マスクを着けてご葬儀に参列しても大丈夫?マスク着用時のマナーと注意点
風邪やインフルエンザなどの感染拡大予防や花粉症対策などで着用されるマスク。体調管理のために着けているマスクがマナー違反になるとは思えない気もしますが、ご葬儀の際にマスクを着用して参列してもマナー違反にならないのかご心配な方も多いかと思います。
この記事では、ご葬儀の際に注意したい、マスク着用のマナーなどについてまとめました。
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ご葬儀中のマスク着用はマナー違反?
風邪や花粉症の症状に悩まされている時でもご葬儀は突然やって来ます。くしゃみや咳などの症状があるようであれば、マスクを着用して参列してもマナー違反にはなりません。
ご葬儀に参列中にさらに体調を悪くなることも考えられますし、他のご会葬者にうつすようなことがあってはいけません。ご葬儀にはご高齢の方や子どものなどの免疫力の低い方も会葬されますので、特に風邪症状がある際は周囲に配慮してマスクを着用することも大切です。それでも気になるようであれば、受付の際に一言、「体調不良のため、マスクを着用させていただきます」と伝えておきましょう。
立場で変わるマスク着用のマナー
喪主やご親族の場合
喪主やご親族にとってもご葬儀は突然やってきます。そのため、ご葬儀の際に風邪を引いていたり、花粉症に悩まされていたりすることもあり得ます。そのため、喪主やご親族であっても、ご葬儀の際にマスクを着用されるのはマナー違反にあたりません。
ただし、喪主のマスク姿は、違和感を持たれやすいのも確かです。したがって、くしゃみや鼻水、咳が酷い場合のみマスクを着けるなど、体調や状況に合わせて臨機応変に臨むようのがよいでしょう。
妊婦の場合
参列される方の中には妊娠中の方もいらっしゃるでしょう。妊娠中は服用できる薬が限られてしまったり、感染した結果赤ちゃんに影響が出てしまう可能性がある点からも、ご葬儀の際に妊婦の方がマスクを着けてもマナー違反になりません。むしろ、多くの方が集まる場所に行きますので、予防のためのマスク着用は必須と言えます。
マスクで参列する際の注意点
マスクを着用してご葬儀に参列することは問題ないと述べましたが、場面によってはマスクを外した方が望ましいことがあります。マスクを外した方がよい場面は「受付」「お焼香」の際となります。
お線香やお花などへのアレルギーがある場合や非常に体調が悪い場合などを除き、「受付」と「お焼香」の際はマスクは外した方がよいでしょう。どうしてもマスクが外せない場合は、予めご遺族に一言断りを入れておきましょう。
マスクの色は何色だったら大丈夫?
最近はピンクや黒などの色付きのマスクが販売されていますが、ご葬儀の際にふさわしいのは「白」とされています。色付きのマスクはカジュアルな印象を与えてしまうため、ご葬儀の際の着用は避けましょう。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。