株式会社家族葬
tel:0120-321-010
tel:0120-676-001

意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決

知っておきたい家族葬

初七日までしてはいけないこと、やるべきこととは?忌中・喪中の過ごし方もあわせて解説


初七日までしてはいけないこと、やるべきこととは?忌中・喪中の過ごし方もあわせて解説

故人様の命日からちょうど7日目を初七日(しょなのか・しょなぬか)といいます。仏教にはご遺族が喪に服す期間が定められており、一般的には初七日を含めた49日間を「忌中期間」、命日から1年間を「喪中期間」とすることが多いです。初七日を含めた忌中・喪中期間は、故人様のご冥福をお祈りし、慎ましく過ごすのがマナーですが、忌中期間にしてはいけないことを正しく把握している方はそう多くありません。

今回は、初七日までにしてはいけないことや、初七日の過ごし方について解説していきます。初七日を含めた忌中は故人様・ご遺族にとって大切な期間なので、ぜひ参考にしてみてください。

コンテンツ

初七日とは?

仏教では、故人様が亡くなられてからちょうど7日目を「初七日」と呼びます。初七日には「初七日法要」を執り行い、故人様のご冥福をお祈りするのが慣習です。

7日目に法要を執り行う理由は、仏教の考え方に由来します。仏教では、故人様は亡くなってから49日の間は現世をさまようと考えられています。そして、7日間隔で閻魔様の審判を受けることになりますが、初七日は最初の審判が下される大切な日で、ご遺族は法要を通じて故人様に良い審判が下るようにお祈りを行うのです。

最後の審判が下されるのは49日目となっており、最終日には四十九日法要を執り行い、これをもって忌明けとするのが一般的です。

初七日のタイミング

初七日のタイミングは、故人様の命日から数えで7日目です。そのため、12月1日に亡くなられた場合は、12月7日が初七日にあたります。

ただし、西日本の一部地域では逝去の前日を1日目と数えるため、心配な方は親族に確認しておくのがおすすめです。また、浄土真宗は逝去後にすぐ極楽浄土へたどり着けると考えられているため、初七日にお祈りする慣習はありません。

初七日法要の流れ

初七日法要の流れは一般的な法要とほぼ同じで、基本的に以下の順番で進行していきます。

1.僧侶が到着

2.僧侶への挨拶・開式の挨拶

3.読経・焼香

4.法話

5.僧侶の退室

6.お斎

なお、「お斎」は必ず行うものではなく、場合によっては仕出し弁当や「御膳料」を用意するときもあります。

「繰り上げ初七日」や「繰り込み初七日」とは?

初七日法要は、故人様の命日を含めた7日目に行うのが本来の形です。しかし、近年は社会環境の変化や、遠方からの参列者に配慮し、ご葬儀と初七日法要を一緒に行う場合が多くなりました。

ご葬儀と初七日法要を同日に行う際は、「繰り上げ初七日」または「繰り込み初七日」のどちらかで執り行います。繰り上げ法要は、火葬の後に行われる還骨法要と一緒に初七日法要を執り行います。一方繰り込み法要は、通夜や告別式の後に初七日法要を執り行うのが特徴です。

初七日までしてはいけないこと

初七日は忌中期間にあたるため、基本的に忌中に避けるべきとされている以下のようなお祝い事は行わないのがマナーです。

・神社への参拝

・宴会や結婚式の開催・出席

・旅行

・引越し

・正月のお祝い

・お中元・お歳暮・年賀状をおくること

各行動の詳細について見ていきましょう。

神社への参拝

神社への参拝ですが神道には「死」を穢れとする教えがあり、神社への参拝は神聖な境内に穢れを持ち込む行動と考えられているからです。

死後間もないうちの一定期間である忌中においては、神社への参拝は控えた方がよいでしょう。

宴会や結婚式の開催・出席

初七日の間は、慶事を避けるべきとされています。そのため、結婚式や宴会などのお祝い事は欠席するのが望ましいです。

ただし、自分が挙式を主催する立場であった場合、変更を依頼するタイミングによっては多額のキャンセル料が発生する場合があります。日程の延期があまりにも負担になる場合は、両家同士で相談し、お互いが納得する形であれば挙式を上げても問題はありません。

旅行

旅行は「娯楽」の部類に入ってしまうため、当人たちは良くても周りから良い印象を持たれない可能性があります。ただし、仕事関係の出張の場合はその限りではありません。また、社員旅行など断りにくい行事の場合、上司と相談して参加するかどうか考えるのもひとつの手です。

引越し

先述したように仏教では、故人様の魂は四十九日まで現世に留まると考えられています。このことから、「住まいを変えると故人様が迷ってしまう」と信じている方もいらっしゃるので、引越しも避けた方が良いといえるでしょう。

故人様が迷わないためにも、また余計な誤解を与えないためにも、引越しを検討しているのであれば延期する方が無難です。

正月のお祝い

不幸があった年は、新年のお祝いを行わないのが慣習です。そのため、門松・しめ縄・鏡餅などの正月飾りは一切せず、また年始の挨拶回りや初詣も控えましょう。どうしても挨拶したい場合は、「あけましておめでとうございます」ではなく、「本年もよろしくお願いいたします」と言い換えるのがマナーです。

お中元・お歳暮・年賀状をおくること

お中元・お歳暮に関しては、贈る行為自体はマナー違反ではありません。しかし、受け取る方の心情に配慮し、四十九日法要が終わってから贈りましょう。贈る際は、「寒中見舞い」「暑中見舞い」など書き方に注意するほか、通常使用する水引・のしも避けた方が無難です。

年賀状に関しては、「年賀欠礼状(喪中ハガキ)」を使用します。もし年賀欠礼状が間に合わなかった場合は、寒中見舞いとして返事を出しましょう。その際、「喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきました」といった文言を記載するのがマナーです。

初七日までにやるべきこと

一般的に、初七日までは慎ましく過ごすのが慣わしですが、初七日までにやるべき事柄もあります。次の項目では、初七日の過ごし方や、やっておくべき行動について解説していきます。

初七日までの過ごし方

一昔前は、「家から出てはいけない」「生物を食べてはいけない」などの慣習がありましたが、現代ではそこまで厳しい過ごし方はしません。基本的には慎ましくし、故人様のご冥福をお祈りして過ごします。

ただし、初七日法要を執り行う場合は、僧侶の手配や会場の準備などをしなければなりません。また、神道では神棚封じなど、汚れを寄せつけないための儀式も必要です。ほかにも、四十九日法要後に行う香典返しの準備などもしておくと後々慌てずに済みます。

四十九日までの忌中、一周忌までの喪中でしてはいけないこと

忌中期間・喪中期間でしてはいけないことは、基本的に初七日と同じです。とはいえ、喪中期間は忌中期間に比べると制限は多少ゆるくなります。

そのため、旅行や引越しはご家族の都合で行っても良いでしょう。ただし、「新年のお祝い」「婚礼に関する行事」の2つに関しては注意してください。

まとめ

初七日とは、故人様が亡くなられてからちょうどの7日目の節目を指す言葉です。初七日までの間、ご遺族は慶事や華やかな場所への参加は避けるべきとされています。冥福を祈る気持ちを心がけ、供養をするのが本来の過ごし方です。

とはいえ、初七日までの過ごし方は、あくまで仏教の教えからきているものになっています。残されたご家族のことを考慮し、しっかりと相談・納得したうえで過ごし方を決めるのが最良の形です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

初めての方へ

プラン

家族葬が可能なエリア

葬儀の知識

トピックス