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ご葬儀における「答礼」とは?意味ややり方、答礼の言葉の例文を解説します


ご葬儀における「答礼」とは?意味ややり方、答礼の言葉の例文を解説します

ご葬儀の場で参列者からお悔やみの言葉をいただいた際には、感謝の気持ちを込めてお礼を返すのがマナーです。この行為を「答礼」といいますが、仏事に詳しい方でなければ、何をすればいいのかと悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ご葬儀における答礼の意味ややり方について分かりやすく解説します。一般的によく使われている答礼の言葉も併せてご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

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ご葬儀における「答礼」とは

ご葬儀における答礼とは、参列者の挨拶に対してお礼をすることです。参列してくださった方からお悔やみの言葉をいただいた 際、お礼を伝えたり、黙礼に対して応えたりする行為を答礼といいます。

仏式のご葬儀では、故人様のご冥福を祈って焼香をあげる時間がありますが、その際に参列者はご遺族に対して礼をするのがマナーです。この礼に応える形で、ご遺族が礼をすることを「答礼挨拶」といいますが、現代では答礼と呼ぶのが一般的となっています。

「立礼」と「座礼」

答礼には、立ったまま行う「立礼」と、座ったまま行う「座礼」の2種類があります。一昔前までは、自宅でご葬儀を行うのが主流であったことから、座ったままお辞儀をするのが一般的でした。

しかし、近年は斎場や寺院で営むケースが増えたため、立ってからお辞儀をするのが主流になっています。なお、答礼のやり方はご遺族の年齢や体調、参列者の人数を考慮して決めるのが通例です。どちらを選択しても失礼には当たりませんので、周りの方と相談して最善と思える方法を選んでいただければと思います。

答礼を行うタイミング

すべての参列者が焼香を終えるまで、立ったまま答礼を続けるのが一般的です。参列者は、焼香の前後にご遺族に黙礼を行いますが、その礼に応える形で喪主とご遺族も黙礼を行うのがマナーとされています。その際、深く礼をする必要はありません。

また、焼香時に参列者からお悔やみの言葉をいただくこともあるでしょう。その場合、「恐れ入ります」というように返答を行っても構いません。お世話になった方から弔意を伝えられた際には、自然に対応することが大切です。

答礼の歴史

答礼の起源は定かではありませんが、先ほども解説したように、一昔前までは座礼が主流でした。しかし、近年はご葬儀を斎場や寺院で行うケースが増えたため、立礼が主流となっています。焼香を立った状態で行う場合は、基本的に答礼も立った状態で行うのがマナーであると覚えておきましょう。

ただし、答礼のやり方は、ご遺族のコンディションや地域の考え方などによって変わります。特に年配の方や体調が優れない方がいる場合には、身体に負担がかからないような配慮が必要です。

焼香中に行われる答礼について

焼香を終えた喪主とご遺族は、答礼を行うために焼香台の横、もしくは自席の前に立ちます。その後、参列者が焼香の前後に黙礼を行い、喪主とご遺族が黙礼を返すという流れが一般的です。参列者からお悔やみの言葉をいただいた場合は、簡潔にお礼を伝えましょう。

答礼を行う人

答礼は、喪主をはじめとするご遺族が 行うのが一般的です。つまり、故人様の配偶者・子ども・孫・兄弟姉妹・両親・祖父母などが 答礼を行います。立礼と座礼のどちらにしても、参列者の方に身体を向け、気持ちを込めてお礼を返すことが大切です。

答礼のやり方

ここまでの内容も踏まえて、以下に答礼のやり方をまとめてみました。いざというときに落ち着いて対応できるよう、基本的な流れを確認しておきましょう。

①焼香を終えた後、答礼を行う準備をする

焼香は喪主・ご遺族・参列者の順番に行います。ご自身の焼香を終えたら、スタッフの指示に従って答礼を行う場所で待機しましょう。

②参列者の黙礼に対して黙礼を返す(焼香前)

喪主とご遺族が焼香を終えた後、参列者が祭壇まで進み、焼香を行います。その際、参列者が喪主とご遺族に対して黙礼を行いますので、それぞれ黙礼を返しましょう。

③参列者の黙礼に対して黙礼を返す(焼香後)

参列者が焼香を終えると、再び喪主とご遺族に向けて黙礼を行いますので、それぞれ黙礼を返すようにしましょう。

④すべての参列者が焼香を終えるまで続ける

答礼は、焼香を行うすべての参列者に対して行うのが基本です。長い時間をかけて行う答礼は、心身ともに大きな負担がかかりますので、無理のない方法で行うようにしてください。

状況に応じて答礼のやり方は異なる

前述の通り、答礼のやり方は至ってシンプルですが、すべての参列者に対して行う必要があるため、心身ともに大きな負担がかかります。故人様を失って傷心している方や病気を患っている方であれば尚更です。

現代では立礼が主流となっていますが、ご遺族のコンディションや地域の風習などを考慮し、座ったまま答礼を行うことも珍しくありません。状況に応じて答礼のやり方は異なりますので、それぞれに合った方法を採用していただければと思います。

答礼の言葉の例文

ご葬儀の受付や焼香の際、参列者からお悔やみの言葉をいただくこともあるでしょう。その際によく使われる答礼の言葉として、以下のようなものが挙げられます。

<答礼の言葉の例文>

●恐れ入ります

●痛み入ります

●ご丁寧なお言葉、誠にありがとうございます

●遠路はるばるお越しいただきありがとうございます

●お心遣いありがとうございます(お供え物をいただいた場合)

●お気遣いありがとうございます(体調を気遣っていただいた場合)

厳かな席では長話を避けるのがマナーですので、簡潔かつ丁寧にお礼を伝える必要があります。上記は一部に過ぎませんが、状況に合わせて言葉を使い分ければ、より丁寧な印象になるでしょう。

何よりも大切なのは感謝の気持ちを伝えることですので、ただ言葉を述べるのではなく、「相手の目を見る」「頭を下げる」といった作法も忘れないようにします。

まとめ

ご葬儀における答礼とは、参列者の挨拶に対してお礼をすることです。貴重な時間を割いて駆けつけてくださった方には、誠意を持って感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

また、答礼のやり方は全国共通ではありませんので、それぞれに合った方法で行うことが求められます。いずれ答礼を行う機会が訪れたとき、本記事が少しでもお役に立てば幸いです。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

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