事前に備えておきたいお通夜式やご葬儀・告別式の持ち物とは?
お通夜式やご葬儀・告別式に参列する際や法事・法要では、持ち物や身に着けるものにもマナーがあります。ご不幸は突然やって来るために準備が間に合わないこともあるため、事前に備えておくとよいでしょう。
この記事では、事前に備えておくと式当日に慌てることなく参列できる持ち物についてご説明します。
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男性が事前に備えておきたい物
男性がお通夜式やご葬儀・告別式に備えて事前に備えておきたい物に関しては、以下になります。
白のワイシャツと黒いネクタイ
仕事用とは別に、白い無地のワイシャツを用意しておきましょう。白のワイシャツにはきちんとアイロンを掛けておいたり、クリーニングに出すなどして、普段使いしているものとは別に保管しておくとよいでしょう。黒いネクタイも同様に、きちんとアイロンを掛けておいたり、クリーニングに出すなどして、白のワイシャツと一緒に保管しておくと探す手間がはぶけます。
黒いベルト
ご葬儀用の黒いベルトに関しても白いワイシャツなどと同様に、プライベート用や仕事用のベルトとは別にして保管しておきましょう。上からスーツを着用するため目立たないと思われるかもしれませんが、お手伝いをした時や何かの拍子でベルトが見えてしまうことがありますので、忘れずに用意しておきましょう。
黒い靴下
最近では、コンビニなどでも簡単に手に入る黒い靴下ですが、いざという時に売り切れているということもありますので、事前に用意しておきましょう。
女性が事前に備えておきたい物
女性がお通夜式やご葬儀・告別式に備えて事前に備えておきたい物に関しては、以下になります。
黒い手袋
ネイルアートをしていると、「急には落とせない」ということもありますので、礼装用の黒手袋を用意しておくとよいでしょう。
バッグやサブバッグ
お通夜式やご葬儀・告別式の際は焼香などで動き回ることが多いため、持ち運びやすく、且つ椅子の上に置きやすい小さめの無地で飾りが付いていない葬儀用バッグを用意しておきましょう。
また、荷物が入りきらない時のために「サブバッグ」を用意しておくのもよいでしょう。黒一色の無地・素材はサテンなど・サイズはA4くらいの長方形のバッグが一般的とされています。カジュアル感が出てしまうキャンバス地やエコ素材といった素材は避けましょう。
黒ストッキング
男性の黒い靴下と同様に、コンビニなどで簡単に手に入りますが、いざという時に売り切れていることもあるため、事前に用意しておきましょう。なお、色が黒くてもラインストーンや柄入りが付いているものなどの使用は避けましょう。また、伝線してしまった時のために予備を用意しておくと安心です。
黒パンプス
革製のものは殺生を連想させるため、布製でヒールが低いものを用意しておくとよいでしょう。
マナーとして事前に備えておきたい物
お通夜式やご葬儀・告別式に参列する際のマナーとして事前に備えておきたい物に関しては、以下になります。
袱紗(ふくさ)
お通夜式やご葬儀・告別式の際は、袱紗に不祝儀袋を包んで持参するのがマナーとなります。袱紗は、お通夜式やご葬儀・告別式、法事・法要など弔事のほか、結婚式などの慶事でも使われます。そのため、弔事用のグレーや紺色などの色味の物と慶事用の赤やオレンジなどの物をそれぞれ用意しておくとよいでしょう。なお、弔事用と慶事用を揃えるのが難しい場合は、冠婚葬祭全ての場面で使える紫色の袱紗を用意しておくとよいでしょう。
数珠
数珠は大きく分けると「本式数珠」と「略式数珠」の2タイプがあります。「本式数珠」は宗派ごとに決まった形となっており、「略式数珠」はすべての宗派で使用することができます。理想としては、ご自身の宗派に合った本式を用意しておくとよいですが、ご自身の宗派が分からないといった場合は、略式を用意しておくとよいでしょう。
白いハンカチ
お通夜式やご葬儀・告別式の際に、汗や涙を拭く際に派手なハンカチを使っているととても目立ちます。そのため、突然のご不幸に備えて白いハンカチを用意しておくとよいでしょう。ワイシャツなどと同じように洗濯をしてからきちんとアイロンを掛け、喪服のポケットに入れておけば、慌てずにすみます。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。