株式会社家族葬
tel:0120-321-010
tel:0120-676-001

意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決

知っておきたい家族葬

知っていますか?合掌の正しい意味と作法。ご葬儀において合掌をする意味とは?


知っていますか?合掌の正しい意味と作法。ご葬儀において合掌をする意味とは?

私たちはご葬儀や法事・法要の際に合掌して礼拝を行います。みなさん当然のように行われている所作事なのですが、合掌の意味や正しい合掌の仕方をご存知な方は意外と少ないのではないでしょうか。

この記事では、ご葬儀の際の合掌の意味やその由来、正しい作法などについてご説明します。

コンテンツ

合掌の意味とは?

合掌という所作事は、仏教が生まれたインドで発祥しました。日本には仏教の伝来と合わせて伝わったとされています。合掌という言葉は「アンジャリ(añjali)」というサンスクリット語の訳で、インドで敬意を表す所作事の一種が仏教に取り入れられました。

インドでは右手は清浄なもの、左手は不浄なものとされています。同様に仏教においては右手が「仏様の世界(極楽浄土)」、左手が「現世(衆生:しゅじょう)」を表しているとされています。そして両手を合わせることで現世と仏様の世界が一体となのです。

また、仏教における合掌という所作事は、相手への尊敬や敬意を表す意味もあります。仏教が伝わったアジア諸国においては、人と別れる際やすれ違う際の挨拶として両手を合わせることがあります。この場合の合掌には、「あなたに敬意を払っています」ということを表しています。

日常で行われる場合の合掌の意味とは?

日本では、日常生活でも合掌という手を合わせる所作事をよく見ることがあります。例えば、食事の際に「いただきます」と言って目の前の食事に手を合わせますが、これは食べ物となってくれた生命にお祈りをし、ありがたくいただく、という気持ちを込めて行われます。

また、南アジアやインドでは先でも取り上げたように合掌は挨拶の所作事として見られます。別れる際やすれ違う際に合掌をしながら軽く会釈をすることで、相手への敬意を表すと同時に、暴力的な意志もないことを伝えます。

以上のことから、日常生活の中で行われる合掌という所作事には、「感謝」や「敬意」を伝える作法であるというが分かります。

ご葬儀で行われる場合の合掌の意味とは?

ご葬儀は故人様が迷うことなく極楽浄土に送り出すための「葬送儀礼」であると共に、故人様が現世との区切りをつけるために執り行われる儀式でもあります。したがって、ご葬儀で行われる合掌は、本来の意味である「仏様の世界である極楽浄土を表す右手と現世を表す左手を合わせることで成仏を願う」といったことから行われます。

以上のことから、ご葬儀で行われる合掌という所作事には、故人様の心身を清めて極楽浄土に導いていただくことを願う作法であるということが分かります。

合掌・礼拝の正しい作法とは?

ご葬儀における合掌には正しい作法があるため注意が必要です。以下では礼拝の流れと合わせて合掌の正しい作法についてまとめましたので、ぜひご参照ください。

  • 両手をみぞおちの前あたりで合わせる。その際、手の角度は45度程度に保つ。
  • 親指と人差し指の間に数珠を手にかけて軽く押さえる。
  • 宗派に沿った念仏を唱えて上体を前に45度程度傾けて一礼する。
  • 上体を起こして合掌をとく。
記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。

初めての方へ

プラン

家族葬が可能なエリア

葬儀の知識

トピックス