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「お悔やみ申し上げます」の意味や使い方は?例文つきで分かりやすく解説!


「お悔やみ申し上げます」の意味や使い方は?例文つきで分かりやすく解説!

「お悔やみ申し上げます」とは、故人様を悼み、ご遺族を思いやってかけるお悔やみの言葉です。お悔やみの言葉を伝える際には、大切な方を失って傷心しているご遺族に対し、失礼のないよう慎重に言葉を選ぶ必要があります。

今回は、「お悔やみ申し上げます」の意味や使い方について解説していきます。いくつかの場面に分けて、お悔やみの言葉の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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「お悔やみ申し上げます」の意味とは?

「お悔やみ申し上げます」とは、故人様の死を悲しみ、弔いの言葉を伝えるという意味です。代表的なお悔やみの言葉の一つで、うやうやしくかしこまる様子を表す「謹んで」を頭につけると、よりかしこまった印象を与えることができます。

「お悔やみ申し上げます」を使う場面

「お悔やみ申し上げます」という表現は、ご遺族とお話しするシーンや弔電などで用いられます。弔電とは、お通夜・ご葬儀などに駆けつけられない際に送る電報のことです。

なお、弔電を送るタイミングに明確な決まりはありませんが、一般的にはお通夜の前日までに届くように手配します。遅くてもご葬儀・告別式が始まる数時間前には届くようにしましょう。

「お悔やみ申し上げます」の使い方

「お悔やみ申し上げます」の使い方は以下のとおりです。

<「お悔やみ申し上げます」の使い方>

●このたびは心よりお悔やみ申し上げます。

●このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。

後ほどお悔やみの言葉の例文をご紹介しますので、そちらもあわせてご覧ください。

「お悔やみ申し上げます」への返事の仕方

お悔やみの言葉をいただいた場合には、感謝の言葉を述べて返事をするのが基本です。一般的には「ありがとうございます」と伝えることが多く、相手の配慮に対して申し訳なく思う気持ちを表すときには「恐れ入ります」「痛み入ります」といった言葉を使います。

「お悔やみ申し上げます」と似た意味の言葉と使い方

ここでは、「お悔やみ申し上げます」と似た意味を持つ言葉を3つご紹介します。それぞれの言葉の使い方についても解説しますので、正しく使えるようにしておきましょう。

ご冥福をお祈りします

「冥福」とは、「死後の幸福」を意味する仏教用語です。語尾に「お祈りします」を付け加えると、「故人様がお亡くなりになった後の幸せを祈ります」という気持ちを伝えられます。

「ご冥福をお祈りします」は、ご遺族ではなく故人様に向けて使うお悔やみの言葉であり、弔電やメールなどの文章に用いるのが適切です。弔電の文章では、「〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と語尾を「申し上げます」や「いたします」にすることで、より丁寧な印象になります。

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ご愁傷様です

「愁傷」という言葉には、嘆き悲しむことやその悲しみ、相手を気の毒に思う意味があります。言葉の前後に「御」と「様」をつけて、最上の敬意を表すお悔やみの言葉として使われています。そのため、会社の上司や先輩といった目上の方に対して使うのが一般的です。

「ご愁傷様です」は、口頭のみで使われており、弔電の文章では用いられていません。お通夜やご葬儀に参列した際に、ご遺族に対して「このたびはご愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます」と伝えましょう。

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哀悼の意を表します

「哀悼」とは、故人様がお亡くなりになった事実に対して悲しみ嘆くことです。「哀悼の意を表します」というお悔やみの言葉には、「故人様とのお別れが悲しくてつらい」という悲痛な思いが込められており、主に弔電の文章で用いられています。このような背景があるので、ご遺族に口頭で伝えないようにしましょう。

一般的には、「〇〇様のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します」と使います。このとき、「表します」を「捧げます」としてもかまいません。

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【ご葬儀の挨拶】お悔やみの言葉の例文

ご葬儀に参列する機会は少ないため、お悔やみの言葉がすぐに出てこないことはよくあります。ここでは、代表的なお悔やみの言葉の例文をご紹介しますので、いざというときのために覚えておきましょう。

親を亡くしたご遺族にかけるお悔やみの言葉

親を亡くしたときの悲しみは計り知れません。そのため、ご遺族の気持ちに寄り添いつつ、お悔やみの言葉を伝えましょう。

<例文>

突然の訃報で、ご家族の皆様の悲しみを思うとお慰めの言葉もございません。心からお悔やみ申し上げます。

配偶者を亡くしたご遺族にかけるお悔やみの言葉

最愛のパートナーである配偶者を亡くした方は、より深い悲しみを感じていることでしょう。安易な励ましはかえって傷つけてしまう可能性がありますので、相手の気持ちに寄り添うための言葉選びが重要です。

<例文>

このたびはご愁傷様です。長年連れ添った旦那様(奥様)とのお別れはお辛いことと胸中お察しします。心からお悔やみ申し上げます。

子どもを亡くしたご遺族にかけるお悔やみの言葉

親にとって子に先立たれるほど辛いことはないと思います。その気持ちを汲み取りながら、ご遺族に対する思いを伝えましょう。

<例文>

このたびのご不幸、誠に残念でなりません。これからの成長を楽しみにされていたご家族の皆様は、さぞかし無念なことと存じます。

お力落としのことと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。心からお悔やみ申し上げます。

その他ご親族を亡くしたご遺族にかけるお悔やみの言葉

その他ご親族を亡くしたご遺族に対して、どのような言葉をかければいいのかと迷ってしまう方は少なくありません。もしも迷ってしまった場合には、一般的なお悔やみの言葉をかけると良いでしょう。以下のような表現であれば、ご遺族に対して失礼な印象を与えることはありません。

<例文>

このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。

<例文>

このたびは思いがけないことで、さぞお力落としのことでございましょう。心からお悔やみ申し上げます。

【メール・LINE】お悔やみの言葉の例文

取引先や遠く離れた友人・知人から、訃報の連絡をメールやLINEで受けるケースも多くあります。その場合にはメール・LINEでお悔やみの言葉を伝えてもかまいません。

メール・LINEによる返信はあくまでも略式ですが、こちらの気持ちをすぐに伝えられるという利点があります。ここからは、メール・LINEでお悔やみの言葉を伝えるときの例文をご紹介していきます。

親戚へのメール例文

頻繁に顔を合わせているご親戚ではなく、遠く離れた場所に住んでいるなど滅多に会わないご親戚にお悔やみメールを送る場合の文面を見ていきましょう。ご親戚との関係性にもよりますが、相手のお体を心配する文面を入れると、こちらの心遣いがより伝わります。

<メールの例文>

◯◯様の突然の悲報に接し、ただ驚くばかりです。

どうかお力を落とされませんようご自愛ください。

心からお悔やみ申し上げますと共に、◯◯様のご冥福を心よりお祈りします。

略儀ながらメールにて失礼いたします。

友人、会社の同期へのメール例文

友人や会社の同期など対等な関係性の方に向けて、メール・LINEでお悔やみの言葉を伝える場合、距離感が近いからといってフランクな口調にならないよう注意しましょう。会社の同期から訃報の連絡を受けた際には、仕事や業務をフォローする旨を伝えておくと親切です。

<メールの例文>

ご尊父様ご逝去の知らせに大変驚いています。

突然のことで言葉も見つかりません。

心からお悔やみを申し上げます。

今は心身共におつらいときだと思います。

何かお手伝いできることがあれば遠慮なくご連絡ください。

例文では「ご尊父」としましたが、こちらはお亡くなりになった方が相手のお父さんの場合に使う敬称です。故人様を表す敬称を間違えてしまうと、相手に失礼な印象を与えてしまうため、正しい敬称の使い方を知っておきましょう。

<敬称の一例>

・相手のお父さん → 「ご尊父様(ごそんぷさま)」「お父様」「お父上」

・相手のお母さん → 「ご母堂様(ごぼどうさま)」「お母様」「お母上」

・義理のお父さん → 「ご岳父様(ごがくふさま)」

・義理のお母さん → 「ご岳母様(ごがくぼさま)」

・祖父 → 「ご祖父様」「お爺様」

・祖母 → 「ご祖母様」「お婆様」

・夫 → 「ご主人様」

・妻 → 「ご令室様」「奥様」

上司へのメール例文

関係性にもよりますが、上司から訃報の連絡をメールで受けた際には、仕事や業務をサポートする旨を伝えると安心してもらえるでしょう。文面の最後に返信不要の旨を付け加えておくと、メール返信の手間や負担を減らせます。

<メールの例文>

このたびは、ご母堂様ご逝去を悼み心からお悔やみを申し上げます。

心身共におつらいときに、ご連絡をありがとうございました。

仕事の方は、部署全体で協力して業務に支障がないよう努めています。

大変なときだとは思いますが、どうかご自愛ください。

なお、返信は不要です。

ビジネス関係者(取引先など)へのメール例文

ビジネス関係者であっても、相手を思いやる心のこもった文章を心がけましょう。取引先の方からメールがあった場合、自分以外にも複数の方に訃報の連絡をしている可能性があります。文章の最後に返信不要の旨を付け加えておくと、メール返信の手間や負担を減らせるでしょう。

なお、普段メールで使用している「お世話になっております」は省略してかまいません。直近でやりとりしている案件がある場合には、「落ち着かれましたらあらためてご連絡ください」と付け加えるとより丁寧です。

<メールの例文>

〇〇株式会社

〇〇様(相手の名前)

このたびは、ご母堂様の突然のご逝去を伺い大変驚いております。

謹んでお悔やみ申し上げます。

心身共に大変なときだと存じますが、どうぞご無理をなさいませんようご自愛くださいませ。

本来であれば直接お悔やみを申し上げたいところではございますが、略儀ながらメールにて失礼いたします。

なお、返信のお心遣いは不要でございます。

〇〇株式会社

〇〇(自分の名前)

お悔やみの言葉を伝える際のマナー

お悔やみの言葉を伝える際には、最低限のマナーを守る必要があります。相手に不快な思いをさせたり、負担をかけたりすることがないよう、この機会に基本的なマナーを押さえておきましょう。

忌み言葉を使わない

忌み言葉とは、弔事の場にふさわしくないとされている言葉です。以下のような不吉な意味を連想させる言葉(忌み言葉)を使うのはマナー違反ですので、お悔やみの言葉をかける際は十分注意しましょう。

<忌み言葉の一例>

・終わる → 不幸や別れを連想させるため

・九 → 不幸(苦)を連想させるため

・四 → 別れ(死)を連想させるため

・追って → 不幸が続くことを連想させるため

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重ね言葉を使わない

重ね言葉は「同じ文字が続く=不幸が重なる」と考えられているため、弔事の場では避けるべきとされています。代表的な重ね言葉は以下のとおりです。

<重ね言葉の一例>

・重ね重ね

・ますます

・次々

・いよいよ

死を連想させる直接的な表現の言葉を使わない

死を連想させる直接的な表現の言葉はあまりにも生々しく、弔事の場にふさわしくありません。どうしても故人様の死に触れる必要がある場合には、別の言葉に言い換えましょう。

<死を連想させる直接的な表現と言い換えの例>

・死ぬ → ご逝去・亡くなる

・急死 → 急逝・突然のことで

・生きていたころ → ご生前・お元気なころ

簡潔に伝える

突然訪れた不幸に、故人様のご家族は辛い気持ちを抱えながらも、慌ただしくご葬儀の準備をしています。たとえ相手を思いやっているとしても、長すぎる言葉では相手への負担になってしまうでしょう。

弔電やお悔やみメールなどを送る場合は、「拝啓・敬具」などの頭語・結語や季節の挨拶を省き、短く簡潔に伝えるようにします。

お悔やみの言葉や気持ちは 弔電・供花で伝えてもよい

仕事の都合や距離の問題などでご葬儀に参列できないときは、弔電や供花を通じてお悔やみの言葉 や気持ちを伝えても問題ありません。最後に、弔電・供花の送り方とマナーについて解説します。

弔電・供花の送り方

弔電は「115(市外局番なし)」に電話をかけるほか、電報サービスのWebフォームから申し込むことで手配できます。 最近ではインターネットでの注文が多くなってきています。お通夜・ご葬儀に参列できないときは、弔電を送るのが通例です。弔電はご葬儀・告別式で読み上げられるため、遅くとも式が始まる数時間前には届くように手配しましょう。

また、供花は故人様の祭壇に供える花のことです。供花を送るという行為は、故人様の霊を慰めたり、ご遺族にお悔やみの言葉 や気持ちを伝えたりすることを目的とします。

供花の送り方ですが、葬儀社や花屋、インターネットで手配するのが一般的です。葬儀社に依頼すれば、会場の雰囲気や故人様の宗教・宗派に適した花を用意してくれますので、最も確実な方法といえます。

前述のとおり、供花は故人様の祭壇に供えるものであるため、お通夜の開始に間に合うように手配しましょう。

弔電・供花の送る際のマナー

以下の表に、弔電・供花を送る際のマナーをまとめましたので、いざというときにお役立てください。

項目 送る際のマナー
弔電 ・式に間に合うように手配する
・正しい敬称を使用する
・忌み言葉を使わない
・宗教的にふさわしくない表現を避ける
・故人様との関係性を考慮した内容にする
供花 ・式に間に合うように手配する
・供花を辞退している場合には送らない
・故人様の宗教・宗派に適した花を選ぶ

特に注意したいのが、ご遺族が弔電や供花を辞退している場合です。訃報のお知らせに「弔電・供花を辞退します」との内容が記載されている場合は、故人様やご遺族の意思を尊重し、送ることは控えましょう。

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まとめ

お悔やみの言葉である「お悔やみ申し上げます」は、相手を思いやって伝える言葉です。忌み言葉や重ね言葉に注意を払い、ご遺族の気持ちを考えながらお悔やみの言葉を伝えましょう。

また、メールやLINEで訃報の連絡を受けた際には、相手との関係性によって文面を変える必要があります。本記事では、お悔やみの言葉を伝える際のポイントをご紹介しましたが、何よりも大切なのは深い悲しみの中にいるご遺族の気持ちに寄り添うことではないでしょうか。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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