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お通夜の日は葬儀場に泊まる?泊まれる人や必要なもの、注意点を解説


お通夜の日は葬儀場に泊まる?泊まれる人や必要なもの、注意点を解説

日本には、お通夜の日には故人様のそばに寄り添い、線香やロウソクの火を絶やさず見守る「寝ずの番」といった風習があります。仏教の教えに基づく風習ですが、不幸に立ち会った経験のない方であれば、「必ず泊まらなければいけないの?」「必要なものは何?」と困ってしまうかもしれません。今回は、お通夜の意味や由来など、寝ずの番に関する内容を解説していきますので、参考にしてみてください。

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お通夜の日は葬儀場に泊まる?

日本では、お通夜の際に故人様のそばへ寄り添い、線香やロウソクの火を絶えず灯し続ける慣習があります。一昔前は自宅でご遺体を安置していたため、寝泊まりも自宅でしていました。しかし、近年は葬儀場に安置するケースが増えてきたため、寝ずの番をする場所が葬儀場へと変わってきています。

本来、お通夜は一晩中行うものでしたが、時代の流れとともに形態が変化してきました。選択肢が増えた分、「本当に正しいのか?」と迷ってしまう方も少なくありません。まずは、お通夜にはどのような意味があるのか、現代のお通夜はどう変化しているのかについて詳しく見ていきましょう。

お通夜の日に夜通しご遺体を見守る「寝ずの番」

お通夜の日にロウソクや線香を灯し、火が消えないように夜通し見守ることを「寝ずの番」といいます。火を絶やさない理由としては、「ロウソクや線香の煙が故人様の道標になる」「亡くなった方は、四十九日までの間は煙しか食べられないので、煙をたいておく」といった仏教的な教えからきています。ただし即身成仏の考えがある浄土真宗においては、宗教上の儀式として寝ずの番をする必要はありません。

日付が変わるまで付き添う「半通夜」という選択肢も

現代では、ご葬儀の形式の変化にともなって、寝ずの番をする方が少なくなりました。近年の主流は、日付が変わるまで故人様の側に寄り添う「半通夜」です。半通夜の場合、開始から3時間ほどで終了します。

葬儀場に泊まれる人

葬儀場で寝ずの晩をするのは、主に故人様の配偶者や子ども、孫、親しかった方が寄り添うとされています。ただし、葬儀場によっては「ご遺族のみ」といったルールが設けられていることもあります。

お通夜で葬儀場に泊まる場合に必要なもの

お通夜の後、葬儀場で寝ずの番をする際には、以下のものを用意しておきましょう。

・香典・数珠

・喪服

・着替え

・アメニティグッズ

前提として、葬儀場は宿泊施設ではありません。「仮眠室を利用する」程度の認識をしておき、寝ずの番に臨むようにしてください。

香典・数珠

供養の場において、香典と数珠は必需品です。寝ずの番の翌日は、ご葬儀の準備で忙しい場合があるので、どちらも事前に用意しておくと良いでしょう。

喪服

ご遺族の場合は、喪服を用意しておきましょう。寝ずの番の後は、家に喪服を取りに行く時間が取れず、そのままご葬儀に参列するケースが多いためです。

着替え

お通夜の後に寝ずの番をする際は、できるだけくつろげるような服を用意しておくと良いでしょう。喪服のままでも構いませんが、シワになってしまう可能性もあるので、普段着用している部屋着などを用意するのがおすすめです。

故人様に寄り添うお通夜の時間は、宗教上の儀式とはいえ完全にプライベートな空間となっています。人目を気にせず、身体への負担が少ない格好で故人様に寄り添っても問題はありません。

アメニティグッズ

シャワールームが用意されている葬儀場であっても、アメニティグッズまで用意しているところはそれほど多くありません。歯ブラシや洗顔など、必要最低限のアメニティグッズは用意しておきましょう。

特に喪主やご遺族の場合は、身だしなみをしっかりと整える必要があります。女性であればメイク道具、男性であればシェーバーなどを用意しておくと安心です。

お通夜で葬儀場に泊まる際の注意点

ご自宅の場合は特に問題ありませんが、葬儀場で寝ずの番をするときは、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。以下に挙げるポイントを把握して、当日に慌てることのないよう、準備しておきましょう。なお、葬儀場で寝ずの番をする際の会場費用は、プランの中に組み込まれているケースが多いです。

施設によっては宿泊を受け付けていない場合もある

葬儀場で寝ずの番をすることが多くなってはいますが、すべての葬儀場が対応しているわけではありません。防犯上、閉館するところも多々あります。

また、寝ずの番ができる場合であっても、洗面所やトイレの数、暖房の有無はさまざまです。大人ならまだしも、小さなお子さんには厳しい環境になってしまうおそれがあるので、事前にどのような設備があるのか確認しておきましょう。

シャワーなど設備の充実度はあまり期待できない

葬儀場によっては、シャワーやお風呂が備わっていない場合もあります。仮に浴室があったとしても、満足に使えないような設備しかない葬儀場も少なくありません。シャンプーやボディーソープに関しては、持参が前提としているところも多いです。

宿泊する際は、葬儀場にお風呂やシャワーは用意されているのか、近くに銭湯などの温浴施設がないか確認しておきましょう。

火の元に注意する

お通夜の目的は、線香やロウソクを灯して故人様のご遺体を見守ることです。その際、火の元には十分注意しましょう。誰か1人に任せるのではなく、ご遺族・親族で交代しながら見守るのがおすすめです。また、多くの葬儀場では火災防止のため、基本的に夜間のお線香を禁止しています。

お通夜の日はホテルへの宿泊も検討しよう

これまで挙げてきたさまざまなポイントを考慮し、近くのホテルに宿泊するのも1つの方法です。特に高齢のご家族がいる場合は、身体的な負担を軽減するためにも、宿泊を検討してみると良いでしょう。疲れた身体を休めるために、ホテルでゆっくり過ごすことも大切です。

まとめ

日本では、お通夜の際に線香やロウソクを灯し、明かりを消さないよう一晩中見守る「寝ずの番」と呼ばれる風習があります。自宅にご遺体を安置していたころは、自宅で寝泊まりするのが一般的でした。しかし、現代は葬儀場にご遺体を安置するため、葬儀場で寝ずの番を行うケースが増えてきています。

葬儀場で寝ずの番をする際は、喪服・数珠・香典など、供養に必要なものは事前に用意しておきましょう。また、葬儀場は宿泊施設ではないので、歯ブラシなどのアメニティグッズも準備しておくと安心です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
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