ご葬儀の打ち合わせを行うタイミングとは?打ち合わせで気を付けたいこととは?
葬儀社との打ち合わせは、大切なご家族が亡くなられてからすぐに行われますが、後悔しないご葬儀を執り行うためには、非常に大切なポイントになります。ご葬儀はそうあることではありませんので、ときには誤った判断をしてしまうことも考えられます。
この記事では、ご葬儀の打ち合わせについて事前に知っておくとよいポイントについてご説明します。
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打ち合わせのタイミングはいつ?
故人様をご自宅や安置施設などに搬送してご遺体を安置した後に、ご葬儀を執り行ってもらう葬儀社を決め、打ち合わせを行うのが一般的です。
病院や施設などで亡くなられた場合、まずご自宅や安置施設に速やかに故人様のご遺体を搬送しなければいけません。この時点でご葬儀を依頼する葬儀社が決まっているようであれば、搬送もその葬儀社に依頼するとよいでしょう。
搬送する葬儀社や業者が決まっていない場合には、依頼先を検討する必要があります。場合によっては、「お迎えに来てくださる業者を早急に決めてください」と急かされた上で葬儀社をいくつか紹介されることもあります。しかし、必ずしもご遺体を搬送してもらう葬儀社にそのままご葬儀を依頼しなくてはいけないことはなく、安置場所への搬送だけを依頼して、改めて別途ご葬儀を依頼する葬儀社を決めても問題ありません。
事前に準備しておいた方がよいこととは?
事前に準備しておいた方がよいことには以下のようなものが挙げられます。
- 遺影用の写真
- 宗教宗派の確認
- お手伝いを依頼する方を決める
受付や駐車場といったお手伝いについては、葬儀社が代行してくれることもあります。その他、ご葬儀に関して不安な点やご不明な点があれば残らず担当者に確認しておくようにしましょう。
打ち合わせで必要なもの
1)印鑑
ご葬儀の打ち合わせの際、死亡診断書の記入・提出や火葬許可証の受け取りのために印鑑が必要になります。印鑑を忘れてしまうと手続きが進められなくなってしまうため、注意しましょう。なお、死亡診断書や火葬許可証の手続きに関しては葬儀社が代行してくれることがありますが、依頼する際にも印鑑は必要となります。
使用する印鑑に関しては、死亡診断書や火葬許可証が役所に提出する書類になるため、シャチハタではなく、朱肉を使用して捺印するタイプの印鑑をご用意ください。
2)遺影用の写真
ご葬儀の打ち合わせでは、遺影で使用する写真も決めることになります。そのため、打ち合わせの前に、遺影で使用する写真を準備しておかなければいけません。
遺影写真はご葬儀にご会葬される方々がご覧になられるものですから、写真が古すぎると誰なのか分かりづらいこともあります。そのため、ご葬儀にご会葬される方々にとっての故人様のイメージにあるような写真を選ぶことが大切です。
3)宗教宗派を確認できるもの
ご葬儀の内容は、故人様の宗教宗派によって大きく異なってきますので、故人様の宗教宗派を確認できるものを事前に用意し、故人様の宗教宗派に沿ったご葬儀プランを選ぶようにしましょう。
なお、遺影用の写真の選び方については、以下の記事で取り上げておりますので、ご参照ください。
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詳しく見る打ち合わせで決める内容について
以下では一般的なご葬儀での打ち合わせ内容についてご紹介します。ご葬儀の形式や規模によって打ち合わせの内容は異なりますのでご注意ください。
喪主を決める
喪主は配偶者や長男が務めるのが一般的ですが、故人様の遺書などによって喪主を決める場合もあります。どなたが喪主を務めるのかをご葬儀を執り行う前に決めることで、スムーズに進めることができますので、ご家族・ご親族で事前に話し合った上で喪主を決めるようにしましょう。
ご葬儀のプランや費用を決める
葬儀費用に関しては少々聞きづらいかと思いますが、予算以上の出費をしてしまったがために後悔することがないように、必ず確認をしましょう。
また、打ち合わせの際にはプランに「含まれるもの」と「含まれないもの」も忘れずに確認しましょう。プランが異なれば葬儀費用のほか、プランに含まれているものも異なります。葬儀社の方で用意してくれると思っていたものがプランに含まれていなかったために、ご葬儀の直前でご自身で用意しなければいけなくなったり、追加で費用が掛かってしまうことがないように、担当者とよく話し合い、確認しておきましょう。
ご葬儀を執り行う場所や日時を決める
アクセスやどのくらいの規模をふまえた上でどういった場所がよいかを担当者と相談し、葬儀式場や斎場、空き状況などによって日時を決めていきましょう。
式場内のことや料理などを決める
ご葬儀の打ち合わせでは、祭壇の種類やお棺の種類といった葬儀式場内のこと、通夜振る舞いや精進落としなどで出す料理などの細かな点についても決めていきます。
打ち合わせで気を付けたいポイント
ご葬儀の打ち合わせにおいては、以下の点に注意しましょう。
・相見積もりを取るようにする
葬儀社との打ち合わせの前段階で大切なのが葬儀社選びですが、葬儀社を選ぶ際には相見積もりを取るようにしましょう。葬儀社から届いた見積りは、合計金額だけでなく「いかに細かく丁寧に見積りを出しているか」を確認しましょう。見積りは具体的かつ細かく内容が明記されていることが大切です。見積りを見ながら、疑問点や不明瞭な点をまとめておきましょう。
・プランの中身を十分に確認する
ご葬儀の際に用意される祭壇やお棺などのご葬儀に必要な備品やサービスは、「セット」や「プラン」などで一式で提供されていることが多くありますが、条件や含まれる内容は葬儀社によって異なります。
後になって想定外の追加費用が生じてトラブルを避けるためにも、セットやプランに何が含まれているかをしっかり確認しておくことが大切です。
・要望や疑問ははっきりと伝える
大切な方を亡くされたばかりのご遺族は、様々な手続きや対応のほか、ご葬儀について分からないことも多く戸惑われていると思います。そのため、担当者に言われるがまま高額なプランを選んでしまったり、希望と異なる形式でのご葬儀になってしまうことも考えられます。要望や疑問点がある場合は、強い気持ちではっきりと葬儀社の担当者に伝えるようにしましょう。
・支払い方法について確認しておく
葬儀社によって、葬儀費用の支払い期日や支払い方法が異なりますので、この点についてもよく確認しておきましょう。特にクレジットカードや分割払いの対応可否に関しては、葬儀社ごとに差がありますので注意しましょう。
・誰かの助けを求めることも大切
ご葬儀の準備を進めていく中で、的確で冷静な判断ができるかどうか不安な方もいらっしゃると思います。そのような時は1人で抱え込むことは避け、ご親族で喪主を経験された方や近所で世話役をお願いできる方などの周囲の方々に助けを求めることも大切です。
間違えのない葬儀社の選び方や注意点をはじめ、さまざまな葬儀の知識・マナーを分かりやすくお伝えします。