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お布施の正しい渡し方とは?タイミングや挨拶などのマナーや手順を詳しく解説


お布施の正しい渡し方とは?タイミングや挨拶などのマナーや手順を詳しく解説

ご葬儀やその後の法事・法要などの追善供養で必要となるのが「お布施」です。お布施を用意するまでは良いのですが、いざお渡しする場面になると、どのタイミングで渡していいのか、どう渡すべきなのか迷ってしまうことも少なくありません。

今回は、「お布施の渡し方に自信がない」という方に向けて、お布施をお渡しするタイミング・手順・マナーについて詳しく解説していきます。少し難しいところもありますが、相手方に失礼がないよう大事なポイントを押さえておきましょう。

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お布施とは?

お布施は、本来僧侶が悟りを開くために行っていた修行のひとつを指す言葉です。しかし、時代とともにお布施の意味や役割は変化していき、現代では「供養していただいたお礼」「戒名を授けてくださったお礼」として僧侶へお渡しする金銭を指す言葉となりました。

お布施をお渡しする際のマナー

僧侶にお布施をお渡しする際にも正しいマナーが存在します。まずは、僧侶にお布施をお渡しする際のマナーについて見ていきましょう。

袱紗(ふくさ)に包んで持ち運ぶ

お布施は基本的に封筒のままで持ち運ぶことはなく、必ず「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる布に包んで持ち運びます。お渡しするまでは袱紗に包んでおき、渡す直前に取り出すのがマナーです。この袱紗は慶事・弔事どちらの場面でも使用するため、それぞれの場面に合った色合いのものを用意しましょう。

弔事の場合、明るい色の袱紗を用いるのはマナー違反としてみなされるおそれがあるので、紺・グレー・深緑などなるべく落ち着いた色を選ぶようにしましょう。また、紫色の袱紗は慶事・弔事・どちらでも使用できるため、1つ用意しておくと便利です。

ご葬儀でお布施をお渡しするタイミング・手順・挨拶

次に、ご葬儀でお布施をお渡しするタイミングや、渡す際の手順、挨拶の内容などについて解説していきます。

正しいタイミングで渡す

お布施は正しいタイミングでお渡しするのがマナーであり、相手の状況を考えずに渡してしまうと失礼な印象を与えてしまうおそれがあります。このタイミングについては、別の項目にて詳しく解説していきます。

ご葬儀でお布施をお渡しするタイミング

ご葬儀でお布施をお渡しするタイミングは全部で4つあります。以下に、相応しいタイミングをリストアップしましたのでチェックしてみてください。

・お通夜の打ち合わせや挨拶で寺院に伺う際

・お通夜の終了後

・ご葬儀・告別式当日に僧侶が帰られる前

・ご葬儀・告別式当日の翌日以降であらためて寺院に伺って挨拶する際

一般的にはご葬儀・告別式が終わった後にお渡しする場合が多いです。しかし、ご葬儀当日は何かと慌ただしいため、渡すタイミングを逃してしまう可能性も考えられます。心配であれば前もって寺院へお渡しする、あるいはあらためて伺って渡しても問題ありません。

ご葬儀でお布施をお渡しする手順

お布施は、最初は袱紗に包んでお盆の上に置いておきます。渡すタイミングが来たときはお盆ごと持っていき、渡す直前でお布施を取り出しましょう。この際、封筒の向きは僧侶から見て正面を向くようにし、渡した後は僧侶が受け取るのを確認してお盆を下げます。

もしお盆が用意できない場合は、お盆の代わりに袱紗をお布施の座布団として使いましょう。

お布施袋を直接持たず、切手盆に乗せて渡す

お布施をお渡しする際、直接手渡しするのは失礼にあたります。必ず切手盆に乗せ、袱紗をお布施の座布団代わりにしてお渡ししましょう。渡す際は、封筒の向きが僧侶から見て正面になるようにします。

お盆が用意できない場合は、袱紗をたたみ、その上にお布施を乗せます。お渡しする際は両手で差し出し、僧侶がお布施を受け取ったら袱紗を片づけましょう。

挨拶を添える

お布施をお渡しする際には、「本日はありがとうございました」など、何か一言添えると感謝の気持ちがより伝わります。詳しい挨拶の詳しい内容は後述しますので、そちらをご参照ください。

ご葬儀でお布施をお渡しする際の挨拶

お布施をお渡しする際の挨拶は、以下のように渡すタイミングによって若干内容が異なります。

・お通夜の打ち合わせの際に渡す場合
「この度の葬儀につきまして、お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」

・お通夜・ご葬儀・告別式が終了した後にお渡しする場合
「本日はありがとうございました。」

・ご葬儀や告別式の後、あらためてご挨拶する際に渡す場合
「先日の葬儀ではありがとうございました。」

法事・法要でお布施をお渡しするタイミング・手順・挨拶

法事・法要でお布施をお渡しするタイミングや、渡す際の手順、挨拶の内容などについて解説していきます。

法事・法要でお布施をお渡しするタイミング

法事・法要でお布施をお渡しするのに適切なタイミングは主に3つあります。以下に、相応しいタイミングをリストアップしましたので確認してみてください。

・法事・法要を迎える前で、寺院に打ち合わせや挨拶に伺う際

・法事・法要が終わった後

・法事・法要後に行われる食事が終わった後

法事・法要の場合、ご葬儀のように「後日あらためて渡す」といったことはめったに見られません。基本的には法事・法要の当日にお渡しします。

法事・法要でお布施をお渡しする手順

お布施を渡す際の手順は、ご葬儀の際とほぼ同じです。袱紗に包んで切手盆の上に乗せておき、直前で袱紗から取り出して渡すのが丁寧な手順となっています。

ただし、高額の金額を包んでいない場合には、袱紗に包まず封筒だけをお盆に乗せておくことも多くなっています。そのため法事や法要の場合、袱紗を無理に用意しなくても問題ないといえるでしょう。

法事・法要でお布施をお渡しする際の挨拶

法事・法要でお布施をお渡しする際の挨拶は、渡すタイミングによってさまざまです。一般的には以下のような挨拶が行われているので、今後挨拶をするときの参考にしてみてください。

・法事・法要の打ち合わせや挨拶に伺う際に渡す場合
「この度の葬儀につきまして、お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。」

・法事・法要が終わった後に渡す場合
「本日は無事、葬儀を執り行うことができました。ありがとうございました。」

・法事・法要後に行われる食事が終わった後に渡す場合
「本日はありがとうございました。お布施をお納めください。」

お布施に関するその他のマナー

お布施には、渡し方の他にもさまざまなマナーが存在します。最後に、お金の入れ方・包み方、表書きの書き方について解説していきます。

お金の入れ方・包み方

お布施を包むには「奉書紙(ほうしょし)」と呼ばれる伝統的な和紙か、もしくは白無地の封筒を使用します。白無地の封筒を用意する際は、郵便番号などが入っていないものを用意しましょう。

包むお札は、お布施の場合新札を用います。ただし、地域によっては新札を使用しないところもあるため、事前の確認が大切です。お札の向きは、顔が印刷されている面が表書き側になるように入れるのがマナーとなります。

表書きの書き方

表書きは、たとえば仏式の場合は上段に「お布施」「御礼」「読経料」のいずれかを記入します。下段には喪主のフルネーム、または家名を記入しましょう。

また、裏面には住所を記入します。このとき、表書きに家名を記入した場合は裏面にフルネームを書くのがマナーです。

包んだ金額については、必ずしも記入する必要はありませんが、金額を記入した方が相手側にとって親切です。もし金額を記入する際には、アラビア数字ではなく漢数字の旧字体を用いましょう。

まとめ

お布施は、故人様を供養していただいたお礼として僧侶へお渡しする金銭のことです。そのため、お渡しする際には守るべきマナーがいくつか存在します。心からの感謝を僧侶に伝えるためにも、お布施の包み方や渡し方のマナーをきちんと覚えておくようにしましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
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