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弔い上げとは何?弔い上げとなるタイミングやその後に行うこととは?


弔い上げとは何?弔い上げとなるタイミングやその後に行うこととは?

日本では亡くなられたご家族の年忌法要を何年にもわたって弔う文化があります。しかし、そのような文化があると言えど、いつまでも続けていくことはご遺族にとって中々に厳しいことだと思います。

この記事では、無理のない範囲で年忌法要を終えるための「弔い上げ」という制度についてご説明します。

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弔い上げとは?

弔い上げは、故人様のために執り行っていた年忌法要を終わりにし、ご先祖様の霊と共に弔うこととする法要のことになります。「問い上げ」「上げ法要」「揚げ斎(あげどき)」などとも言います。

年忌法要は宗派にもよりますが、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとなるのが一般的です。これは三十三回忌や五十回忌の法要となるころには、どのような魂であっても無罪放免となって極楽浄土へ行き往生するという教えに則っているからです。

ちなみに、弔い上げとなった故人様の魂は、ご先祖様の霊として弔われるため、地域によっては五十回忌を慶事の儀式として捉え、盛大に執り行われる場合もあります。

現代の弔い上げ事情

一般的に弔い上げとなるのは三十三回忌や五十回忌とされていますが、近年では十七回忌などを節目として弔い上げを執り行われることも増えてきました。

これは、仮に1世代の単位を33年とすると、ご両親の弔い上げとなるころにはご自身も当時のご両親と同年代になっていることが多く、弔い上げを執り行えないことも考えられるためです。

また、高齢化社会が加速している現代においては、亡くなられる方の年齢が以前と比べて高齢になっているため、ご会葬者の年齢も高齢になっています。

このような理由から、年忌法要を何年何十年と続けていくのが現実的ではない状況を鑑みて、十七回忌などを節目として弔い上げとすることが増えてきました。

弔い上げに参列する際の服装

最後の年忌法要である弔い上げは、特別な法要でもあります。そのため、それまでの年忌法要が平服であったとしても、弔い上げとなる年忌法要では「喪服」を着用するようにしましょう。

男性はネクタイや靴下、靴を黒で統一して、目立つ小物や装飾品は外しましょう。女性も同様にストッキングやバッグ、パンプスを黒で統一して、真珠のネックレス以外の宝飾品は外すようにしましょう。

弔い上げの流れとは?

弔い上げは、通常の年忌法要と同じ流れで進行していきます。

  • 喪主の挨拶
  • 司式者による読経
  • 焼香
  • お墓参り

通常の年忌法要と異なる点としては、弔い上げの場合はこれまでの年忌法要よりも盛大になることが多い点になります。例えば、司式者へのお布施や参列者への食事の振る舞いもこれまでの年忌法要よりも多くなったり、地域や宗派によっては肉や魚を用いた料理でお祝いすることもあります。ただし、近年では弔い上げを簡素に済ませることも増えてきましたので、事前にご家族やご親族と話し合っておくとよいでしょう。

弔い上げ後に行うこととは?

弔い上げ以降は年忌法要を執り行わないために、弔い上げ以降に行わなくてはいけないことがあります。

牌を片付ける

弔い上げを執り行ったら故人様を先祖様の霊と共に弔うことになるため、故人様の位牌から魂が抜けて、先祖代々の位牌に移ります。そのため、弔い上げを執り行ったら、故人様の位牌は片付けることになりますが、その際はお寺でお焚き上げをしてもらいましょう。

なお、位牌だけでなく、仏壇を片付ける場合もあります。そのような場合には司式者に閉眼法要を行っていただいた後に仏壇を片付けましょう。

永代供養の手続きを行う

弔い上げを執り行った後は、先祖代々のお墓で永代供養をしてもらうほか、合同墓に合祀して永代供養をしてもらうこともできます。

ただし、合同墓で合祀をする場合は、一度お墓に納めたご遺骨を後から取り出すことはできなくなるため注意しましょう。トラブルを避けるためにも、ご遺族とご親族で事前にそれでも問題ないかをしっかりと話し合った上で合祀するか決めましょう。

記事の制作・編集家族葬コラム編集部
インターネット葬儀社が一般的になり、さまざまなトラブルが起こる昨今。
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