墓石の選び方のポイント|金額相場はいくらぐらい?
ご両親や自分の将来のことを考えて、墓石を購入しようと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、「お墓はどれも同じように見える」「どれを選べばいいかわからない」など、種類や値段などが気になり購入できずに悩んでいる方も少なくありません。今回は、墓石の選び方のポイントから金額相場まで解説していきますので、お困りの方はぜひご参考になさってください。
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墓石の選び方の5つのポイント
単純に値段が高いからよい墓石、デザイン性に優れているからよい墓石ということはありません。一般的に、墓石選びには以下の5つのポイントがあるといわれています。
・値段
・大きさ
・デザイン性
・石の種類
・石の産地
無理のない範囲で予算を組み、自分のこだわりを整理してから決めていきましょう。ここからは、上記に挙げた5つのポイントについて詳しく解説していきます。
値段
お墓の値段は、一般的に70万円~200万円が相場です。墓石は石の種類や大きさなど、人によって選び方が異なり、値段にも幅が出やすいといわれています。保険会社の1つである保険クリニックが40歳から69歳の男女500名に「お墓の購入金額」アンケートを行ったところ、以下のような結果となりました。
49万円以下 | 50~99万円 | 100~149万円 | 150~199万円 | 200~299万円 | 300~399万円 | 400~499万円 | 500万円以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6.7% | 22.2% | 22.2% | 17.8% | 15.6% | 8.9% | 4.4% | 2.2% |
上記の表を見ると、平均購入価格は約159万円となることがわかります。50万円~100万円で購入した人と100万円~149万円で購入した人が比較的多く、これらを合わせると全体の4割程度になります。
大きさ
お墓を購入する際には、値段はもちろん大きさにも悩むでしょう。選ぶ基準は人によって異なるものの、大きすぎて悪目立ちしてしまったというケースも少なくありません。
一般的に、お墓の幅は東日本と西日本で多少異なるといわれています。
・東日本・・・9寸
・西日本・・・8寸
お墓の幅は基本的に「寸」または「尺」を使ってあらわされます。1寸は約3.03cmであり、そのため東日本なら約27㎝、西日本なら約24cmが平均の幅となります。ただし、同じ地域の人がすべて同じサイズの墓石にしているわけではありませんので、墓石の大きさは土地の広さなども考慮したうえで決めましょう。
また、広い土地に小さな墓石を建てたり、逆に狭い土地に大きな墓石を建てたりしてはバランスが悪くなります。お墓の面積に対するちょうどよい墓石の幅寸法は以下の通りです。
お墓の面積 | 2㎡ | 3㎡ | 4㎡ |
---|---|---|---|
墓石の幅 | 8寸 | 8~9寸 | 9~10寸 |
デザイン性
お墓のデザインは以下の3つに分けられます。
・和型・・・お墓と聞いて思い浮かべる比較的オーソドックスなお墓
・洋型・・・関東圏の霊園でよく見かける横長で背が低いお墓
・オリジナルデザイン型・・・和型でも洋型でもない個性的なお墓
シンプルなものや一般的なお墓ではなく、よりデザイン性を持たせたい場合、彫刻をするなどで個性を際立たせることができます。また、故人様が生前趣味としていたものをデザインしたお墓も多くあります。ただし、デザインを重視するとお墓を作る工数が増えて金額も高くなってしまうため、予算を考えて購入しましょう。
石の種類
石は国産の石で50種類以上、外国産の石で100種類以上あるといわれています。以下に、日本の代表的な石の種類と外国の代表的な石の種類を紹介します。
■日本
・庵治石(あじいし):香川県産
・大島石(おおしまいし):愛媛県産
・万成石(まんなりいし):岡山県産
・本小松石(ほんこまついし):神奈川県産
・浮金石(うきがねいし):福島県産
■外国
・新八光(しんはっこう)(G623):中国福建省産
・北大青(ほくだいあお):中国山西省産
・クンナム:インド産
・アーバングレー:インド産
石の産地
上記のように、日本だけではなく外国の石も多く使われています。産地や種類によって石の値段が変わるので、以下の表を参考にしながら検討してみてください。
■日本産墓石の価格相場
庵治石 | 300~600万円 |
---|---|
大島石 | 250~500万円 |
万成石 | 150〜350万円 |
本小松石 | 200~400万円 |
■中国産墓石の価格相場
新八光(G623) | 50〜100万円 |
---|---|
北大青 | 80〜160万円 |
■インド産墓石の価格相場
クンナム | 50万円~ |
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アーバングレー | 30万円~ |
日本産は硬度が高くて吸水率が低いという特徴があり、値段は少々高めに設定されています。一方、中国産は吸水率が高く、日本産に比べて値段が低いという特徴があります。なお、インド産は硬度・吸水率が中国産よりも優れているものが多いです。
墓石は石材店で作ってもらう
実際にお墓を作ってもらおうと考えたとき、いったいどこに問い合わせればいいのでしょうか。基本的に、お墓を作る際は石材店に依頼します。石材店は、おもに以下のような仕事をしています。
・墓石の販売
・基礎工事
・墓石の加工
ただし、販売のみ行っている石材店も多いので、まずは一度お店に連絡を入れてみましょう。
まとめ
今回は墓石を選ぶときに押さえておくポイントについて解説しました。墓石を購入するときは、石の産地や大きさ、デザイン性など、さまざまな要素を考えながら決める必要があります。予算のことも考えながら、納得できるお墓を選ぶようにしてください。
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