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【文例あり】「お悔やみ申し上げます」の返答とは|メール・LINEでの返信も解説


【文例あり】「お悔やみ申し上げます」の返答とは|メール・LINEでの返信も解説

お通夜・ご葬儀の際に「お悔やみ申し上げます」などの言葉を頂戴したとき、どのような返答をすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。お悔やみの言葉にはさまざまな思いが込められていますので、相手の気持ちを汲み取り、適切な言葉で返事をすることが大切です。

本記事では、「お悔やみ申し上げます」に対する一般的な返答をご紹介します。お悔やみの言葉をメールやLINEでいただいた場合の返信方法にも触れていますので、ぜひ参考になさってください。

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「お悔やみ申し上げます」には感謝の意を伝えて返答する

お悔やみの言葉には、故人様の死を悼む気持ちとご遺族に対する思いやりが込められています。そのため、「お悔やみ申し上げます」といったお言葉を頂戴したときは、感謝の意を伝えて返答することが大切です。

「お悔やみ申し上げます」とは?

「お悔やみ申し上げます」とは、故人様の死を悼み、ご遺族の方を思いやる言葉です。この言葉には「故人様の死を悲しんでおります」「弔いの言葉をお伝えします」といった意味が含まれています。

お通夜・ご葬儀のときには挨拶代わりとして使用されることが多く、また訃報への返信をするときにもよく用いられるお悔やみの言葉の一つです。

「お悔やみ申し上げます」に対する5つの返答

ここからは、「お悔やみ申し上げます」に代表されるお悔やみの言葉を頂戴した際に、どういった返答をすれば良いのか解説していきます。一般的に、よく用いられる表現は以下のとおりです。

<「お悔やみ申し上げます」に対する返答>

●ありがとうございます

●恐れ入ります・恐縮でございます

●痛み入ります

●生前はお世話になりました

●言葉が出てこない場合は、黙礼する

これらの返答は状況によって使い分ける必要がありますので、それぞれ詳しく解説していきます。

①ありがとうございます

対面で「お悔やみ申し上げます」といった言葉を頂戴した際には、「ありがとうございます」と返答するのが一般的です。応用が利く表現であり、以下のような言葉を付け加えると、より丁寧な印象になります。

<「ありがとうございます」を使用した例文>

●ご丁寧にありがとうございます。

●お気遣いありがとうございます。

●お忙しい中お越しいただきありがとうございます。

また、メールやLINEでお悔やみの言葉を頂戴する場合もあるかもしれません。その場合、返信をするときに「ありがとうございます」といったお礼の一文を添えることで、相手に誠意が伝わりやすくなります。

②恐れ入ります・恐縮でございます

対面でお悔やみの言葉をいただいた際、「恐れ入ります」「恐縮でございます」と返答するのも一般的です。会場まで足を運び言葉をかけていただいたことに対し、謙虚な姿勢で敬意と感謝の意を表せます。

③痛み入ります

「痛み入ります」も、対面でお悔やみの言葉をいただいたときによく使われる表現です。先ほどご紹介した「恐れ入ります」と似た意味の言葉であり、相手の厚意に対して感謝と申し訳なさを一言で表せます。

④生前はお世話になりました

お悔やみの言葉に対する返答には、「生前はお世話になりました」という言葉も使用できます。故人様のご友人など、生前に親しくしていた方に対して感謝を伝えるための言葉ですので、この機会に覚えておくと良いでしょう。

一般的に、ほかの表現とともに用いられることが多いので、その一例をご紹介します。

<「生前はお世話になりました」を使用した例文>

●お心遣いありがとうございます。生前はお世話になりました。

●恐れ入ります。生前は母がお世話になりました。

このように、感謝の言葉を伝えた後に「生前はお世話になりました」と伝えることで、自然かつ丁寧な印象になります。

⑤言葉が出てこない場合は、黙礼する

大切な方を亡くされて気持ちの整理ができておらず、返す言葉が思いつかないこともあるでしょう。すぐに言葉が出てこない場合は、何も言わずに一礼するだけでも問題ありません。

黙礼をするときは、相手のほうに体を向けて深くお辞儀をしましょう。「お悔やみ申し上げます」と声をかけてくれたことに対する感謝の気持ちは、黙礼だけでも十分に伝わります。

「お悔やみ申し上げます」とメール・LINEをいただいた場合の返信例

お悔やみの言葉は、メールやLINEでいただくこともあると思います。対面のときと同様に、返信する際はお悔やみの言葉に対する感謝を伝えるのが基本です。

ここからは、「お悔やみ申し上げます」に代表されるお悔やみの言葉をメール・LINEで頂戴した場合の返信例をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

返信例①:仕事関係者からお悔やみのメールをいただいた場合の返信例

仕事関係者へ返信する際は、お悔やみのメールをいただいたことへの感謝や仕事に影響を与えたことへの謝罪を伝えるようにしましょう。今後の予定についても記載しておくと、より丁寧な印象を与えられます。

<例文>

先日はご多忙の中、丁寧なお悔やみをいただきありがとうございました。

突然のことでご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。

おかげさまで通夜・葬儀を滞りなく終えることができました。

なお、会社には〇月〇日より復帰いたします。

どうか皆様にもよろしくお伝えください。

返信例②:親しい友人からお悔やみのメールをいただいた場合の返信例

ご友人や関係性の近しい知人に返信する場合は、形式にこだわる必要はありません。普段と同じように返信すれば良いですが、お悔やみのメールをいただいたことに対し、しっかりと感謝を伝えることは忘れないようにしましょう。

<例文>

忙しい中メールをくれてありがとう。

無事に葬儀が終わって、今は少し落ち着いています。

またゆっくり会いましょう。

取り急ぎお礼まで。

返信例③:ご親族からお悔やみのメールをいただいた場合の返信例

ご親戚の方など、より近しい関係性にある方へ返信するときも同様に、お気遣いいただいたことに対する感謝を伝えましょう。相手との関係性にもよりますが、丁寧な言葉遣いを意識し、文章は簡潔にまとめるのが基本です。

<例文>

この度はお忙しい中、お悔やみのメールをいただきありがとうございました。

おかげさまで無事に葬儀を終えることができました。

皆様のお心遣いに心より感謝しております。

ありがとうございました。

「忌み言葉」を用いないように注意

忌み言葉とは、死や不幸を連想させる言葉のことです。弔事の場で使用するのは縁起が悪いとされており、お悔やみの言葉を述べる側・返す側のどちらであっても避けることがマナーとなっています。

以下に代表的な忌み言葉をまとめましたので、そちらも併せてご覧ください。

種類 忌み言葉
死に関わる直接的な表現 死ぬ、急死、絶えるなど
不吉な言葉 消える、切れる、四・九(死や苦を連想させるため)など
重ね言葉 ますます、たびたび、重々など

まとめ

「お悔やみ申し上げます」という言葉には、故人様の死を悼む気持ちとご遺族に対する思いやりが込められています。そのため、お悔やみの言葉をいただいた際には、感謝の意を伝えて返答することが大切です。

また、お通夜・ご葬儀を行うにあたって、会社関係者や親しい友人などからお悔やみの言葉をメール・LINEでいただくこともあるでしょう。いざというときに適切な対応ができるよう、返信マナーに対する知識も深めておくと安心です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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