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30代からできる、終活のやることリスト10選!スムーズに進めるポイントも解説


30代からできる、終活のやることリスト10選!スムーズに進めるポイントも解説

近年では「終活」という言葉をよく耳にするようになりましたが、多くの方は「高齢になってから取り組む活動」と認識していることと思います。しかし、人生は何が起こるか分からないため、若いうちからもしもの場合に備えておくことが大切です。

本記事では、30代からできる終活のやることリスト10選をご紹介します。さらに終活をスムーズに進めるためのポイントについても解説します。

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終活とは?

終活とは、人生の最期を見据えて行う事前準備のこと です。この活動には残されたご家族の負担を減らすため、そしてご自身が残りの人生を自分らしく生きるためという目的 があります。

例えば、生前に身辺整理やご葬儀の準備などをしておくと、残されたご家族の負担を軽くすることができます。いざというときに備えて、医療や介護の意思表示をしておけば、最期まで自分らしい生活を送れるようになる でしょう。人生はいつどこで何が起こるか分からないため、30代の方も少しずつ終活を始めてみてはいかがでしょうか。

30代からできる!終活のやることリスト10選

ここからは、30代からできる終活のやることリスト10選をご紹介していきます。「何から始めれば良いのか分からない」と悩んでいる方も、以下のやることリストを参考に少しずつ終活を進めていきましょう。

①エンディングノートを作成する

エンディングノートとは、ご自身の死後に備えて必要な情報を書き留めておくノートのことです。「終活ノート」とも呼ばれており 、一般的には以下のような情報を記載する方が多く見られます。

<エンディングノートに記載する主な内容>

●ご自身の基本情報(本籍地や年金証書など)

●財産・資産に関する情報(通帳・印鑑の保管場所など)

●ご葬儀の希望(ご葬儀の形式や参列者など)

●ご家族への想い(感謝のメッセージなど)

なお、エンディングノートの書き方に決まりはない ため、30代で忙しい日々を過ごしている方も気軽に始めることができます。エンディングノートについては、別記事で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

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②遺言書を作成する

法的拘束力のある遺言書を作成しておけば、遺産相続におけるトラブルを回避できます。遺言書には決められた形式があり、一般的には被相続人が自筆で書く「自筆証書遺言」や、公証人が遺言者の真意を文章にまとめる「公正証書遺言」を作成することが多い です。

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③相続税対策を行う

30代から相続税対策を行えば、相続人にかかる税負担を抑えられます。例えば、生前に財産をお子さまに贈与し、課税対象財産額を少なくすれば、その分だけ相続税の負担が軽減されます 。相続税を正確に把握したい場合や、相続税対策に必要性を感じた場合には、税理士などの専門家に相談するのがおすすめ です。

④身の回り品を整理する

終活の一環として、身の回りの物品を整理するのもおすすめです。30代から少しずつ不用品を処分しておけば、ご家族が遺品整理で困ることもありません。ものを整理するには体力や判断力が必要になるため、若くて元気なうちに取り組むことをおすすめ します。

⑤口座を整理する

複数の口座を持っている場合、もしものときに備えて整理しておけば、残されたご家族の負担を軽減できます 。なぜかというと、口座の数が少なくなれば、相続の際の名義変更や解約といった手続きの手間が減るから です。加えて、残した口座の情報を伝えておくことも大切 です。

⑥資産を整理する

どのような資産があるのか、どの金融機関を利用しているのかを整理しておけば、ご自身が亡くなった後の手続きがスムーズになります 。改めて自分の資産を見直すことは、今後の人生について考えるきっかけにもなる ため、この機会に一度整理してみると良いでしょう。

⑦デジタルデータやログイン情報を整理する

終活の中で見落としがちなのが、デジタルデータやログイン情報の整理です。多くの方はスマホやパソコン、インターネット上などに大切なデータを保存していると思いますが、残されたデータが原因でトラブルになる ケースも少なくありません。

そのため、残したいデータと残したくないデータに分けたうえで、あらかじめ削除しておくなど整理を進めておきましょう 。ご自身の死後、ご家族が混乱しないよう、IDやパスワードなどの情報をまとめておくことも大切 です。

⑧医療や介護について検討する

心と身体が元気なうちに、この先どのような医療や介護を受けたいのか決めておくことも重要 です。意思を明確にしておけば、ご自身が希望するサポートを受けられますし、ご家族の混乱も避けられます 。延命措置や臓器提供などの意思表示は、エンディングノートにまとめておくと良い でしょう。

⑨ご葬儀やお墓の準備をする

生前にご葬儀の準備を進めておくのもおすすめです。最近では、ご葬儀の生前予約を受け付けている葬儀社が増えています。元気なうちにご葬儀の準備を進めておけば、納得がいくご葬儀が実現しやすくなるほか、残されたご家族の負担を軽減 できます。

また、お墓の必要性なども検討しておくと良い でしょう。お墓に関することはご家族にも深く関係してきますので、ご自身の希望を伝えるだけではなく、しっかりと話し合うことが大切 です。

⑩身近な場所で人とのつながりをもつ

私たち人間は、人とのつながりで喜びや楽しみを感じやすい生き物 です。しかしながら、近年では単身世帯が増えており、配偶者がいる方もパートナーに先立たれてしまう可能性があります 。いくつになってもいきいきした生活を送れるよう、ご家族以外にも地域の集まりやサークルなど、身近な場所で人とのつながりをもつことをおすすめ します。

スムーズに終活を進めるためのポイント

ここでは、スムーズに終活を進めるためのポイントをご紹介します。これから終活を始める方はもちろん、なかなか終活が進まないと悩んでいる方もぜひ参考にしてみてください。

まわりの人に相談してから始める

終活は周囲の方に相談してから始めることで、ご家族などから理解を得やすくなり、残りの人生をサポートしてもらいやすくなります 。ただし、ご自身の希望を伝えるだけでは、かえって迷惑をかけてしまう可能性がある ため、周囲の方の希望も聞きながら準備を進めていきましょう。

短期間で一気に終わらせようとしない

終活では今後の生き方や死後の希望など考えることが多く、すぐには決められないことも少なくありません。短期間で一気に終わらせようとすると、本意ではない選択をしてしまうリスクがあるため、着実に進めていくことが重要 です。

体力が必要なものから順に行う

終活をよりスムーズに進めたいのであれば、体力が必要なものから順に行うことをおすすめします。例えば、身の回り品を整理するには、多くのものを移動させる体力や必要なものを見極める判断力が必要です。このように体力が必要になる作業は、若いうちから少しずつ取り掛かるのが得策 といえます。

不要なものは処分や解約をする

不要なものを残しておくと、残されたご家族が遺品整理や相続手続きで大変な思いをすることになります 。ご自身が亡くなった後、ご遺族がスムーズに対応できるよう、不要なものはできるだけ処分・解約しておきましょう。

定期的に情報を更新する

終活を進めていく中で、ログイン情報を変更したり、今後の生き方についての考えが変わったりすることもあるでしょう。そのため、エンディングノートや遺言書は定期的に見直し、常に最新の情報に更新をする ことも忘れないようにしましょう。

わからないことは専門家に相談する

先ほどご紹介したやることリストの中にもあったように、終活には相続税対策など専門的な知識が求められるものもあります 。終活について分からないことがあれば、専門家に相談することでよりスムーズに進められるでしょう。

終活についてのよくある質問

最後に、終活についてのよくある質問をご紹介しますので、こちらもあわせてご覧ください。

なぜ終活をする必要があるの?

終活は人生の最期を見据えて行う事前準備であり、若いうちから取り組むことでご自身の残りの人生をより豊かなものにできます 。さらに、自分の死後におけるご家族の負担軽減や、ご遺族間のトラブル防止にもつながるため、終活を行うメリットは非常に大きい です。

終活はいつから始めるべき?

終活を始めるタイミングに明確な決まりはありません。しかし、終活は体力や気力、時間を要する活動 のため、これらをすべてカバーできる30代のうちから始めることをおすすめします。

おひとりさまでも終活は必要?

おひとりさまにこそ、終活はおすすめといえます。人生の最期を見据えて行う終活は、「孤独死を防ぎたい」「ご葬儀や遺品整理を希望通りにしてもらいたい」といったニーズに応えることができるもの です。ご家族や周囲の方に頼ることができない方にこそ、終活に取り組む意味は大きいといえるでしょう。

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終活にはお金がかかる?

個人差はありますが、終活にはお金がかかります 。例えば、お墓を購入する場合は、おおよそ1,000,000〜3,000,000円の費用が必要 です。そのほか、不用品の処分や財産の整理、ご葬儀の準備などを行うにあたってのお金がかかります 。

まとめ

終活は、残されたご家族の負担を軽減するための活動であり、ご自身の残りの人生を充実させるための活動でもあります。人生はいつどこで何が起こるか分からないため、若いうちから終活に取り組むのがおすすめです。

ご家族と情報を共有したり、体力が必要なことから始めたりすれば、よりスムーズに終活を進められるでしょう。本記事でご紹介したやることリストを参考に、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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