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年金はいつからもらえる?申請方法、繰上げ・繰下げ 制度について解説


年金はいつからもらえる?申請方法、繰上げ・繰下げ 制度について解説

安心して老後を迎えるためには、年金がいつからもらえるのかを把握しておくことが大切です。適切なタイミングで受給を開始できるよう、この機会に申請方法や年金にまつわる制度についても確認しておきましょう。

本記事では、年金の受給開始年齢や支給日、請求手続きについて解説します。さらに繰上げ・繰下げ制度のメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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老後にもらえる年金は2種類ある

老後にもらえる公的年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類があります。はじめに、国民年金・厚生年金の概要から確認していきましょう。

国民年金

国民年金とは、日本国内に住む20~60歳までの方が加入する年金制度です。保険料の納付期間は最大40年で、受給資格を得られるのは10年以上の納付期間(保険料免除期間を含む)を満たした方に限ります。国民年金の受給開始年齢は、原則65歳です。

厚生年金

厚生年金とは、会社員や公務員が加入する公的年金です。前述した国民年金に対する上乗せの年金であり、保険料は毎月の給与や賞与の額によって決まります。厚生年金も、原則65歳から受け取ることが可能です。

年金はいつからもらえる?

国民年金と厚生年金は原則65歳から受給できますが、後述する繰上げ制度を利用すれば、60歳からの受給も可能です。ただし、繰上げ制度を利用した場合、生涯にわたって減額された年金を受給することになります。加えて、受給開始を早めるほど、減額される金額が大きくなる点にも注意が必要です。

年金はいつ、どうやって受け取れる?

前述のとおり、公的年金は原則65歳から受給できますが、いつどうやって受け取ることになるのでしょうか。ここからは、年金の受給方法について解説していきます。

年金は「偶数月の15日」に支給される

年金は偶数月の15日に支給され、15日が土日・祝日である場合は、その直前の平日に振り込まれます。2024年の年金支給日は、以下のとおりです。

年金支給日 支給対象月
2024年2月15日(木) 12月分(2023年)・1月分(2024年)
2024年4月15日(月) 2月分・3月分(2024年)
2024年6月14日(金) 4月分・5月分(2024年)
2024年8月15日(木) 6月分・7月分(2024年)
2024年10月15日(火) 8月分・9月分(2024年)
2024年12月13日(金) 10月分・11月分(2024年)

年金を受け取るには申請が必要

年金は自動的に振り込まれるわけではなく、受給するには請求手続きが必要です。手続き方法については、次項で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

年金の請求(申請)手続き

ここでは、年金の請求手続きの流れをご紹介します。年金を65歳から受給する場合、基本的な流れは以下のとおりです。

1. 年金請求書に記載されている内容を確認する

65歳に到達する3ヶ月前に、日本年金機構から年金請求書が郵送で届きます。この用紙には年金加入記録が記載されていますので、まずは記録に漏れや誤りがないか確認しましょう。

2. 年金請求書に必要事項を記入し、添付書類とともに提出する

内容に不備がなければ、年金請求書に必要事項を記入します。そして65歳の誕生日の前日以降に、添付書類とともに年金事務所にご提出ください。

なお、必要書類は人によって異なります。パンフレットを読んでも分からない場合は、年金事務所や街角の年金センターで確認しましょう。

3. 年金の受け取りが始まる

年金請求書の提出から約1〜2ヶ月後に、年金証書と年金決定通知書が送られてきます。これらの案内が届いた後、約1〜2ヶ月後に年金の受け取りが始まります。

年金の繰上げ・繰下げ制度について

公的年金には受給開始時期を早める繰上げ制度と、受給開始時期を遅らせる繰下げ制度があります。

制度 概要
繰上げ制度 ・公的年金を60歳から65歳になるまでの間に繰り上げて受け取ることができる
・受給開始時期が早まり、年金が減額される
繰下げ制度 ・公的年金を66歳から75歳までの間で繰り下げて受け取ることができる
・受給開始時期が遅くなり、年金が増額される

それぞれの制度にはメリット・デメリットがありますので、事前に確認しておきましょう。

年金の繰上げ受給のメリット・デメリット

繰上げ受給のメリットは、65歳になるのを待たずに年金を受給できることです。退職後の生活費や健康面に不安がある方にとって、早めに安定した収入を得られる点はメリットといえるでしょう。

一方で、受給開始時期を早めた分だけ、年金が減額されるというデメリットがあります。減額率は一生変わらないため、長生きすればするほど後悔してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

年金の繰下げ受給のメリット・デメリット

繰下げ受給のメリットは、増額された年金を受給できることです。年金の請求をひと月遅らせる(繰り下げる)ごとに0.7%ずつ増額され、上限の75歳まで繰り下げた場合には84%の増額率が反映されます。老後の生活費を増やすために、繰り下げ受給は有効な手段といえるでしょう。

ただし、受給開始時期が遅くなるため、最悪の場合には年金を受け取る前に亡くなってしまう可能性があります。支給額が増えるのは嬉しいことですが、長生きしなければ恩恵を受けられないことにデメリットを感じる方もいらっしゃるでしょう。

また、繰下げ制度を適用している期間は、加給年金や振替加算の権利があっても受給できません。さらに年金額が増えて一定額を超えた場合、税金や保険料関連の負担が重くなり、増額の恩恵があまり受けられない可能性があることも頭に入れておきましょう。

年金はいつからもらうべき?

人によって経済状況や健康状態など条件が異なるため、年金をいつからもらうべきかを提示することは難しいです。加えて、何歳まで生きるのかは誰にも分からないことから、受給開始のタイミングに正解はないといえます。

年金を受け取る予定が近づいている方は、現在の貯金額や健康状態、退職のタイミングなども踏まえて、受け取り始める年齢を検討してみましょう。

まとめ

公的年金には国民年金と厚生年金の2種類があり、いずれも受給開始年齢は原則65歳です。年金支給日は偶数月の15日と決まっていますが、請求手続きをしなければ受給できないため、年金請求書が届いたら必ず手続きをしましょう。

また、年金には受取開始を早める繰上げ制度と、受取開始を遅らせる繰下げ制度があります。加給年金の支給の有無や寿命の長さなどにより、繰上げ・繰下げ受給の有用性は変わるため、メリットとデメリットを踏まえて検討してみてください。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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