弔電を送る際の基本的なマナーを5つご紹介します。

原則として敬称を使う

弔電は喪主に送るものです。そのため、故人様の名前を出す場合には、原則として敬称を使います。主な敬称は、以下のとおりです。

喪主から見た故人様との続柄 敬称
父親 ご尊父様・お父様・父上様
母親 ご母堂様・お母様・母上様
ご主人様・ご主君様
奥様・奥方様
祖父 ご祖父様
祖母 ご祖母様

押さえておくべきポイントは、喪主から見た故人様との続柄に合わせて敬称を使うことです。例えば、ご自身にとっては祖父であっても、自分の父親が喪主を務める場合は、ご尊父様などの敬称を使います。

ただし、祖父母との関係性が近い場合は、敬称を使わずに「おじいさま・おばあさま」「おじいちゃん・おばあちゃん」といった呼び方をするのが一般的です。無理に敬称を使う必要がないことも頭に入れておきましょう。

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忌み言葉を避ける

弔事の場では、縁起が悪いとされている忌み言葉を避けるのがマナーです。具体的には、以下のような表現が忌み言葉に該当します。

忌み言葉の種類 具体例
生死を直接的に表す言葉 死ぬ、急死、生きていたころなど
不幸・別れを連想させる言葉 終わる、別れる、消える、四(死)、九(苦)など
不幸が続くことを連想させる言葉 再び、追って、続いてなど
不幸が重なることを連想させる言葉(重ね言葉) 重ね重ね、ますます、次々など

なお、忌み言葉は別の言葉に置き換えることができます。例えば、急死は「突然のこと」、生きていたころは「お元気なころ」といった表現に変更可能です。しかし、言い換えが難しい言葉も多いため、基本的にはネガティブな表現を避けるよう意識しましょう。

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宗教・宗派に気をつける

弔電を送る際は、故人様が信仰していた宗教・宗派にも気をつけなければいけません。なぜならば、宗教・宗派によってはふさわしくないとされている言葉があるからです。

例えば、仏教以外を信仰していた方に対して、「冥福」「成仏」「供養」といった仏教用語を使うのは適切ではありません。日本では、お悔やみの言葉として「ご冥福をお祈りいたします」という表現がよく使われていますが、これは仏教の言葉であるため、他の宗教を信仰していた場合は避ける必要があります。

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自分の言葉で書き、気持ちを伝える

弔電の書き方はある程度決まっていますが、なるべく自分の言葉で書き、心のこもった文面にすることも大切です。祖父母との思い出にも触れながら、お悔やみの言葉を添えることで、ご自身の気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。

香典よりも先に届くようにする

弔電と一緒に香典を送ることもありますが、その場合には弔電が先に届くようにしましょう。訃報を受けてから告別式が始まるまでの時間は短いため、特に弔電は急いで送る必要があります。もしも告別式に間に合わない場合は、ご遺族に参列することが難しい旨を伝えて、香典だけでも送ると良いでしょう。

祖父母のご葬儀に送る弔電の文例

最後に、祖父母のご葬儀に送る弔電の文例をご紹介します。以下の内容を参考に、できる限り自分の言葉に置き換えて、心のこもったメッセージを送りましょう。

敬称を使う場合

まずは、敬称を使ったフォーマルな文例をご紹介します。前述のとおり、敬称は喪主から見た故人様との続柄によって変わるため、間違えないように注意しましょう。

<例文>

ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

喪主様をはじめ、ご落胆のことと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。

在りし日を偲び、安らかな旅立ちを心からお祈りいたします。

<例文>

突然の訃報に接し、哀しい気持ちでいっぱいです。

ご母堂様の優しい笑顔は、いつも私に元気をくれました。

今はただご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます。

心よりご冥福をお祈りいたします。

敬称を使わない場合

続いて、敬称を使わない場合の文例をご紹介します。祖父母との関係性が近い場合は、形式にとらわれすぎないことも大切です。以下のように、故人様の人柄や思い出に触れることで、温かみのある文章に仕上がるでしょう。

<例文>

訃報に触れ、悲しみでいっぱいです。いつも優しく接してくれたおばあちゃん。

楽しい話を聞かせてくれたり、美味しい料理を作ってくれたりして、とても嬉しかったことを今でも思い出します。

おばあちゃんのように優しく、力強く生きていきます。

天国から見守っていてください。

まとめ

祖父母の訃報を受けたとき、一刻も早く駆けつけたいものですが、状況によってはそれが叶わないこともあるでしょう。その場合、弔電を送ってお悔やみの言葉を伝えるのが望ましいです。

また、弔電では原則として敬称を使うこと、忌み言葉を避けることなど、多くのマナーがあります。注意すべきポイントを押さえておけば、いざというときもスムーズに弔電を手配できるでしょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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