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偲ぶ会とは?ご葬儀やお別れの会との違い、準備方法、参列時のマナーまで詳しく解説


偲ぶ会とは?ご葬儀やお別れの会との違い、準備方法、参列時のマナーまで詳しく解説

偲ぶ会は、故人様との思い出を語らいつつ最後のお別れをするための会です。著名人が亡くなった際に開催されるイメージですが、近年は一般の方も偲ぶ会を設けることが増えてきました。そのため、「偲ぶ会に呼ばれたものの、マナーや服装などが分からない」といった方も多くいらっしゃいます。

今回は、偲ぶ会の基本知識やご葬儀との違い、服装・香典のマナーについて解説します。突然の案内にも慌てるとこのないよう、本記事を参考に偲ぶ会への準備を整えましょう。

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偲ぶ会とは

偲ぶ会では、故人様と関係のあった方々が集まり、最後のお別れをします。著名人が開催しているイメージがあるかもしれませんが、近年は、「ご葬儀は小さく執り行い、お別れの会では幅広い関係者を呼ぶ」といったパターンが多いです。

開催する日時に決まりはなく、ご遺族の自由に決めても問題はありません。一般的なのは、四十九日や一周忌に合わせて日程を組むケースです。

偲ぶ会を行う目的

偲ぶ会では、故人様の功績を紹介したり、思い出を語り合ったりします。「お別れ会」も同じような意味合いを持っていますが、お別れ会の場合は四十九日までに開催することが多いです。

偲ぶ会の形式

偲ぶ会には、主に「パーティー形式」と「セレモニー形式」の2つの形式が存在します。パーティー形式の場合は会費制となっており、一人あたり8,000~15,000円の範囲で設定する場合が多いです。

パーティー形式の場合、食事をビュッフェ形式にすれば、予定より参列者が多い場合にも対応できるといったメリットがあります。一方、セレモニー形式の場合はご葬儀や告別式に近いイメージです。パーティー形式よりも、より式典に近い雰囲気となっています。

偲ぶ会は、故人様の人柄や好きだった物事をテーマに開催することも可能です。たとえば、「故人様の好きだった音楽を流す」「趣味で作っていた作品を展示する」といった内容にもできます。決められた形式はないので、自由にプランニングできるのが特徴です。

「ご葬儀」や「お別れ会」との違い

ご葬儀とお別れ会は、ともに「故人様に別れを告げる」といった点では似ているものの、考え方が少々異なります。

ご葬儀 お別れ会
宗教的な意味合い 強い 薄い
日程 宗教の教えに沿って執り行う 自由
費用 任意の香典 会費制
服装 基本的には喪服 親族の意向によってさまざま

前提として、お別れ会と偲ぶ会は、内容的にはほとんど同じであり、明確に定義されているものではありません。先述したように、開催する時期で分けることが多いので、この点を押さえておけば困ることはほとんどないといえるでしょう。

また、ご葬儀は、宗教の教えに沿って執り行われるもので、儀式的な意味合いが強いです。一方、お別れ会・偲ぶ会に宗教的な要素はほとんどありません。そのため、僧侶を呼ばずに行う場合がほとんどです。

偲ぶ会を開催する場合の準備方法

ここからは、偲ぶ会を開催するにあたって、必要な準備内容について解説していきます。

・偲ぶ会の費用相場

・偲ぶ会の日程・場所の決定方法

・偲ぶ会への招待方法

いずれも大事なことなので、正しく把握しておくようにしましょう。

偲ぶ会の費用相場

偲ぶ会の費用相場は、「参列者の人数×10,000~20,000円」が一般的です。細かな金額は、偲ぶ会の開催形式や内容によって変わってきます。費用の大半は会場費が占めており、ほかにも飲食費などこまごまとした費用が発生します。

また、参列者一人あたりの会費を決める場合は、偲ぶ会にかかった費用の総額を人数で割った金額になる場合が多いです。

偲ぶ会の日程・場所の決定方法

偲ぶ会の日程は、四十九日法要や一周忌に合わせて行う場合が多いです。偲ぶ会は日程を自由に決めて良いので、参列者の都合がつきやすい土日に行うケースもあります。どちらにせよ、参列者も予定を調整しなければならないため、2ヶ月ほど前から考えておくのが理想です。

開催場所は、ホテルやレストラン、セレモニーホールなどがよく選ばれています。開催形式によって決める場合が多く、パーティー形式であればホテルやレストラン、セレモニー形式であればセレモニーホールといった具合です。

ただし、パーティーやレストランによっては偲ぶ会に慣れていないところもあります。会場を決める際は、事前に下調べを行ってから決めるようにしましょう。

偲ぶ会への招待方法

偲ぶ会への招待は、書面で行う場合が多いです。封筒の中に二つ折りのカードと返信用のハガキを同封した案内状を送ります。このとき、二つ折りではない「単カード」でも間違いではありませんが、二つ折りの方が丁寧です。

また、案内状には以下の内容を記載します。

・偲ぶ会の目的

・時候の挨拶

・感謝の言葉

・開催日時

・開催場所

・会費・香典の有無

偲ぶ会に参列する際のマナー

偲ぶ会は、ご葬儀や法要よりもカジュアルな場です。しかし、カジュアルだからといってくだけすぎてもいけません。次の項目では、偲ぶ会に参列する際のマナーについて解説していきます。

服装のマナー

服装は施主の意向に従うのがマナーです。たとえば喪服と指定された場合、男性は光沢のないブラックスーツを着用します。また、ネクタイ・靴下・靴・カバンなどの小物も黒が望ましいです。

女性であれば、黒色で光沢のないフォーマルなアンサンブルを着用します。ストッキング・パンプス・カバンなどの小物は、男性と同じように黒で統一します。

平服の場合、カジュアルな装いとイコールではないことに注意しましょう。男性の場合は、黒・ネイビー・ダークグレーのスーツを着用します。ネクタイ・靴下・靴・カバンなどの小物は、黒または黒に近い色のものを選びましょう。

女性の場合、黒・ネイビー・ダークグレーなどのワンピースやスーツを着用します。ストッキング・パンプス・カバンなどの小物も同じように、黒または黒に近い色でそろえるのがマナーです。

なお、偲ぶ会では故人様の好きだったものに合わせて服装を統一する場合があります。たとえば、「茶道が好きで着物をよく着ていたので、喪服ではない和装にする」といった具合です。

香典のマナー

偲ぶ会の場合、会費制なら香典は不要ですが、会費を支払う際は香典袋にお金を入れて渡します。先述したように、費用相場はおおよそ10,000~20,000円で、表書きは、宗教や宗派に則って書くのが基本です。ただし、相手の宗教宗派が分からない場合は、どの宗教においても利用できる「御香典」と記載するようにしましょう。

偲ぶ会当日の流れ

偲ぶ会は、以下のような流れで行われます。

①受付
受付に香典を渡します。その際、お悔やみの言葉と挨拶を述べましょう。亡くなってから日が経っている場合は、「お招きいただきありがとうございます」と簡潔に伝えるのがマナーです。

②着席・開会
開会に間に合うように着席します。席が決まっている場合は案内に従いましょう。

③故人様の紹介
偲ぶ会では、故人様の経歴を紹介し、思い出のDVDを見ながら談笑するのが一般的です。

④焼香・献花・献灯
焼香や献花・献灯が行われます。

⑤閉会
お別れ会の後に食事会がある場合は、食事会場に移動しましょう。もし設けられていない場合は、喪主に挨拶をしてから会場を去ります。

⑥会食
故人様との思い出話などしながら会食を行います。親しい間柄であった場合、献杯の音頭を頼まれるかもしれません。その際は、「ご指名ですので」と前置きをしてから献杯の音頭を取りましょう。

⑦解散
喪主の合図で解散しますが、返礼品が用意されている場合が多いので、忘れずに持ち帰りましょう。

まとめ

偲ぶ会は、故人様とお別れするために開催される場です。宗教的な意味合いは薄く、ご葬儀や法要よりもカジュアルな場となっていますが、服装などには配慮が必要です。故人様やご遺族のためにも、マナーに配慮した立ち振る舞いを心がけ、心から故人様とお別れができるようにしましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
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