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老衰で亡くなるとはどういうこと?老衰の前兆や穏やかな最後を迎えてもらうための準備とは?


老衰で亡くなるとはどういうこと?老衰の前兆や穏やかな最後を迎えてもらうための準備とは?

癌や心疾患などの病気のほかにも、老衰が原因で亡くなられる方がいらっしゃいます。医療の進歩などで超高齢化社会が進んでいる日本では、今後さらに老衰死で亡くなられる方が増えてくるのではないでしょうか。しかし、老衰死とはどのようなことをいうのでしょうか。

この記事では、そもそも老衰死とはどういうことなのか、そして事前に備えておきたいことなどについてご説明します。

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老衰死とはどういうこと?

老衰死とは、加齢に伴って生じる様々な心身の衰弱が原因で自然に亡くなることを指します。

年齢を経ていくにしたがい細胞は徐々に寿命を迎えて、やがて細胞分裂による再生が行われなくなっていきます。そしてそれと同時に、代謝機能の低下によって異常なたんぱく質が作られるようになって、臓器や筋肉の働きに異常や衰えが増えていきます。また、特殊な免疫物質が老化をした細胞から分泌されることによって周囲の細胞に働きかけることにより、周囲の細胞の老化も促されてしまい、その結果、全身の細胞や臓器が炎症を起こしているような状態となります。

上記が要因となって、日常生活で今まで当たり前に1人でできていたことが難しくなるほか、食事をしたとしても栄養を吸収しにくくなり、全身のあらゆる機能が低下していき、次第に生命活動の維持が困難になっていくことで死を迎えることとなります。

老衰死は何歳からなるの?

『死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル』という厚生労働省が出している冊子では、死因としての老衰とは「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合のみ」と定義しています。しかし、何歳以上の方が亡くなられた場合に老衰死となるのかについての細かい定義はされていません。

そのため、何歳以上の方が亡くなられると老衰死となるのかに関しては、医師によって見解が分かれています。しかし、医師を対象にした調査では「90歳以上を老衰とする」回答が多いという結果もあるようです。

老衰死の前兆について

老衰の兆候としてあらわれる症状として、握力の低下・転倒しやすくなる・歩行速度の低下といった「筋力の低下」が挙げられます。またその他にも、内臓器官の機能も衰えるために呼吸器や循環器についてのトラブルが増えたり、栄養が吸収されにくくなるために急激な体重の減少が生じることもあります。

そして老衰がさらに進行していくと、それまでと同一の食事をとることが難しくなります。また、脳機能の低下から意識を保つこと自体が難しくなるようになり、次第に1日のほとんど寝て過ごされるようになっていきます。

以上で見てきたような状態が続くようであれば、近いうちに老衰を迎えられるという心構えや準備をしておくのがよいでしょう。

事前に備えておきたいこと

老衰の前兆が大切なご家族に見られたら、最後を迎えるための備えをしていきましょう。不謹慎と思われる方もいらっしゃると思いますが、備えを怠ってしまうと、いざという時に適切な行動がとれず後悔をしてしまうこともあります。そのため、大切なご家族にこれまでの感謝の気持ちを表すためにも早めに準備を進めていくことが大切です。

以下では、大切なご家族の老衰に備えて事前に準備しておきたいことをまとめましたのでご参照ください。

1)伝えたいことを早めに伝える

老衰の進行度は人により様々ですが、食事をとられなくなってから1週間程度で死を迎えてしまうことが多いとされています。突然死と異なり、老衰死は最期を迎えるための時間が残されています。

しかし、いざ現実に直面してしまうとあっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。そのため、本人の意識レベルが低下してしまう前に、感謝の気持ちや楽しかった思い出、わだかまりへの謝罪など、伝えたいことは早めに伝えましょう。

2)延命治療などの意思をご家族で話し合う

ご本人の体調が悪化してしまった場合、ご家族がご本人に代わって判断をしなくてはいけません。ご本人の意思を理解するためにも延命治療などに関しては事前に話し合っておきましょう。

そのため、老衰の予兆が見られたら、早い段階で延命治療などの考えを尋ねておきましょう。ご本人の意思をくみ取るための備えが大切です。

3)ご本人の「どのような最期を迎えたいか」が大切

安心して最期を迎えるためには、ご本人の要望や意見の確認が大切です。ご本人がどのような最期を迎えたいのか、話し合いの機会を作るようにしましょう。

・最期を過ごす場所

・意思表明が難しい場合の判断方法

ご本人の意思を尊重したご葬儀にするためにも、事前に尋ねておくことが大切です。ご自身の体調や環境の変化などによってご本人のご希望が変化する場合もあります。そのため、1回だけでなく、定期的な話し合いの機会を設けましょう。ご本人が周囲にお願いしたいことを明確にしておけば最期の時間を穏やかに過ごすことができるでしょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
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