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実家の片付けは少しでも早く始めよう!同意を得る方法、進め方を解説


実家の片付けは少しでも早く始めよう!同意を得る方法、進め方を解説

「久々に帰省してみたら、家の中が足の踏み場がないほど散らかっていた」という話はそれほど珍しいものではありません。片付けをしたいけど、親を説得する方法や、片付けの進め方が分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、実家の片付けについて詳しく解説します。また、片付けるメリットや具体的な進め方もご紹介しますので、お困りの方は本記事を参考にしながら実家の片付けを始めてみてください。

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実家の片付けは少しでも早く始めるのがおすすめ!

実家の片付けは、親が元気なうちに早めに始めるのがおすすめです。親が高齢になると、判断力や決断力が衰えるため、残すものと捨てるものの区別が難しくなります。

また、万が一親が亡くなったとき、実家の片付けをするのは残された子どもの役割です。あらかじめ片付け始めておくと、遺品整理などの手間が減ります。

片付けと同時に行いたい「生前整理」

実家の片付けと同時に行いたいのが「生前整理」です。生前整理とは、生きているうちに身の回りのものや財産を処分・譲渡することを指します。また、片付けをしている間に財産が見つかる可能性もあり、所有財産や相続などについて話し合う良い機会にもなります。

生前整理については『「生前整理」』の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

実家の片付けをするメリット

実家を片付けするメリットは下記3つです。

・家の安全性を確保できる

・介護がしやすくなる

・財産の所在を把握できる

ここからは、片付けによって得られるメリットについて解説していきます。

家の安全性を確保できる

片付けをすることで、家の安全性が確保できます。家の中が片付いていると、何かにつまずいたり、狭い場所を通ったりする必要がなくなり、転倒による怪我のリスクを下げられます。

介護がしやすくなる

片付けをすると、介護がしやすくなります。在宅介護の場合、自宅に介護ベッドや歩行器を搬入することも少なくありませんが、家の中が散らかっていると作業が捗らなくなってしまいます。

また、自宅内にバリアフリー設備を導入する場合にも、片付けてからでなければ工事ができません。バリアフリー設備の導入は、下記のように簡単なものから大掛かりな工事が必要なものまでさまざまあります。

・手すりの追加

・段差の撤去

・滑り止めの設置

ヘルパーを呼ぶ場合にも、家の中が片付いていると介護しやすくなるので、整理整頓は必須の作業といえるでしょう。

財産の所在を把握できる

財産の所在が把握しやすくなるのも片付けのメリットです。高齢になったり、認知症が発症したりすると、財産がどこにあるのか忘れてしまうことも少なくありません。所有財産や保管場所などの情報を共有しておくと、亡くなった後の相続トラブルのリスクを軽減できます。

ご家族から実家の片付けを行うことの同意を得る方法

実家の片付けを行う際、親の同意を得る必要がありますが、以下の3つのポイントを押さえると話がうまく進みます。

・メリットを丁寧に説明する

・使っていない部屋や汚部屋から片付ける

・避難経路から片付ける

同意を得ないまま片付けを始めると、口論などのトラブルが起こってしまう可能性もあるので、無理に意見を通すようなことは控えるようにしてください。

片付けるメリットを丁寧に説明する

片付けなくても生活できている場合、片付けにメリットを感じなければ渋ってしまうかもしれません。「自然災害に備えて家の安全性を高めたい」「必要なものや財産の場所が分かりやすくなる」など、親の生活にプラスになることを説明しましょう。

このとき、高齢を理由に片付けをしたいと伝えてしまうと、「まだ若いから大丈夫」と拒否される可能性があるので注意しましょう。

使っていない部屋・汚部屋から片付け始める

普段使っている部屋には必要なものが多く、親の迷惑になってしまう可能性があるため、あまり使っていない部屋から作業しましょう。

昔自分が使っていた部屋などから片付け始め、着られなくなった洋服・学習机・本棚など自分自身のものを捨てようとする姿勢を見せると効果的です。このとき、「何かいらなくなったものはある?」と提案すると、「せっかくなら」と片付けの同意を得やすくなります。

避難経路から片付け始める

「自然災害や停電に備えて避難経路を確保する」など、防災を理由にすると片付けの同意を得やすくなります。玄関や廊下といった避難経路や、転倒しやすい場所の片付けをしましょう。

また、避難経路の確保と併せて高所の確認も必要です。たとえば、神棚や賞状を入れた額が落ちないよう、きちんと固定しておきましょう。

実家の片付けを進める際のポイント

片付けを進めるときは、下記5つのポイントを意識しましょう。

・捨てたくないものを先に選んでもらう

・自分勝手に捨てない

・捨てる判断はすばやく

・思い入れのないものから

・業者への依頼も検討する

次項では、スムーズな片付けにつながる進め方について解説していきます。

絶対に捨てたくないものを先に選んでもらう

片付けている途中で必要なものを捨ててしまわないよう、最初に捨てたくないものを親に選んでもらいましょう。思い出の品のほか、通帳や印鑑など大事なものを最初に選んでもらうことで、より片付けがスムーズに進みます。このとき、貴重品ボックスなどを用意しておくとうっかり捨ててしまう危険性がありません。

自分で勝手に捨てるのはNG

実家だからといって、自分の判断で勝手に捨てるのはやめましょう。実家にあるものは親の所有物であり、なかには捨てずに残してあるものもあります。片付けに同意したからといって勝手に捨ててしまうと、親子関係が悪くなってしまう可能性があります。

捨てることを提案する場合も、捨てるように命令するのではなく、「捨てたらどう?」と優しい口調で提案しましょう。

捨てるかどうかの判断はすばやく

片付けが苦手な方は、「いつか使うかもしれないから残す」という考え方を持っていることが多く、処分が思うように進みません。そのため、捨てると判断できないものは一度保留しておき、後回しにしましょう。捨てるかどうかの判断は、自分ではなく親自身に行ってもらうことが大切です。

思い入れのないものから片付けをする

アルバムや手紙類、友人からいただいたプレゼントの処分に困る方も少なくありません。前述のとおり、捨てるかどうか迷うものは一度別な場所に置いておきます。思い出の品の処分は、片付けに慣れてからで構いませんので、まずは思い入れのないものから片付けましょう。

ゴミ屋敷化している場合は業者への依頼もおすすめ

ゴミ屋敷化した実家の片付けは簡単ではありません。多大な労力がかかるほか、家電の処分には一定の費用が必要です。自分で片付ける余裕がない場合、専門の業者に依頼するのもひとつの手です。

業者に依頼する際、トラックの大きさや台数、捨てるものの種類と量で料金が変わるので、2~3つなど複数の業者で見積もりを取りましょう。見積書の確認で大切なのが、具体的な作業内容が詳細に書かれているかどうかです。見積書に書かれている作業内容が少ないと、きれいに片付けてくれないおそれがあるほか、場合によっては追加料金を請求される可能性があるので注意が必要です。

料金相場は2LDK以上で300,000~600,000円ほどですが、大型の家具や家電が多い場合、追加の費用がかかることがあります。料金を抑えるために、自分たちで片付けられるものがあれば事前に済ませておきましょう。

まとめ

実家の片付けは、体力的・時間的な負担が多く、面倒に感じて先延ばしにしてしまう方も少なくありません。しかし、一度にすべてを片付ける必要はなく、できる範囲で片付け始めることが大切です。また専門業者への依頼も有効なので、どちらが良いのか一度考えて、自分と親の双方にとってメリットのある片付けを行うようにしてください。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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