会社関係の香典の出し方はどうすればいいの?香典の相場や表書きの書き方について
個人で香典を包む際の香典袋の書き方に関しては大丈夫という方でも、会社関係の方に包む香典袋の書き方について不安があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。会社勤めをされている方であれば、会社関係の方のご葬儀に参列することもありますので、しっかりとしたマナーを身に付けておきたいものです。
この記事では、会社関係の方のご葬儀に参列する際の香典に関するマナーについてご説明します。
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会社関係でご葬儀に参列した方がいいの?
会社関係方のご葬儀が執り行われる場合、面識のあった方が亡くなられたのであれば、できる限りご葬儀に参列するのがマナーになります。ただし、同じ会社であってもあまり面識がなく、一緒に仕事をするということもなければ、ご葬儀に参列しなくても問題ないとされています。
会社関係で香典を出す際の対応について
慶弔規定に基づいて香典を出す場合
会社の就業規則において「慶弔規定」が設けられている場合は、それに基づいて香典を出すようにしましょう。会社名や部署名、社長名などで香典を出すようであれば、それぞれの立場や相手との関係性に合った金額を包みましょう。
個人や同僚と香典を出す場合
会社の慶弔規定と関係なく個人や同僚数人の連名で香典を出す方法こともできます。この場合、それぞれの立場や相手との関係性に合った金額を包みましょう。
なお、香典の出し方が会社で決まっているあることもあります。そのため、個人的もしくは同僚と香典を出す場合は、事前に総務の方や上司に香典の出し方について確認しておくとよいでしょう。
会社関係の方に包む香典の相場とは?
会社関係の方のご葬儀に参列する場合に包む香典の相場は、故人様の社内での立場によって変わってきます。以下に会社関係での香典の相場についてまとめましたので、ご参考にしてください。
故人様の立場 | ご自身の年齢 | |
---|---|---|
20代~30代 | 40代~50代 | |
上司 | 5,000円~ | 1万円~ |
上司のご家族 | 3,000円~ | 5,000円 |
同僚・部下 | 5,000円~ | 1万円~ |
同僚・部下のご家族 | 3,000円~ | 5,000円 |
会社関係の方のご葬儀で包む香典の表書きの書き方
会社を代表して香典を包む場合
会社関係の方のご葬儀で包む香典の表書きで代表的な書き方は、社長名になります。社長の名前が中央にくるようにし、「代表取締役 ○○」と書きます。その際、社長の名前の横に小さく社名を記しておきます。
上司の代理としてご葬儀に参列する場合
企業に勤めていれば、上司の代わりとしてご葬儀に参列する場合もあります。その場合の香典袋は、右側に会社名を記入して、真ん中上部あたりに部署名もしくは役職名、その下にご自身の名前を書きます。そして、名前の下にご葬儀に代理で参列することを示す「代」を書きます。
なお、ご葬儀に代理で参列する場合であれば、名簿に「上司の名前+代」と記帳しましょう。上司から名刺を預かっていれば、名刺の右上に「弔」と書き、名刺の下付近に「上司に代わり参列させていただきます。 山田太郎」などと書き、受付の方に香典と一緒に渡しましょう。
香典を連名で包む場合
部署数名でまとめて香典を包む場合には、中央に「○○部一同」と書くほか、その右に社名を書きます。
また、社内の仲間内で香典を包まれる際は、香典の表書きに書く名前は多くても3名にとどめましょう。それ以上の人数ですと見づらい上、ご遺族にも失礼になってしまいます。
もしも3名以上で香典を包まれる場合は、代表者の名前を中央に書き、その左に「他一同」と書きましょう。なお、その場合には別紙に「いくら金額を包んだのか」と「香典を包んだ全員の名前」をまとめておき、中袋に納めましょう。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。