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知っておきたい家族葬

お墓のお引っ越しともいえる「改葬」。改葬を執り行う時の手順や流れについて


お墓のお引っ越しともいえる「改葬」。改葬を執り行う時の手順や流れについて

すでに埋葬されているご遺体やご遺骨を、所定の手続きをすることで別のお墓に移動させることを「改葬」と言います。近年の生活スタイルや生活拠点の変化から、なかなかお墓参りができないといった方々が改葬をされることがあるようです。

この記事では、改葬とはどういうものなのか、改葬する際の手順などについてご説明します。

コンテンツ

改葬とは

改葬は、簡単に言うと「お墓の引っ越し」のことを言います。お墓にすでに納められているご遺骨を取り出して、ご遺骨を新たに他の墓地や納骨堂などに移動させることを意味しています。

最近では、改葬を執り行われる方が増加傾向となっています。厚生労働省が出している統計データである『衛生行政報告例』によると、ここ数年、毎年約8万件以上の改葬が実施しているとされ、年々増加傾向にあるということが分かります。

お墓を改葬する際に必要な書類

お墓を改葬する際に必要となる書類と書類の発行元は以下のようになります。

必要書類 発行元

・墓地使用許可証(永代使用許可証)

・受入証明書

新しい墓地・霊園

・埋葬証明書

現在の墓地・霊園

・改葬許可申請書

・改葬許可証

お墓がある自治体の市町村役所

・改葬承諾書

※墓地使用者(承継者)と改葬許可申請者が異なる場

既存墓地の使用者(承継者)

お墓の改葬を執り行う際の手順について

改葬を執り行うには、多くの手続きが必要になってきます。そのため、事前に改葬の手順やその流れを理解しておくと、滞りなく進めることができます。以下では、改葬を執り行う際の手順と流れをまとめましたので、見ていきましょう。

ご親族や寺院としっかり話し合う

お墓の改葬を執り行う際は、まずご親族やこれまで供養をしてくださった寺院と改葬について話し合いましょう。代々受け継がれてきたお墓は、ご親族や寺院などの多くの方々が関わっています。そのため、例えお墓の承継者がご自身であったと場合でも、どなたに相談することなく改葬を執り行うとトラブルとなってしまう可能性があります

改葬先を決めた後に「受入証明書」を発行してもらう

ご親族や寺院としっかり改葬について話し合って理解が得られたら、改葬先を決めます。改葬先が決まっていなければ当然のことではありますが、ご遺骨は取り出せません。なお、改葬先が決まったら、「受入証明書」を改葬先の墓地管理者に発行してもらいましょう。

「改葬許可申請書」を役場でもらう

改葬先が決まったら、現在お墓がある市町村役場で「改葬許可申請書」をもらいましょう。その際、手数料がかかることがありますので、注意しましょう。

「埋葬証明書」を現在の墓地管理者に発行していただく

改葬先が決まり次第、現在の墓地管理者に改葬を申し出ましょう。改葬を正式に承諾してもらったら、署名捺印がされた「埋葬証明書」を墓地管理者に発行してもらいます。

「改葬許可証」を役場で発行してもらう

先でとりあげた、受入証明書・改葬許可申請書・埋葬証明書が揃ったら、現在お墓がある市町村役場に各書類を提出して、「改葬許可証」を発行してもらいましょう。

改葬許可証は、改葬先の霊園や納骨堂などの管理者に提出する重要な書類ですので、しっかり保管しておきましょう。ちなみに、既存墓地の使用者の代理として改葬許可証を申請する場合、既存墓地の使用者の「改葬承諾書」が必要になります。

お墓からご遺骨を取り出し、「魂抜き」を執り行う

現在のお墓がある市町村役場で改葬許可証を発行したら、ご遺骨の移動をします。改葬を執り行う前には「魂抜き」を執り行わなくてはいけません。「魂抜き」は、閉眼供養や遷仏法要とも呼び、司式者を招き、墓石に宿るご先祖様や故人様の魂に墓石から離れていただくことで、墓石を「参拝対象」から「モノ」になります。

改葬先にご遺骨を納骨をして、「魂入れ」を執り行う

最後に、会葬先のルールや宗派のやり方に則って、改葬先に納骨を執り行います。その際に、「魂入れ」を執り行います。「魂入れ」は、開眼供養や入仏法要とも呼び、司式者を招き、新しい墓石にご先祖様や故人様の魂を入れていただくことによって、「モノ」が「参拝対象」となります。

改葬でのトラブルを避けるための注意点

改葬を執り行うということは様々な方が関わるため、それぞれの事情や気持ちの違いからトラブルが起こってしまうことがよくあります。そうしたトラブルを防ぐために事前にどのようなことが起こり得るのかを理解しておくとよいでしょう。

・ご家族やご親族とのトラブル

墓地の使用権や大切なお墓に対するご家族・ご親族の思いからトラブルが起こることがあります。先にもとりあげましたが、改葬を執り行う際は、事前にご家族・ご親族としっかりと話し合う場を設けて理解を得てから執り行うようにしましょう。

・寺院とのトラブル

ごく一部ではありますが、改葬に伴う離檀(お寺からお墓を移転・撤去して檀家を離れること)の際に、高額な離檀料を請求されるというトラブルが起こることがあります。また、お墓の基礎部分が他のお家のお墓と繋がっている「連結墓地」の場合、改葬工事が高額になったり、ご親族とのトラブルに発展することもありますので注意が必要です。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

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