株式会社家族葬
tel:0120-321-010
tel:0120-676-001

意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決

知っておきたい家族葬

一日葬とは?家族葬との違いやメリット・デメリット、当日の流れを解説


一日葬とは?家族葬との違いやメリット・デメリット、当日の流れを解説

数あるご葬儀の形式の中に、「一日葬」というものがあります。近年、多くの方が一日葬を執り行うようになってきましたが、どのように準備して当日を迎えるものなのでしょうか。今回は、「一日葬はどのような流れで進行していくの?」「通夜や告別式はいつするの?」など、一日葬に関する疑問を抱いている方に向けて、ご葬儀の形式のひとつである一日葬について解説していきます。

コンテンツ

一日葬とは

一日葬とは、1日ですべてを済ませる形式のご葬儀です。一般的に、ご葬儀といえば、1日目に通夜を執り行い、2日目に告別式を行います。しかし、一日葬の場合は通夜を執り行わず、告別式と火葬式を1日で済ませます。

家族葬・火葬式・直葬との違い

参列する人数の少ないご葬儀として、一日葬のほかに「家族葬」「火葬式・直葬」が挙げられます。「参列者が比較的少ない」といった共通点はあるものの、内容は少々異なります。

家族葬とは、喪主やご遺族などのごく親しい間柄だけで執り行うご葬儀です。流れは一般葬と同じく、1日目にお通夜、2日目にご葬儀と告別式を執り行います。一般の参列者に気兼ねせず、故人様とゆっくりお別れができ、自由度もやや高いのが特徴です。

火葬式とは、通夜と告別式を省き、火葬式のみ執り行うコンパクトなご葬儀のことで、「直葬」とも呼ばれています。一般の参列者を呼ぶことは少なく、ご家族のみで執り行うケースがほとんどです。ただし、簡易的なイメージがあるため、親族の理解を得にくいといった点が難点です。

一日葬という選択をする背景

一日葬を選択する方の背景はさまざまです。たとえば、「どうしても1日しか予定が取れない」といった理由で一日葬を選択するケースもあります。また、別の冠婚葬祭と日程がかぶってしまった場合や、仕事の出張などが挙げられるでしょう。

ほかにも、コロナウィルスの感染対策として一日葬を検討するケースも少なくありません。なかには、「一般葬で執り行うが、お斎は避ける」といった方もいらっしゃいます。

一日葬のメリット

一日葬のメリットは、主に以下の2つです。

・最小限の人数・時間で済ませられる

・費用負担を軽減できる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

最小限の人数・時間で済ませられる

前述のとおり、一日葬は参列者が少ない傾向があります。なぜなら、通常は夕方に行われる通夜や告別式を日中に行うためです。最小限の人数で執り行うことができる点と、ご葬儀にかける時間が短くて済む点は、一日葬のメリットといえるでしょう。

費用負担を軽減できる

一日葬は、一般葬と比べて費用の総額が安くなる傾向があります。通夜がなく、返礼品を用意する数が少ないのが理由のひとつです。また、参列者自体も少ないため、遠方からいらっしゃった方の宿泊費用を心配する必要もありません。

自由度が高い

一日葬は、比較的自由度が高いご葬儀です。ご家族のみで執り行うケースが多いため、故人様の趣味や嗜好をご葬儀に反映させてあげることもできるでしょう。

一日葬のデメリット

一日葬は、すべてが1日で完了するため、メリットが多いと思われるかもしれません。しかし、以下に挙げるデメリットにも目を向けておきましょう。

・都合が合わず参列できない人が出てくる

・ご葬儀後には弔問客の対応をする必要がある

・菩提寺から許可されない場合がある

・通常のご葬儀とさほど費用が変わらない場合もある

それぞれのデメリットについて、次項で詳しく解説していきます。

都合が合わず参列できない人が出てくる

一日葬では通夜を行わないため、「通夜なら参列できる」といったスケジュールの調整が難しいです。そのため、なかには都合がつかなくて参列できない方も出てきてしまいます。

また、1日で済ませるご葬儀形式ですので、日中から動かなければなりません。そのため、仕事を持っている方の場合、故人様とお別れできなくなるおそれがあります。

ご葬儀後には弔問客の対応をする必要がある

一日葬は参列者を限定してしまうため、ご葬儀後には参列できなかった方が弔問に訪れる可能性があります。状況次第で変わるものの、弔問客の接客に慌ただしくなってしまうかもしれません。

菩提寺から許可されない場合がある

仏教は、通夜・告別式・火葬式といった一連の流れを重視する考え方を持っています。そのため、通夜を省いた一日葬を執り行う場合、菩提寺に読経を断られてしまうケースも少なくありません。一日葬を検討する際は、まず菩提寺が対応できるか確認しておくと安心です。

通常のご葬儀とさほど費用が変わらない場合もある

先述したように、一日葬ならご葬儀にかかる費用負担が軽減できます。しかし、ご葬儀の前日からご遺体を葬儀場へ搬送する場合、場所代が発生します。実質2日分の費用がかかるため、総額が一般のご葬儀と大差ない金額になってしまうケースも少なくありません。

一日葬当日の流れ

ご逝去からご葬儀終了までの流れは、主に以下のとおりです。

①ご逝去
医師から死亡診断書を受け取り、退院手続きを行います。

②ご遺体の搬送
葬儀社に連絡し、ご遺体を搬送してもらいます。搬送先は、主に自宅や葬儀場の安置室などです。

③ご葬儀の打ち合わせ
葬儀社のスタッフとご葬儀の打ち合わせをします。一日葬を希望している場合は、このときに伝えましょう。

④納棺
故人様に死装束を着させます。また、大切にしていたものなどを棺へ納めます。

⑤告別式
ご葬儀と告別式を執り行います。

⑥出棺・火葬・お骨上げ
出棺し、火葬場で荼毘に伏せます。その後、お骨上げをしてご葬儀は終了です。

⑦精進落とし
参列者や僧侶と一緒に会食をします。ただし、一日葬の場合は省かれるケースがほとんどです。火葬場までの移動時間によって異なるものの、おおよそ5時間前後で終了します。

まとめ

一日葬とは、通夜を行わすご葬儀・告別式・火葬式を1日で完了させるご葬儀です。「時間が短くて済む」「費用が抑えられる可能性がある」といったメリットがあります。一方、「菩提寺によっては執り行えない」といったデメリットもあるので、大きな後悔をしないよう、ご遺族・親族としっかり話し合ってご葬儀の形式を決めるようにしましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

初めての方へ

プラン

家族葬が可能なエリア

葬儀の知識

トピックス