株式会社家族葬
tel:0120-321-010
tel:0120-676-001

意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決

知っておきたい家族葬

ご家族が海外で亡くなった場合はどうなる?搬送にかかる手続きや費用はどうなる?


ご家族が海外で亡くなった場合はどうなる?搬送にかかる手続きや費用はどうなる?

仕事や旅行など、近年は海外に滞在する機会が増えてきています。あまり考えたくはないことですが、ご家族が海外赴任中や海外旅行中に亡くなられた場合、ご遺族はどのような対応をすればよいのでしょうか。

この記事では、ご家族が海外で亡くなられた場合の手続きや必要な書類などについてご紹介します。

コンテンツ

ご家族が海外で亡くなられたのが確認されたら

海外で亡くなられたのが日本人だと確認された場合、現地の病院や警察からその国の日本大使館や総領事館などに連絡が入ります。その後、外務省に連絡がなされ、外務省からご遺族に連絡を入れる流れになります。

外務省から連絡が入ったご遺族は、故人様が滞在されていた現地の日本大使館や総領事館などに連絡を入れて、そこで今後の段取りなどに関して相談を行います。「日本で行っておくこと」や「現地で必要なこと」があるため、不明点があればしっかり確認しましょう。

連絡を受けられたご遺族は、相談した中で必要となった書類を用意し、現地に向かうことになります。その際に、パスポートを持っていない場合は、緊急で発行してもらいます。ただし、宿泊先や航空券については各自で準備しなくてはいけないため注意しましょう

経済的な理由で現地に赴くのが難しい場合や紛争などで現地が危険な場合など、現地にご遺族が赴くのができない場合もあります。そのような場合は、日本大使館や外務省にコーディネートをお願いしましょう。

なお、亡くなられた方のご遺体については、必要な手続きを行って日本に戻るまでの間、空輸業者の保管施設などのご遺体を保管してもらえる場所や施設に預けることになります

現地から日本に戻る際に必要な書類について

ご遺体の安置ができたら、現地でご遺体の搬送やその後の手続きに必要となる書類を集めなくてはいけません。しかし、国によって遺体搬送に必要な書類が異なるので、以下では必要となる書類をまとめましたのでご参照ください。

なお、トラブルを避けるためにも不明点や心配な点などがあれば日本大使館や総領事館などに連絡を入れて相談するようにしましょう。現地に入ってからでもすぐに相談できるよう、事前に担当者と連絡先を交換しておくとよいでしょう。

・故人様のパスポート

現地(海外)から出国する時と日本に入国する時に必要となります。

・死亡診断書

ご遺体を空輸する際や日本での埋葬を行う際に必要となりますので、現地の医師から「死亡診断書」を忘れずにもらいましょう。なお、自死や事故死などが死因の場合は、監察医による「死体検案書」を用意する必要があります。

・防腐証明書

亡くなられてからご遺体を搬送するまでに時間がかかる場合や日本まで遠い場合は安全面からドライアイスを使用できません。そのため、ご遺体に防腐処理(エンバーミング)を施さなければいけません。

防腐処理(エンバーミング)は資格を有するエンバーマーが行い、ご遺体に防腐処理(エンバーミング)を施し終えたら、エンバーマーより「防腐証明書」を忘れずにもらいましょう。

・埋葬許可証(火葬許可証)や遺体(遺骨)証明書、通関の際に必要な書類

上記の書類は、現地の在外公館で受け取ることができ、日本でご遺骨を埋葬する際に寺院や霊園などの管理先に提出する書類になります。なお、現地で火葬を執り行った場合は火葬許可証が必要となります。

海外で亡くなられた場合の遺体搬送にかかる費用

海外で亡くなられたら、日本国内で亡くなられた時と比べて、ご遺体の搬送手段や手続きなどの状況が大きく異なります。特に気になるのは遺体搬送にかかる費用ではないでしょうか。以下では海外からご遺体を搬送するのにかかる大まかな費用についてまとめましたので見ていきましょう。

・ご遺体の空輸運賃

海外からご遺体を空輸する際の運賃に関しては、出国元により異なります。例えば、ご遺体とお棺の重さが計150kgほどであれば、出国元がアジア諸国の場合は約15~25万円、アメリカ合衆国の場合は約25~30万円、ヨーロッパ諸国の場合は約40~50万円が相場となります。もちろん、重くなれば重くなるほど料金は上がりますので注意が必要です。

なお、それ以外にも一般貨物と同じように、燃油サーチャージや通関業者手数料、爆発物検査料なども請求されます。

・防腐処理(エンバーミング)

先述した防腐処理(エンバーミング)にも費用がかかり、20~30万円が相場となります。

・その他

ご遺体を国内に搬送するには、上記以外にも「航空機用棺の手配」や「移動費」「納棺」「ご遺族の旅費」などに数十万円かかるだけでなく、諸手続きや準備のための費用がかかります。

また、日本国内に到着した後には、ご遺体を搬送するためのコストや航空機用棺の処分、新しくお棺を購入するための費用などもかかってきます。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

初めての方へ

プラン

家族葬が可能なエリア

葬儀の知識

トピックス