訃報の連絡が入ったらどうしたらいいの?お悔やみの伝え方とすぐに駆け付ける際の基準とは?
ご遺族からの悲しいお知らせは、どれだけ心構えをしていても、突然やってきます。悲しいお知らせである「訃報」の連絡を受けた際に一刻も早く駆け付けたいと思う方が多いかと思いますが、その際に注意するべきことはあるのでしょうか。
この記事では、訃報を受けた際の対応や気を付けるべき点についてご説明します。
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まずは「お悔やみの言葉」をお伝えする
訃報の連絡が入ったら、まずお悔やみの言葉をお伝えします。「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」などが一般的なお悔やみの言葉になります。
お悔やみ言葉をお伝えする際は、故人様の亡くなった原因や亡くなるまでの経緯について聞くのはマナー違反となります。また、その他に気を付けなければいけないのが、「忌み言葉」です。忌み言葉とは、ご不幸を繰り返す、ご不幸が重なることを連想させるため、注意が必要です。
重ね言葉 |
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重ね重ね(かさねがさね)/益々(ますます)/度々(たびたび)/重々(じゅうじゅう)/次々(つぎつぎ)/再三(さいさん)/いよいよ/くれぐれも/かえすがえす など |
繰り返しが連想されることば |
続く/引き続き/再び/再々/次に/なお/また/追って/追いかける など |
直接的な表現 |
死亡/逝去/死ぬ/生きる/存命中/自殺 など |
不吉な表現 |
浮かばれない/大変なことになる/消える など |
宗教・宗派で使っていけない言葉は避ける |
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訃報を受けてすぐ駆け付ける際の注意点
訃報の連絡が入ったらすぐに故人様のもとに駆け付けたいところですが、訃報の連絡が入った際の対応は、故人様との関係の深さや立場によって異なりますので、注意が必要です。
ご親族の場合
息を引き取った後はご葬儀の準備のために人手が必要になります。そのため、故人様とご親族の間柄である場合は、できるかぎり早急に駆け付けるようにします。
仕事関係者の場合
仕事関係者の方が亡くなられた場合は、上司の判断を仰ぎましょう。仕事関係者の場合は、弔問を行うのは基本的に、お通夜式、またはご葬儀・告別式となります。
故人様と親しい間柄であった方の場合
ご親族ではなくても、故人様と非常に親しい間柄であった方であれば、お通夜式前に駆け付けても問題ありません。
近所の方や町内会の方の場合
近所の方や町内会の方が亡くなられた場合は、お通夜式やご葬儀・告別式で会葬するのが基本です。ただし、故人様と近所付き合いを親密にしていた場合は、すぐに駆け付けても問題ありません。
すぐに駆け付けられない場合
訃報の連絡が入ったが出張中や入院中といった理由のために駆け付けられないこともあります。そのような時は、代理人の方に駆け付けてもらったり、弔電を送るといった方法でお悔やみの気持ちをお伝えしましょう。そして、日を改めてご遺族の都合を確認して弔問するようにします。
なお、何らかの事情で訃報の連絡が届かず、後になって亡くなられたことを知った場合は、すぐにご遺族に連絡を入れ、お悔やみの連絡が遅くなった事情を話しましょう。その後はご遺族の都合によって、日を改めて弔問したり、お悔やみの手紙をお送りしましょう。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。