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すばやく遺品整理を済ませるコツ!進め方や注意点、業者への依頼方法を解説


すばやく遺品整理を済ませるコツ!進め方や注意点、業者への依頼方法を解説

遺品整理は膨大な時間と手間がかかるため、「できれば気持ちが落ち着いてから手をつけたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、故人様の住居が賃貸などの場合、自身の気持ちよりも遺品整理を優先しなければならないことも珍しくありません。

今回は「遺品整理をしなければと思っているけれど、なかなか手をつけられない」と悩んでいる方に向けて、遺品整理のコツを解説していきます。また、遺品整理を進めるうえでの注意点も紹介していますので、「捨てなければよかった」と後悔しないよう、きちんと把握しておきましょう。

コンテンツ

遺品整理とは?

遺品整理とは、故人様が所有していたものを整理する作業です。所有していたものとは、日用品・思い出の品・パソコンやスマートフォンに入っているデータなどが該当します。

遺品整理でやること

遺品整理では、故人様の使用していたものを「取っておくもの」「捨てるもの」に分類します。また、「財産が残っていないか」「手続きに必要な書類がないか」などを確認するためにも必要です。

遺品整理を始めるタイミング

遺品整理に特定の時期はありません。ご葬儀や行政の手続きが終わった後、または四十九日・一周忌・三回忌などに合わせて行うこともあります。ご遺族と相談し、都合が合うタイミングで実施しましょう。

すばやく遺品整理を済ませるコツ!6つのステップで進めよう

ここからは、遺品整理をスムーズに進めるためのコツを紹介していきます。

①気持ちの整理をする

②計画を立てる

③仕分け(形見分け)をする

④価値のあるものを売却する

⑤部屋の掃除・片付けをする

それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

ステップ①気持ちの整理をする

遺品整理において、何よりも大切なのが気持ちの整理です。大切な人を失い、大きな喪失感やショックを受けている場合は、無理に遺品整理をする必要はありませんので、故人様の死を受け入れるようになるまで待ちましょう。

ステップ②計画を立てる

遺品整理を進めるための計画を立てます。このとき、「誰に手伝ってもらうか」「いつ始めて、いつまでに終わらせるか」「何を探すのか」の3つを決めておけば遺品整理がスムーズに進みます。

誰に手伝ってもらうか

遺品整理をする際には、「残しておくものを見極める人」「遺品の処分や運搬をする人」など、役割を決めて手伝ってもらえる人を選びましょう。

いつ始めて、いつまでに終わらせるか

遺品整理は、想像しているよりも多くの時間が必要です。あまりに短いスパンで計画を立ててしまうと、気持ちばかりが急いで作業が追いつかない可能性がありますので、余裕を持ったスケジュールを作りましょう。

何を探すのか

遺品整理は、大切な貴重品を発見するための作業でもあります。そのため、印鑑・通帳・契約書など、あらかじめ「必ず見つけておきたいもの」をリストアップしておきましょう。

ステップ③仕分け(形見分け)をする

遺品を仕分けする際は「取っておくべき貴重品をまとめる→リサイクルできるものを選別する→捨てるか迷ったものは保留する」といった順で進めていくとスムーズです。

貴重品と不用品の仕分け

遺品の中には、法的手続きが必要な貴重品が混ざっていることもあります。もし貴重品を見つけた場合は、必ず保管しておきましょう。保管しておくべき貴重品の例は以下のとおりです。

・通帳

・印鑑

・権利書

・保険の証書

・金融資産の書類

・貴金属

・借入関係の書類

・電気や水道、携帯電話などの契約書

書類関係は破損や紛失を防ぐため、ファイルなどに入れておくと安心です。

リサイクル品とゴミの仕分け

取っておく必要のないものから、リサイクルショップなどで売却できるものを選別します。たとえば、冷蔵庫や洗濯機などの家電、タンスやソファなどの家具、お鍋や包丁などの金属類などです。捨てようと思っていたものから貴重品が出てくるケースもありますので、再確認の意味でも重要なステップです。

わからないものは「保留」とし、後回しにする

捨てるか判断しかねるものは、一度「保留」として取っておきましょう。すべての仕分けが終わった後に再度確認してみると、悩んでいたものが「いるもの」「いらないもの」に分類できるようになっている場合があります。

ステップ④価値のあるものを売却する

仕分けの際に、「リサイクル」に分類した品物は売却しましょう。品物によっては高値がつくこともあるので、トータルのコストを抑えることができます。

ステップ⑤売れそうにないものを処分する

売却できそうにないものは、地方自治体の処理方法に則って処分しましょう。もし処分方法がわからない場合は、市役所のホームページなどで確認しておくと安心です。

遺品は供養することもできる

「取っておくほどではないものの、捨てるには罪悪感のあるもの」などは、寺院で供養・お焚き上げをしてもらうことを検討しましょう。ただし、寺院によってはプラスチックやビニール製品などのお焚き上げを断っているところもあるので、供養を希望する場合は事前に確認しておきましょう。

ステップ⑥部屋の掃除・片付けをする

遺品整理が終わったら、部屋の掃除や片付けを行います。このとき、賃貸なら原状回復の義務があるため、すみずみまで掃除をしましょう。

遺品整理をする際の注意点

遺品整理の際、親族間でトラブルになってしまうことも少なくありません。トラブルを避けるために重要なポイントは以下のとおりです。

・故人様の遺志を尊重する

・ご家族・親族でよく話し合ってから決める

・「デジタル遺産」も検索する

・相続放棄の場合は遺品整理に参加しない

それぞれの内容について詳しく解説していきます。

故人様の遺志を尊重する

エンディングノートや遺言書などに「処分してほしくないもの」が記載している場合は、故人様の遺志を尊重して残すようにしましょう。亡くなった際にエンディングノートや遺言書が見つからない場合は、貴重品を探すときに一緒に探すと効率が良いです。

ご家族・親族でよく話し合ってから始める

故人様の要望がない場合、残す・残さないを親族間でしっかりと話し合って決めましょう。これは、形見分けをする際も同様です。

「デジタル遺品」も捜索する

デジタル遺品とは、冒頭で述べたように、電子情報として残っている遺品です。近年はネットバンキングや電子決済などのサービスが増えてきたため、重要な個人情報がデータとして資産が残ってしまっているケースも少なくありません。デジタル遺品もれっきとした資産ですので、必ず捜索しましょう。

相続放棄の場合は遺品整理に参加しない

相続放棄とは、故人様が残した財産や権利の一切を受け取らないとする手続きです。相続放棄をした場合、遺産の処分に関わる行為に参加してはいけません。

遺品整理を業者に依頼する際のコツ

ご遺族だけで対応しきれないときは、遺品整理業者に依頼するのもひとつの方法です。最後に、遺品整理業者に依頼するときに押さえておくべきポイントを紹介します。

自分でできる範囲の整理は済ませておく

業者に依頼する場合であっても、ある程度は自分たちで遺品整理を済ませておきましょう。遺品整理業者に支払う料金は処分するものの量で決まることが多いので、場合によっては費用が減る可能性があります。

複数社に訪問見積もりをしてもらう

業者に依頼する際は、できるだけ複数社に相見積もりをして決めましょう。その際、料金が明瞭な業者をいくつかピックアップするのがおすすめです。

口コミや評判を確認する

口コミや評判を確認して遺品整理業者を選ぶのも大事なポイントのひとつです。口コミは、インターネットを使えばある程度知ることができます。もし実際に利用した人を知っているのであれば、直接聞いて確認してみると良いでしょう。

資格や許可を取得しているか確認する

遺品整理業者を名乗るには「一般廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」が必要です。しかし、なかには資格を持たないまま遺品整理業者を名乗る会社もあります。依頼する際は、希望の業者が正規の資格を取得しているか必ず確認しましょう。

まとめ

遺品整理を始めるときは、事前に計画を立て「いつまでに終わらせるか」を決めておくと良いでしょう。また、作業の際は「見つけたら取っておくもの」「処分するもの」「保留」の3つに分類していくとスムーズに進みます。

なお、最近は業者に依頼する方も増えてきています。自分の手で作業するのが難しい場合、評判や口コミなどをチェックし、信頼できる業者を見つけて利用してみてください。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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