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初盆に香典はいくら必要?金額相場や表書きの書き方、渡す際のマナーを解説


初盆に香典はいくら必要?金額相場や表書きの書き方、渡す際のマナーを解説

初盆(はつぼん・ういぼん)に参列するにあたって、「香典の相場が知りたい」「香典の書き方がわからない」と悩んでいる方も多いかもしれません。

とくに香典の相場に関しては、宗派や故人様との関係が親族か友人かによっても変わってくるので、悩んでしまうのも無理はありません。そんな悩みを解決できるよう、初盆における香典の相場や、表書きのマナー、香典の渡し方について解説します。

初盆に穏やかな気持ちで参列するためにも、また相手方に失礼がないようにするためにも、ご活用ください。

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初盆(新盆)とは?

初盆とは、故人様が亡くなってから四十九日を過ぎたのち、初めて迎えるお盆のことを指します。故人様やご遺族様にとって大切な意味をもつため、通常のお盆よりも、手厚く供養するのが一般的です。

通常のお盆は、親戚が故人様の家に集まって仏壇に手を合わせ、お墓参りをします。一方、初盆は法要を執り行うのが一般的です。親戚の他にも、故人様の友人や知人をお招きし、僧侶に読経をしてもらいます。

場合によっては会食の場が設けられることもあり、通常のお盆よりも、追悼供養としての性質が強い特徴があります。

初盆に行われる法要

初盆に行われる法要は、基本的に、7月の13日〜16日または8月の13日〜16日の間で執り行われます。法要の内容は主に「僧侶による読経」「お焼香」「説法」ですが、地域によって若干内容が異なる場合もあります。

また、初盆に参列する際は、服装に注意するようにしましょう。盆は夏の時期に行うので、涼しい格好で参列したくなりますが、なるべくなら準礼服で参加するのが望ましいです。

極端に肌が露出する服や肩が出ているもの、かがむと胸元が見えてしまうような服もNGとなります。参列する際は、できれば七部丈の準礼服を選ぶようにしましょう。

初盆に香典はいくら必要?金額相場を解説

香典の相場は、故人様との関係によって変わってきます。親族であれば血縁関係の濃さによって、友人・知人の場合は、生前どれほど親密だったかによって、相場はさまざまです。

この項目では、故人様との関係性別に相場を解説していきます。

相場は5,000円~10,000円

初盆における香典の相場は、一般的に5,000〜10,000とされています。なぜ5,000も幅が開いているのかというと、前述でもご説明したとおり、故人様と生前どのような関係だったかによって、相場が変わってくるからです。

また、故人様との関係性によっては、相場よりも多く香典を包む場合もあります。関係性による相場は、以下のとおりです。

・実の親の場合:10,000〜30,000円ほど

・実の子どもの場合:10,000〜30,000円ほど

・兄弟、姉妹の場合:10,000〜30,000円ほど

・祖父母の場合:10,000円ほど

・叔父叔母の場合:5,000〜10,000円ほど

・仲のよかった友人の場合:50,000〜10,000円ほど

・知人、ご近所さんの場合:3,000円ほど

・仕事関係の場合:代表を立てる場合は1人1,000〜5,000円前後で、合計が切りのいい金額になるようにしましょう。

香典は1世帯につきひとつとされているため、夫婦で香典を包む場合は、2人分の額を包む必要はありません。あくまで生前故人様とどのような関係であったかによって、包む金額を決めましょう。

宗派によっても金額相場は異なる

初盆における香典の相場は、宗派によっても異なります。たとえば浄土真宗では、親族が5,000〜20,000円、友人が2,000〜5,000円という相場となっています。相場がわからず不安な方は、似たような立場の人に確認するのもひとつの方法です。

香典以外に費用が発生する場合もある

初盆では、香典意外にも費用が発生する場合があります。法要後に会食があった場合と、提灯代をお渡ししなければならない場合です。

法要後の会食に招かれている場合は、会食の費用を追加で包む必要があります。会食の相場は1人5,000円ほどとされており、ご家族で参加する場合は、人数分の費用を香典に追加して包みます。

ですので、初盆に参列する際は、会食があるのかどうか、会食がある場合は自身が会食に参加するべきかどうかなどを、事前に把握しておくことが大切です。

また、自身が故人様の親族であった場合は、「御提灯代」を香典と一緒に包みます。お盆では故人様の魂が迷わず家に辿り着けるように、目印として提灯をともします。初盆の場合は、白提灯といわれる特別な提灯を用意するのですが、白提灯は一般的に親族が用意するものとされています。

もし自身が白提灯を用意する立場であるのなら、香典と合わせて御提灯代を包む必要があります。御提灯代の相場は5,000〜30,000円ほどとされており、故人様とどれだけ親密だったかによって、相場は変わってきます。

香典の表書きの書き方

香典の表書きは、「御仏前」「御佛前」「御供物料」と記載するのが一般的です。しかし、相手が神式だった場合は「御玉串料」「御神前」と記載します。

不祝儀袋の下段には、フルネームを記入します。ご夫婦で包む場合は夫の名前だけでも構いませんが、妻が故人様と親交があった場合は夫の名前をフルネームで記入し、左隣に妻の名前だけを記入します。

職場で代表して包む場合は「(会社名)一同」と記入し、香典を出した人のリストは、不祝儀袋の中に入れましょう。

初盆の香典におけるマナー

初盆においても、マナーは存在します。お盆だからと簡単に捉え、香典を適当に用意してしまうと、故人様やご遺族様に対して失礼にあたってしまいます。そうならないためにも、香典におけるマナーや表書きの書き方などをしっかりと把握しておきましょう。

香典は不祝儀袋で包む

香典は、不祝儀袋で包むのがマナーとされています。不祝儀袋とは、弔辞の際に使用される封筒のことを指し、香典袋と呼ぶ場合もあります。不祝儀袋にはさまざまな種類があり、それぞれの宗派によって選び方が変わってくるので、注意が必要です。

迷った際は水引が黒白、または双銀のものを選ぶのが無難です。また、関西圏では黄白を用いる地域や地方もあったり、双銀や藍銀を用いるケースもあったりするので、事前に確認しておくと安心です。

薄墨は使わなくて良い

ご葬儀の際は、薄墨で表書きを記入するのが一般的ですが、初盆の際は、通常の黒い墨を使用して記入します。ご葬儀で薄墨を使用する理由は、「突然の訃報で墨を磨る時間がなかった」「悲しむあまり涙で墨が薄まってしまった」という気持ちを表現するためです。

一方初盆は、故人様が亡くなってから時間が経過しており、初盆の時期も前もって把握できることから、通常の墨を使って記入しても良いとされています。ただし、ボールペンやサインペンで記入することはマナー違反となりますので、注意しましょう。

新札を包んでも問題ない

一般的に、慶事の際は新札を使用し、弔事の際は新札を使用してはいけないのがマナーとされています。

しかし、初盆の場合は、新札を使用しても問題ありません。

なぜ初盆の場合は、新札の使用が許されているのでしょうか。人の不幸は、突然訪れるものです。ご葬儀で新札を用いるということは、不幸が起こることを予想していたという意味合いになってしまいます。

一方、初盆の場合はあらかじめ日時がわかっているので、新札を使用しても問題ないとされています。しかし、一般的に新札を用いることは少ないため、持ち合わが新札しかない場合は、折り目をつけて包むようにしましょう。

また、使用済みのお札とはいえ、あまりにもシワのついているものや、汚れが目立つもの、破れているお札は、香典としてあまり望ましくありませんので避けるようにしましょう。

初盆の香典の渡し方

香典の渡し方は、喪家に直接お渡しする方法と、お仏壇にお供えする方法の2つがあります。どちらのパターンであっても、香典は必ず袱紗に包んで持参し、渡す際に袱紗から取り出すのがマナーです。

喪家に渡す場合は、相手に名前が見えるように袱紗から取り出し、「このたびはお招きいただきありがとうございます。心ばかりではございますが、御仏前にお供えください」と一言添えてお渡しします。

お仏壇にお供えする場合は、手を合わせるタイミングでお仏壇の横にお供えします。このときも、お仏壇に名前を向けておくようにします。

どうしても初盆に参列することができない場合は、香典を郵送で送付しても問題ありません。その場合は、お悔やみの気持ちと、参列できなかったことに対するお詫びを一筆添えて、現金書留で郵送します。郵送する際は、法要の当日ではなく、2〜3日余裕をもって送るようにしましょう。日付指定で送るという方法もあります。

まとめ

香典は、故人様との関係性によって、包む金額が変わってきます。基本的には血縁関係が濃いほど多く、遠縁であればあるほど低い金額となります。友人であった場合も同様で、親交の深さによって、金額は変わってきます。

また、初盆では香典意外にも必要な費用が出てくる場合があるので、当日慌てることがないよう、あらかじめ必要な金額を把握しておくことが大切です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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