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初七日法要は家族だけで行っても良い?服装や香典、お布施のマナーを解説


初七日法要は家族だけで行っても良い?服装や香典、お布施のマナーを解説

初七日法要とは、ご葬儀の後に初めて迎える法要のことで、親族などに声をかけて複数名で執り行います。しかし、近年は家族葬などの小規模なご葬儀が増えている背景から、「初七日法要もご家族だけで執り行いたい」といったニーズが高まってきています。今回は、ご家族だけで初七日法要を執り行う際の流れやマナーについて解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

コンテンツ

初七日法要とは?

初七日法要とは、故人様がお亡くなりになってから7日目に執り行う法要です。7日目といっても、亡くなってから7日目ではありません。

仏教では、故人様が亡くなられた当日を1日目と数えます。そのため、一般的に初七日法要の日は故人様が亡くなられてから6日目となっていますが、これは地域によって少々異なるので、事前の確認が必要になります。なお、初七日法要については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

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初七日法要は家族だけで行っても良い?

初七日法要をご家族だけで執り行っても、特に大きな問題はありません。ただし、初七日法要をご家族だけで執り行う場合は、しっかりとした理由を親族に伝え、理解してもらう必要があります。

ご家族だけで行っても良いケース

故人様が高齢で身内が少ない場合、ご家族だけで初七日法要を執り行うケースが多くあります。また、ご葬儀が大規模だったため、「初七日法要は身内だけで済ませたい」と考える方も多いです。このような理由であれば、ご家族だけで執り行っても問題はありません。

親族には、事前に家族だけで行うことを伝える

初七日法要をご家族だけで執り行う場合は、必ず親族に理由を説明し、理解してもらいましょう。仮に連絡をせずご家族だけで執り行った場合、後から親族間で問題になる可能性があります。

初七日法要をご家族のみで行う場合のマナー

初七日法要をご家族で執り行う場合であっても、ある程度のマナーは必要です。ここからは、初七日法要をご家族だけで執り行う場合のマナーについて解説していきます。

服装

ご家族だけであっても、服装のマナーは変わりません。身だしなみを整え、お悔やみの場にふさわしい服装を心がけましょう。基本的には準喪服、平服で良い場合は略喪服を着用するのがマナーです。

①男性の場合

男性の場合は、ダブルもしくはシングルの黒いスーツを着用しますが、光沢のある素材などはマナー違反です。また、シャツは白無地で問題ありません。アクセサリーは結婚指輪に留め、ネクタイピンなどは外します。

②女性の場合

女性は黒のワンピースやスーツ、セットアップなどを着用します。スカートは、ふくらはぎまでの長さのものが望ましいです。また、靴・ストッキング・バッグなどはすべて黒で統一します。

そして、結婚指輪以外のアクセサリーは基本的に外しましょう。ただし、真珠のネックレスやイヤリングは、涙の象徴とされているため、着用しても良いとされています。

③子どもの場合

子どもには制服を着用させますが、制服がない場合は白いシャツに黒や紺のズボンなどを合わせましょう。未就学児なら、落ち着いている色合いの服装であれば問題ありませんが、キャラクターがついているものは避けるようにしましょう。赤ちゃんの場合は、落ち着いた色合いを意識することは変わりありませんが、なるべく防寒を優先して調整するようにしてください。

なお、服装については以下の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。

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香典

ご家族だけの初七日法要であっても香典は必要です。初七日法要の金額相場は、以下をご参照ください。

本人から見た故人様との関係 金額相場
両親 10,000〜100,000円
兄妹・姉妹 10,000〜50,000円
親族 10,000〜30,000円

ご葬儀と初七日法要を同時に執り行う場合であっても、香典は別々に準備しましょう。その際、金額の相場は、ご葬儀に用意した香典の半額ほどといわれています。なお、香典については以下の記事でも紹介していますので、こちらも併せて読んでおくと良いでしょう。

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挨拶

法要の前後には喪主からの挨拶があり、一般的に以下のようなことが述べられます。

【開始時】

①法要に参列していただいたことへのお礼

②故人様に対する気持ち

【終了後】

①今後の意思表明

②会食への案内

また、挨拶については以下の記事でも解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

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お布施

ご家族のみで執り行う初七日法要であってもお布施は必要です。一般的には、30,000円前後が相場といわれています。ただし、菩提寺との関係性や、宗派・地域によって金額は前後するので、心配な場合は葬儀社のスタッフや親族などに確認しておきましょう。

初七日法要をご家族のみで行う場合の流れ

最後に、初七日法要をご家族のみで執り行う場合の流れについて解説していきます。準備の仕方や当日の流れは一般的な初七日法要と変わりありませんので、当日に慌てることがないよう、事前に把握しておきましょう。

法要前の準備

初七日法要の準備は、以下の手順で進めていきます。

①日程を決める

ご葬儀の時点で、僧侶と相談し日程を決めておきます。

②参列者への案内

ご家族に初七日法要を執り行う旨を伝えておきましょう。もし参列者の範囲を広げるのであれば、事前に案内状の送付が必要になります。

③会食の用意

会食を予定している方は、レストランを予約するか、仕出し弁当などを注文しておきましょう。しかし、ご家族のみで初七日法要を執り行う場合、会食は省略されることが多いです。

④後飾り祭壇を用意

自宅で初七日法要を執り行う場合は、後飾り祭壇(中陰段)を用意します。しかし、多くの場合は葬儀社の方で用意してくれるので心配は不要です。なお、白い布をテーブルにかければ、それを後飾り祭壇として使用することができます。

法要当日の流れ

初七日法要当日の流れは、一般的に以下のようになります。

①僧侶入場

僧侶が入場する前にご遺族は着席しておきましょう。基本的に、血縁関係の濃い順から前に座るようにします。

②喪主の挨拶

僧侶が入場したら、喪主が開式の挨拶を行います。

③読経・焼香

僧侶の読経が始まります。読経中に焼香が促されるので、喪主から順番に行いましょう。

④法話

続いて僧侶からの法話となります。付き合いの長い寺院であれば、故人様との思い出話をする場合もあります。

⑤僧侶退場

法話が終わった後は、僧侶が退場します。

⑥喪主からの挨拶

喪主からの挨拶を行い、会食があれば案内をします。

⑦会食

別会場に移っての会食を行います。お弁当を用意している場合は、参列者の方々に渡しましょう。その後は、ご家族でお墓参りなどに向かいます。

まとめ

初七日法要とは、ご葬儀が終わってから初めて執り行われる法要のことです。本来は、親族やごく親しい友人に参列してもらいますが、明確な理由がある場合は、ご家族だけで執り行っても問題はありません。もしご家族だけで執り行う場合は、親族に理由をしっかりと説明し、余計なトラブルを防ぐようにしてください。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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