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身内の不幸があったときにやることは?連絡や予定変更・キャンセルの方法を解説


身内の不幸があったときにやることは?連絡や予定変更・キャンセルの方法を解説 NEW

身内に不幸が訪れたとき、誰しもが取り乱し、そして混乱してしまうことでしょう。動揺から頭が真っ白になってしまい、すぐには冷静にはなれないものです。

身内に不幸があった際には、必要な場所・近しい方などへ連絡しなくてはいけません。場合によっては予定の変更やキャンセルも行わなくてはならないでしょう。今回は、身内に不幸があった際にやるべき事柄について解説していきます。

コンテンツ

【喪主】身内の不幸があったときにやること

身内の不幸があったとき、喪主はご遺族の代表として、さまざまなことに対応しなければなりません。ここでは、喪主がやることを4つご紹介します。

親戚・故人様と親しかった人に訃報を伝える

身内に不幸があった際には、すぐにご親戚や故人様と親しかった方に訃報を伝えるのが通例となっています。訃報を連絡する範囲と順番は、以下のとおりです。

<訃報を連絡する範囲と順番>

1.ご家族やご親族(ご親族は三親等までが一般的)

2.葬儀社や寺院(菩提寺)

3.故人様の関係者(友人や知人、会社の関係者など)

4.ご遺族の関係者(自身の会社、子どもの通学先など)

5.近所の方や自治会

一般葬を執り行う場合、訃報の連絡を受けた方は、ご葬儀に参列するためにスケジュールを調整しなければなりません。加えて、遠方に住んでいる方は移動に時間がかかるため、訃報の連絡は迅速かつ確実に伝える必要があります。

なお、訃報の連絡は電話で行うのが一般的です。最近ではメールやSNSで行う方も増えていますが、連絡相手との関係性を考慮し、適切な方法で訃報を伝えることが大切です。

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葬儀場を手配する

身内の方がお亡くなりになり、自分が喪主を務める場合には、速やかに葬儀場を手配しなければなりません。日本では病院でお亡くなりになる方が多く、その場合でも霊安室が使える時間は限られるため、すぐに葬儀場または葬儀社に連絡することが求められます。

しかしながら、短い時間の中で葬儀社を選ぶのは非常に大変です。可能であれば、事前に葬儀社を選んでおくことをおすすめします。

菩提寺に連絡する

菩提寺がある場合は、そちらの寺院にも連絡をしましょう。菩提寺とは、先祖代々のお墓がある寺院のことであり、ご葬儀や法要を依頼する寺院でもあります。

ご葬儀の日程は、ご家族の都合や葬儀場の空き状況、菩提寺のスケジュールなどを擦り合わせて決めていかなければなりません。原則として菩提寺のスケジュールが優先されますが、どうしても都合をつけることが難しい場合は、同系列の寺院を紹介してもらえることもあります。

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各種手続き・届け出を行う

ご葬儀後、故人様に関する各種手続きや届け出を行います。身内の不幸があったときに行う主な手続きや届け出は、以下のとおりです。

<身内の不幸があったときに行う主な手続き・届け出>

●住民票の抹消届

●世帯主の変更届

●年金受給停止手続き

●介護保険資格喪失届

また、故人様が利用していたサービスの解約・名義変更も行わなければなりません。具体的には、クレジットカードやライフラインなどが挙げられます。これらはあくまで一部ですので、必要に応じて手続き・届け出を行いましょう。

【ご家族・ご親族】身内の不幸があったときにやること

身内の不幸があったとき、喪主だけではなく、ご家族やご親族が行うべきこともあります。ここからは、ご家族やご親族がやることを2つご紹介します。

職場・学校に連絡する

会社員の方は職場へ、学生の方は学校へ休暇を取得する旨を伝えます。身内に不幸があった場合にはお通夜やご葬儀に参列しなくてはならず、出勤・通学できなくなるためです。

特に会社勤めをされている方は、自分が担当している仕事を誰かに代わってもらわなくてはならない場合もあるでしょう。上司や同僚、取引先に連絡を入れるなどして、仕事に支障が出ないように最大限努力する姿勢を見せる必要があります。

忌引き休暇を取得する

会社に勤めている方や学校に通っている方は、お通夜やご葬儀に参列するために忌引き休暇を取らなくてはいけません。忌引き休暇とは、身内に不幸があった際に取得できる休暇制度のことです。会社側は仕事の引き継ぎなどしなくてはならないことが出てくるため、上司や同僚への連絡はできる限り早めに済ませましょう。

また、忌引き休暇の日数は故人様との関係性によって異なります。たとえば、お亡くなりになった方が配偶者の場合は10日間、親・子どもは5〜7日間、兄弟姉妹・祖父母・配偶者の父母は2〜3日間、叔父や叔母・孫は1日が目安です。

多くの会社や学校では、忌引き休暇の制度を設けています。しかし、休暇の取得日数や申請方法は会社・学校によって異なるため、詳しくは就業規則などを確認しましょう。

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【連絡手段別】身内の不幸を伝える文例

身内の不幸を伝えるための連絡手段は、大きく分けて電話とメール、LINE、手紙の4種類があります。ここでは、連絡手段別に文例をご紹介しますので、いざというときにお役立てください。

電話の場合

電話で連絡をする場合には、取り急ぎ身内に不幸があったことを伝えます。お通夜やご葬儀の日程が決まっているのなら、訃報の連絡とあわせて伝えましょう。このとき、お世話になったことに対する感謝の気持ちを伝えると、より丁寧な印象を与えられます。

【文例①】

こんにちは。

〇〇(お亡くなりになった方の名前)の長男の〇〇(名前)です。

父の〇〇が〇月〇日に息を引き取りました。

通夜は〇〇(場所)で、〇月〇日〇時から執り行います。

告別式は〇月〇日〇時です。

喪主は私ですので、ご連絡は〇〇(携帯電話の番号)までお願いします。

【文例②】

突然のお電話失礼いたします。

〇〇(お亡くなりになった方の名前)の長男の〇〇(名前)です。

父が、〇月〇日の未明に他界しました。

葬儀は父の生前の意思により家族だけで執り行う予定です。

生前は大変お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。

メールの場合

口頭もしくは電話で連絡できない場合、メールにて訃報を知らせます。お通夜やご葬儀へ無理なく参列していただくためにも、できる限り早めに連絡を済ませましょう。メールの場合、相手の方が訃報の連絡にすぐ気づけるよう、件名に訃報の旨を記すのが一般的です。

【文例①】

件名:〇〇逝去のお知らせ

かねてより病気療養中であった父〇〇(お亡くなりになった方の名前)が本日亡くなりました。

生前は大変お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。

なお、このたびの葬儀に関しましては、故人ならびに家族の意思によって家族のみで執り行うことにいたします。

葬儀へのご参列やお供え、お花やご香典は、失礼ながら辞退とさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

【文例②】

件名:〇〇逝去のお知らせ

突然のご連絡失礼いたします。

〇〇(お亡くなりになった方の名前)の長男〇〇(名前)です。

かねてより入院加療中でございました父〇〇ですが、この数日で病状が悪化し、去る〇月〇日、〇歳にて永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。

なお、通夜・葬儀は下記の日程にて執り行います。

通夜:〇月〇日〇時〜

葬儀・告別式:〇月〇日〇時〜〇時

斎場:〇〇(住所:〇〇/電話:〇〇)

喪主:〇〇(長男)

連絡先(携帯電話の番号・メールアドレスなど)

LINEの場合

メールと同様に、LINEで訃報を知らせる場合も要点だけ伝えるのが基本です。具体的には、誰がいつ亡くなったのかに加え、お通夜やご葬儀の日程などを伝えます。連絡相手が仲の良い友人であっても、訃報を連絡する際はスタンプや絵文字を使うのは避けたほうが良いでしょう。

【文例①】

突然のご連絡失礼いたします。

かねてより病気療養中であった父〇〇(お亡くなりになった方の名前)が、本日早朝、享年〇歳で永眠いたしました。

通夜や葬儀の詳細については、追ってご連絡いたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。

【文例②】

突然のご連絡失礼いたします。

〇〇(お亡くなりになった方の名前)の長男の〇〇(名前)です。

父〇〇につきまして、完治に向けて治療を続けてまいりましたが、この数日で病状が悪化し、去る〇月〇日、〇歳にて永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。

なお、通夜ならびに葬儀式・告別式は下記の日程で執り行います。

通夜:〇月〇日〇時〜

葬儀・告別式:〇月〇日〇時〜〇時

斎場:〇〇(住所:〇〇/電話:〇〇)

喪主:〇〇(長男)

連絡先(携帯電話の番号・メールアドレスなど)

手紙の場合

手紙も訃報を伝える手段のひとつですが、手元に届くまでには時間がかかります。ただし、大規模なご葬儀を執り行う場合や、ご葬儀が終わった旨をお伝えする際には有効な手段です。手紙で訃報を知らせる場合は、下記のように句読点を省略して構成しましょう。

【文例①】

母〇〇儀

去る〇月〇日 〇歳の天寿を全うし永眠いたしました

ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに 謹んでご通知申し上げます

なお 葬儀及び告別式につきましては 仏式にて下記のとおり執り行います

一. 葬儀  〇月〇日(〇) 午後〇時~〇時

一. 告別式  〇月〇日(〇) 午後〇時~〇時

一. 場 所  〇〇 

〇年〇月〇日

喪主 〇〇〇〇

外  親戚一同

【文例②】

母〇〇儀

かねてより病気療養中のところ薬石効なく 〇月〇日午後〇分 胃癌のため逝去いたしました

葬儀は故人の遺志により 自宅において近親者のみにて相営みました

ご通知が遅れましたことを 深くお詫び申し上げます

ここに生前賜りましたご厚誼に深謝いたしますとともに 謹んでご通知申し上げます

〇年〇月〇日

喪主 〇〇〇〇

外  親戚一同

身内の不幸があったら予定していた計画はどうする?

身内の不幸があったとき、ご遺族は故人様の死と向き合うため、忌中期間・喪中期間に入るのが一般的です。以下の表に、忌中期間と喪中期間の内容を簡単にまとめましたので、まずはそちらをご覧ください。

項目 期間 期間中に避けたほうが良いこと
忌中期間 仏教:49日間(四十九日まで)
神道:50日間(50日祭まで)
・新年の挨拶や年賀状
・神社への参拝
・慶事(結婚式や新築祝いなど)
・交流の場へ赴くこと(旅行や交流会など)
喪中期間 1年間(一周忌まで) ・新年の挨拶や年賀状
・神社への参拝
・慶事(結婚式や新築祝いなど)

上記のとおり、忌中は喪中の中に含まれる期間です。双方ともに故人様を偲び、身を慎む期間であることから、特にお祝い事は控えるべきとされています。

ここからは、旅行・結婚式・お正月の3つに分けて、身内の不幸があったときの対応について解説していきます。

旅行を控えている場合

前提として、喪中期間の旅行は禁止されているわけではありません。しかし、喪中期間は喪に服す期間であるため、一般的には旅行は避けたほうが良いとされています。

身内の不幸のため飛行機をキャンセルする場合、JALなどの大手航空会社ではキャンセル料が免除になるケースがあります。ホテルのキャンセル料は、時期や金額などによって違いますので、どちらの場合もまずは電話で事情を話してみましょう。

結婚式の開催・参列を控えている場合

自分が結婚式を開催する場合、喪が明けるまでは式の開催を控えるのが慣習です。しかし、式を延期するとなれば、キャンセル料などの費用が発生し、また招待客は休暇の取り直しをしなくてはならないため、大きな負担が生じるでしょう。

結婚式が故人様の強い希望だった場合には、式を挙げることが供養にもなります。そのため、「忌中を過ぎていれば構わない」という考え方があるのも事実です。

また、友人や知人の結婚式への参列を控えている場合、やはり喪中は避けるのがマナーです。しかし、こちらのケースに関しても「忌中を過ぎていれば構わない」という風潮があるため、ケースバイケースといえるでしょう。

お正月の過ごし方

お正月に関しては、正月飾りやおせち料理などのおめでたいものは避け、年賀状の代わりに「喪中はがき」を出すのが一般的です。ただし、12月中に身内に不幸があった場合には、相手への配慮から喪中はがきも出しません。その代わり、年明けに「寒中はがき」を出し、新年の挨拶を控えたお詫びを述べましょう。

身内の不幸があった人にかける言葉は?

身内の不幸があった方にかける言葉として「お悔やみの言葉」が挙げられます。お悔やみの言葉とは、故人様を悼む気持ちを表すための言葉です。

一般的には、「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」といった表現がよく用いられています。お悔やみの言葉をかける際は、縁起が悪いとされる忌み言葉や、故人様の宗教にそぐわない言葉の使用を避けるのがマナーです。

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まとめ

身内に不幸があった場合、冷静になれず慌ててしまう方がほとんどでしょう。しかし、混乱の中でも、必要な連絡を済ませ、ご葬儀の手配をしなくてはいけません。

あらかじめ葬儀社を決めておくなど事前準備を怠らなければ、万が一の際も不安なく対応できます。訃報を知らせる手段には、電話・メール・LINE・手紙がありますので、それぞれの伝え方についても覚えておくようにしましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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